KIMBERLY巴西日記

ブラジルサンパウロでの平凡な日々を綴る日記

墨の魅力に触れる

2017-04-30 21:30:40 | サンパウロ日々の出来事
気づけば足の甲が真っ青になっています。
死んだわけではございません。

朝晩と冷え込むようになってきたからさ、な青白い私の足。

冷え性さんの足はみんな青白いよね、そうだよね?みんな、冷えてるよね?私だけじゃないよね?
冷え性仲間大募集中のKIMBERLYです。

そうだ、血行を良くしよう。
血行を良くするために歩かなくては、、と思ったので、メトロに乗って”文協ビル”まで行きました。

”文協”=ブラジル日本文化福祉協会、のことでございまして、この建物内にはブラジル日本移民資料館や図書館などが入っていたりします。

この週末、”墨の芸術展”というのが開催されているという情報を得ましたので、”墨ラバー”の一人として、そっと行ってみました。

ななんとなんと!入場無料でございます。ありがたや、ありがたや。。

ありがたく入りますれば、、

ででーん!!


素晴らしい書の数々!


いろいろな書体があって、それぞれにとても味のある作品ばかりです。
書かれている言葉がズキーン!と胸にささったりなんかもして、日々の自分のだらけた精神を叩き直された気もいたします。

一つ一つ、じ~っくりと近くで堪能させてもらいました。

書の他にもとても素敵な”墨絵”などもあったのですが、残念な事にカメラの電源が切れました。。。。あうぅぅ。。

いやいや、本当に良い物を見させてもらいました。満足、満足です。

、、、と、心はとっても満足したのですが、気づけばお腹は満足していません。グゥグゥ鳴っています。

それでは、、、と、リベルダージの駅近くでパステウを食べ、

(パステウとは?こちらは以前撮ったパステウの写真です。)

お腹も満足しましたので、再びメトロに乗って家路につきました。

家について2時間もすると、またしても足の甲が真っ青に。。

ふ。。冷えてるね。。


湯船に浸かりてえええええええええええええ!!!!!!!


心からの叫びです。


4月28日

2017-04-28 15:30:02 | サンパウロ日々の出来事
今日は4月28日。
私が愛して止まなかった愛犬”かこちゃん”の命日です。


なんだか、しんみり寂しい出だしですみません、なKIMBERLYです。
今日はしんみりしちゃいますが、かこちゃんのお話でございます。

3年前の今日、我が愛しのかこちゃんは18年と8か月の犬生を終え、虹の橋を渡りました。
長生きさんです。

前回の駐在先から一緒に帰国して約3週間ほど日本の生活を楽しんだ後、の出来事でした。
毎年一緒に見ていた桜を最後に一緒に見れてよかった、と思います。

かこちゃんは、亡くなる1年前くらいからすっかり”老犬”となり、一日のほとんどを寝て過ごしていました。


ヒョウ柄の布団をかけてみたり、


背後で一緒に寝転んでみたり、


かこちゃんにとってはウザイ飼い主だったと思いますが、私にとっては毎日がとても幸せでした。

かこちゃんは”元捨て犬”です。
ある日、姉が先住犬と土手を散歩していたところ、見知らぬおばあさん2名に”飼ってもらえませんか?”と託されたのがかこちゃんでした。

おばあさん達は捨てられていたかこちゃんを拾ったものの、自分たちで飼う事が難しいため、毎日、土手に来ては”飼ってくれそうな人”を探していて、そこに偶然通りがかったのが我が姉だったのでした。

姉が託されたというのに、気づけば私と喜一さんと一緒に暮らすようになったかこちゃん。
今思えば、嬉しい”ご縁”でした。

かこちゃんとの日々は毎日が楽しくて、楽しくて、いつまでもこうやって一緒に楽しく暮らしていけると思っていましたが、年月が経ち、かこちゃんも年をとりました。

目がよく見えなくなって壁にぶつかる事が増えたり、水入れにつまずいてひっくり返してしまったり、狭い空間から出られなくなって”くすん、くすん”と泣いたり、そのうち、自力で立ち上がる事ができなくなり、、、

だんだん弱っていくかこちゃんを見ているのが悲しくて、寝ているかこちゃんの横でメソメソ泣いたこともありました。その時、涙よりも早く鼻水がすぅ~っと流れ落ちて、かこちゃんの身体にポトン、と落ち、かこちゃんの毛ぇがベタベタになってしまった、という事はここだけの秘密です。

前回の転勤の前までは私も喜一さんも共に働いていた為、かこちゃんはお留守番ばかりの日々で、寂しい想いをいっぱいさせてしまったと思っています。

働きながら、”将来、かこちゃんが年をとって介護が必要になった時は仕事を辞めて一日中一緒にいたいな”とひそかに願っていました。そしたら、喜一さんの海外転勤が決まり、あっさりと仕事を辞めることに。

叶った。。叶ったよ、願いが叶ったよ、かあさーん!

