久々にして最後の作品となるであろう『トリック劇場版 ラストステージ』を見てきました。
たまたまテレビで「サイトレーラー」の回を見て、それからはまった『トリック』シリーズ。
全作品チェックしていますし、ドラマ版のほうはDVDも持っています。
大好きだったんですけど、いよいよ最後となるようです。
これは絶対に見なければ、と思って公開されてすぐに見に行きました。
今回の作品は「原点回帰」がテーマとなっています。
記念すべき第1回の「母の泉」がモチーフにされていて、たしかに世界観が初期の感じっぽくなっていました。
さらに主題歌は鬼束ちひろさんの『月光』だし、矢部の部下の石原まで帰ってきてくれました(ほんとにちょっとだけでしたけど)。
さて『トリック』といえば小ネタを探すのも楽しみの1つ。
それぞれの話だけを見ても楽しめるのですが、これまでの作品を見返してからもう一度見ると「あっ、こんなところにあの話で出てきた小道具がある!」などの発見があってより楽しめます。
だから何回でも見たくなるのです。
堤監督が『SPEC』も手掛けているので、今回の映画ではそれに関連したネタも少しありました。
肝心のストーリーはとてもよかったです。
前半はいつもの『トリック』という感じでクスクス笑えるシーンがたくさんありました。
一転、後半はそういうシーンは少なくなって、すごく見入る感じになりました。
最後はほんとに感動して、涙が出そうになるほどでした。
とても良い終わり方でした。
正直ほんとにこれで終わるのかなという疑惑はありますが、終わりなら終わりで満足できる映画だったし、復活するなら復活したで「あんなに大々的にラストと言っていたのに何なの?」と思いつつ結局見ることでしょう。
▼『トリック』シリーズ
2014年09月01日 映画35本目-2014|トリック 新作スペシャル3