終わらない演奏会

不惑の道を歩みながらも未だ惑いっぱなしの筋肉おばはん帯の、ヘヴィーでメタルでどうでしょうな日常です。

時間の言葉

2012-06-11 20:33:28 | ただの日記

私が中学生だった頃。

日々いろんな事で悩んでいたような気がします。

友達との関係の事や、部活の事、受験の事、家族との事、将来の事・・・

毎日いろんなことが不安で不安で仕方がなかった。

今思えば些細なことなんだけど、当時はそれなりに真剣に悩んだりして、自分なりに精一杯だったような気がします。


それが今。

当時の私と同じような事で悩んでいる人が近くにいるわけで。

自分も同じような道を通ってきたわけだから、気持ちはよくわかるし、痛みもよくわかるし。

将来に対する明確な目標がない事に対する焦りや、自分が選んだ選択肢が正しいのかどうかという不安。

14歳にして人生お先真っ暗なような錯覚をしてしまうのも、よくわかるし、自分がどうしたいのか、何をしたいのかすら見えない不安っていうのは、たまらなく苦しいものです。

そんなふうに、30年前に自分がしてきたのと同じ失敗とか過ちを、まるでタイムマシンで再現してるかのように同じように繰り返す娘の事を見ていると、なんだかもどかしいような、切ないような気持ちになります。


けど、そういうのって。

一度同じような経験をしてそれなりに乗り越えてきた大人が斜め上からなんだかんだ言ったところで、何一つ響かないし、伝わらないんですよね。

そういうことも、私は私の経験でわかっているので、あえて何も言わないし、言えません。

自分で感じて、痛みを経験して、乗り越えていかないとわからないものなんだろうと思います。




私という一個人としては、そういうこともじゅうぶんわかっているはずなのに。

親として。

つらいです。

親になるって、こういうことなんですね。



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