おかげさまで、かこちゃんの最後の数年はべったりと一緒にいることができました。
しかも、”老犬”ですから、”抱っこし放題”という嬉しいおまけつき。くぅぅ、、たまりません。
毎日抱っこして近所をウロウロしたり、ベランダから外を見せたり、、と”怪しいおばはん”全開、な日々でした。

あれから、3年。

かこちゃんがいなくなって3年経つのに、相変わらずいろいろな事を思い出してはメソメソすることも正直あります。

”メソメソしてるとかこが喜ばないよ”、と喜一さんは言います。

多分、優しい喜一さんは”あんたのメソメソしてる顔は怖いからやめなさい”と言いたいのを、上記のように言い換えてくれているのだと思います。

喜一さんの心遣いに感謝、感激、雨、あられ。

そうなの。メソメソって言うよりも”ベソベソ”って感じでね、鼻水も垂れるしね、、、

でも、きっとこれからも、時々”隠れベソベソ”しちゃうかも。。ぷ。


かこちゃんが眠っている裏山


命日なのに行けなくてごめんね。
もっと草ボウボウになった頃、行くね。行くけど、虫とか出てこないようにお願いね、とか写真に声かけたりして。

今日はいつも以上にかこちゃんの事を思いながらしんみり過ごそうと思います。

相も変わらず

2017-04-25 15:25:24 | サンパウロ日々の出来事
皆さん、こんにちは。
午後のひと時、あなたと共に。KIMBERLYの時間です。


以前、ゼリーを作ろうと思ってゼラチンを買ってみたものの、味無しのゼラチンだったので美味しくなかったね~、という記事を書きました。
その時に学んだのは”sem sabor" = "味無し"という事です。
”sabor” = ”味”って事なんですね、一つ単語を学んだね、よかったね~、というお話であったかと思います。

あれから月日は流れ、KIMBERLYのポルトガル語能力が劇的にアップ!!!

、、、と言いたいところですが、非常に地味に生活しているので、ポルトガル語能力も地味目な変化しか遂げておりません。

相変わらず、Eu como, Voce come, Ele come,,,,と地味目な学習です。(ポルトガル語学習者の皆様には、これがどの程度、地味なのかお分かりですね?お恥ずかしい限りでございます。

そんなわけですので、相も変わらず、買い物で失敗する事がまだまだあるわけでございます。

先日、サラダにオリーブをちらりとトッピングしたいじゃあないか、と思い、いつものスーパーに買いに走りました。
別に走る必要は無いわけですが、行きは下り坂の為、なぜかスピードアップし、小走り状態になるのです。

、、、と、そんな事はどうでもよしこさん。

棚にはたくさんのオリーブの瓶が。そして、瓶にはいろいろと書かれています。

前回のゼラチン購入時に "sem"(~無し)を選んで失敗したので、今回は”com"(~有り)と書かれたものを選んでみたらいけるはずです。前回同様、"com"の後に書かれていた単語の意味がわかりませんでしたが、ま、何かが有るって事でしょう。たぶん、塩っ気とかそんなもんですかね、と自分勝手な解釈をして選んでみました。

サラダにのっけて食べた瞬間にガリ!っとしました。



"com caroco” = 種有り、って事なんだね、と、身を持って学びました。

やはり、単語数を増やしてから買い物に行くべきか。。。。。



単語がわからなければ、パッケージの写真やイラストで選べばいいのでは!

実に頭が良い。

、、、で、買ってみたのがこれらです。



ツナ缶に多分、玉ねぎとかが入っちゃってるんでしょう?っていうわっかりやすいパッケージです。



そうだよ、合ってるよ~と言わんばかりのこの笑顔。

中身はやはり、


ふっ。。睨んだとおりだぜ。

トーストにベッて塗ってパクっと食べてやったぜ。ふっ。。思いのほか美味しかったので"良いお買い物でした賞”をあげることにします。

そして、もう一つはこちら


ヨーグルトですね。ヨーグルトに何か美味しいものが混じってるんでしょうね、というこれまた、わっかりやすいパッケージでいいですね。

中身は


(グジャグジャしていてすみません。混ぜました。混ぜてしまいました。余計な事をしてずびばでーん。

やはり。
ヨーグルトにパッションフルーツのジャムがかかっていて、これまた美味しかったので、こちらにも”良いお買い物でした賞”をあげることに。

パッケージでお買い物、これ、いけるんじゃないでしょうか?
これで私、堂々と生きていけるんじゃあないでしょうか??

、、とウキウキしていた私に衝撃が走りました。

パッケージで選んだこのお菓子


非常においしかったのですが、お値段はなんと

23ヘアイス!(800円くらい)
高っけえええええええええええええええ!!

パッケージだけじゃなくて、ちゃんと商品棚に書かれた値段を見ないといけないって話~!!!!

一枚一枚、味を噛みしめながら、最後の粉こなまで残さず味わって食べようと思います。


ふっしぎ~

2017-04-21 11:54:20 | サンパウロ日々の出来事
あれあれあれ?

ニュースを見れば、”ミサイルが、ミサイルが、、”と何だか物騒な話が続いていませんか?

やだ、怖い~

あの人一人だけいなくなればいい話じゃん?って、全世界の人が思ってるのにね~
どんだけKYなのかしらあ?

そして、そんなニュースを見て、”いざという時、私はどうやって家族の元に駆けつけたらいいのかな?アメリカ経由はやばいのかな?飛行機がダメだとしたら船になっちゃうのかな?船酔い大丈夫かな?”と、続々と妄想ワールドに突入しおります。

妄想大好き、KIMBERLYです。

さて、、少し前のお話です。

こちらに来て口座開設した銀行から1通の封書が届きました。

ピリピリピリと開けてみますれば、ポルトガル語で何やら書いてあり、請求額がRS3,188(日本円で10万円くらいでしょうか)となっていました。

何となくイヤな気持ち。
鬼太郎だったら確実に髪の毛が逆立っている位の気持ちです。

喜一さんが帰宅してから、その封書を見せ、”なんだか、イヤな気がする。請求っていったい何だろう?”と聞いてみますと、喜一さんは”残高かなんかじゃない?大丈夫よ、そんなもの”と何も気にしていない様子です。髪の毛も逆立っていません。

喜一さん、太っ腹~ さっすが~

、、と、感心している場合ではありません。


ポルトガル語のできないわたくしですが、”請求額”らしき単語はわかります。
しかも、よく見てみれば”グアリューリョス”という地名まで親切に記載があります。(グアリューリョスというのは空港のある界隈でございます)

グアリューリョスで3188ヘアイス。。。。

”ケスクセ?”

なぜか、昔、習ったフランス語が頭をよぎります。

”それは何ですか?”
ケスクセ?


なんだかイヤな気持ちマウンテンマウンテン、イヤな気持ちMAXです。

大丈夫だよ~という喜一さんを説得し、翌日、会社の人に見てもらいました。
すると、、

クレジットカードが不正利用されていました~

わぁい


喜んでいる場合ではありませんね。

でも、会社の人曰く、”ブラジルでは、よくある事なので、大丈夫ですよ~”

よくある事

そうですか、よくあるんですか、と納得。

”よくあるから”、でしょうか。
その後の処理も至ってスムーズ。

銀行に電話して、そんなもの使っていないという事を説明し、(<--会社の人が)
一旦、引き落とされてしまった3,188ヘアイスは数日後、あっさりと喜一さんの口座に返金され、そのクレジットカードは解約することができました。

この間、わたしや喜一さんが銀行に出向く必要は全く無く、すべて電話にて手続き終了です。

え?それでいいの?という気持ちも無きにしもあらず。

、、ですが、銀行に行く必要が無いっていうのは有難いので、”まあ、良いんじゃないか”と非常に自分勝手な感想を持ちます。

それにしても、謎が残ります。

実はこのクレジットカードはこちらに来てから開設した銀行で作らされた物なのですが、その時に銀行のATMで暗証番号の設定に使った事以外では全く使った事が無かったのです。

、、というのも、暗証番号を忘れてしまった、からなんですけども。。。ぷ。。

いつもの買い物には現金かデビットカードなので、クレジットカードの出番はゼロ。
よって、このカードは持ち歩いてももらえず、家の”秘密の引き出し”でぐぅぐぅ寝かされていた1枚です。

スキミングされる機会は無いんですけど。。。。。。

、、、が、なぜか不正利用されていたこのカード。

ふっしぎ~

ふっしぎ~、ですが、もうこのカード無いし、クレジットカード使わないからいいや。

銀行からの封書に感じた”イヤな気持ち”を信じてよかった~
女に生まれてよかった~

皆様もくれぐれもお気をつけあそばして~
銀行からの請求書はよく目を通してくださいね。というお話でした。

パタゴニア旅行 その7

2017-04-17 15:33:36 | パタゴニア旅
窓を開けてしばらくすると、

”ササぁ~”

雨が降り。急いで窓を閉めに行って、しばらくすると雨が止んだので、また窓を開けに行き、

しばらくすると、

”ササぁー”

また雨が降り。またまた急いで窓を閉めに行くと、雨が止み、、、、

いい加減行ったり来たりに疲れてきたので、”本日は窓を1cm程だけ開けることで良し”、としているKIMBERLYです。

”え?窓を開けなきゃいいじゃん”、という意見は参考程度にさせてもらうとして。

旅行記の続きです。
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エルチャルテンからエルカラファテに戻ってきて、宿にチェックインした後、まだ夕飯には早い時間だったので”あかお君”に乗って、"ニメス湖”界隈に行ってみました。

本来は入場料を払って野鳥を眺めることができるのが"ニメス湖”の”ウリ”ですが、チケットをどこで買えばよいのか、そして、車をどこに止めたらよいのかがまったくわかりませんでしたので、喜一さんと適当にニメス湖近くの公園に行くことにしました。



公園内にはいくつか遊具がありましたが、ブランコの高さに心惹かれました。


私でもつま先立ちになるんじゃあないかしら?と思う高さです。(試してみましたが、お尻が入りませんでしたので証拠写真はありません)

大人の手を借りなければ、子供が一人で乗り降りできない仕様、のようです。
ほーら、大人ってこんなにすごいんだぞ、と子供たちに思わせたいとき用なのかもしれません。(勝手な解釈です)

ちなみに、野良ワンちゃん達は自由に遊具で遊んでいました。彼らには”高い、低い”、はそんなに問題にならないようです。


この子達はとても自由で、遊具で遊んだ後は、湖でキャッキャと水遊びを満喫していました


湖にはフラミンゴさん達がいるのですが、


まったく気にしていない模様でした。


その後、別のワンちゃんもやってきましたが、やはり自由気ままに遊んでいました


どうやら、アルゼンチンの犬たちは自由を愛しているようです。

そんなワンちゃん達を眺めながら、まったりした時を過ごし、適当に夕飯を食べに行く途中にあった木が

迫力~


近くで見てみると、

ギザギザ~でグルグル~


、、、で、びっくりしました。

木まで自由とは!
アルゼンチン、やるなあ~、と思った次第でございます。

そして、こんなものなんかを食べちゃいまして、


ショーウインドウに並んだマネキンの微妙な顔つきにキュンってなったりして、


アイスを買い食いしました。


宿までの帰り道には、これまた自由気ままなワンちゃん達がわんさかいました。

この子は誰がどう見ても喜一さんの犬。”お前も早く来いよ”と言わんばかりの視線を私に投げかけながら、喜一さんに忠実について歩いていました。


レンタカー屋を覗き見していた犬


ドアが閉まったいたので、”明日また出直すことにしたわ~”とその場を離れて行きました。


大通りを曲がって宿の前に続く細道に入れば、ポツンと座る小さめワンコがありけり。


どうしたの?と声をかけたら、なぜか喜一さんの足の間に顔をうずめて幸せそう。


しばらくこの子と遊んだ後、再び歩き始めると、我々の前をゆったりと歩く大き目ワンコありけり。


そして、なぜか喜一さんに甘えて幸せそう。


この子をしばらくナデナデした後、ようやく宿に到着、と思えば、またしても、自由なワンコがありけり。
やはり喜一さんにナデナデしてもらい、


気づけば喜一さんに座ってくつろぐワンコ


遊んでいたら暗くなってきたので、ワンコが後ろを向いた隙に


シュッと宿に逃げ帰ったら、ドアの向こう側で”くすん、くすん”と鳴いてしまった可愛いワンコ。連れ帰りたくてたまらない気持ちをシャワーでザアア~っと流し込んでこの日は就寝しました。

次の日の朝。
朝一番でガソリンスタンドに向かうと、比較的すいていてラッキー
(エルカラファテはガソリン不足が続いていて、毎日ガソリンスタンドには長蛇の列が。ひどい時には4時間並んだり、とかもあるそうなので、レンタカーを借りる際はガソリン事情も聞いておくと良いと思います。ちなみに朝8時半に行ったら、この程度でした)


ガソリンを満タンにしてからレンタカーを返し、またしても、ワンコパラダイスな道を歩いて宿に戻ると、やっぱりそこには、



まったりくつろぐワンコ達が。

そして、またしても喜一さんに甘えるワンコ達。


喜一さんが”アルゼンチンのムツゴロウさん”になりました。


特にこの大きい子は喜一さんが気に入った模様で、喜一さんから離れません。


嬉しそうな顔(に見えます)


空港まで行く時間いっぱいいっぱいまでワンコ達と遊び倒しました。

なんて素敵な宿だったのでしょう。
ワンコパラダイスな道を通ってたどり着くワンコパラダイスな宿。
犬バカさんにはたまりませんでした

こうしてアルゼンチンが大好きになった二人なのでした。

(おまけ)
エルカラファテの空港で、搭乗ゲート付近でくつろいでいた猫ちゃん。


どうやって荷物チェック横を通り過ぎて行ったのか謎です。
アルゼンチン、猫ちゃんも自由を愛する模様です。