サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

全校生徒14人(過疎の町での悲しい事件度80点)

2008年02月01日 | それでも世界は回る

せたな・島歌小 女性職員殺害か ボイラー室で胸に複数の刺し傷

2008年1月31日(木)12:01
  • 北海道新聞

せたな・島歌小 女性職員殺害か ボイラー室で胸に複数の刺し傷
(北海道新聞)


 【せたな】三十一日午前八時十分ごろ、桧山管内せたな町瀬棚区島歌の町立島歌小(伊藤良美校長、十四人)の校舎内で、同町瀬棚区島歌、同校公務補田村亜衣子さん(24)が胸から血を流して倒れているのを出勤してきた同校の教頭が見つけ、110番通報した。田村さんの胸には刺し傷があり、間もなく死亡が確認された。せたな署は殺人事件として、緊急配備を敷き犯人の行方を追っている。

 調べによると、田村さんは、二階建て校舎一階東側のボイラー室内で、あおむけに倒れていた。刺し傷は胸などに複数あった。凶器は見つかっていない。

 田村さんは当直勤務ではなく、同日朝に自宅から出勤したといい、田村さんの姿が見えないため教頭が校舎内を探したところ、倒れているのを見つけたという。

 同校は同町瀬棚区本町地区から海岸沿いに約八キロ北の集落にある。近くには国道229号が通っている。全校児童は同日はスキー授業で、同管内今金町ピリカスキー場に行っている。

こういう慌てふためいての衝動殺人というのは、どこにも転がっているが、なんか、胸がつまるのが、北海道の全校生徒14人のちいさなちいさな過疎の小学校で、事件がおきたということだ。

小学校の案内がある。


仲がいい学校。教職員は7人。
先日「天然コケッコー」という全校生徒7人の島根県の過疎の分校をモデルにした映画を見たところだ。
お話だとはいえ、ああ小さな学校はほんわかしてゆるい空気感がいいなあ、などと思っていた。
だけど、結局、理想が保証された楽園などは、ありはしない。


町のHPをみていると、丹羽五郎という理想郷「丹羽村」を築いた人の紹介がある。
小さな町も、生きている人たちからみたら、かけがえのないアイデンティティである。

たぶん、地域の人は、つつましく事件の忘却に気を遣われるだろう。
ワイドショーの馬鹿どもに、どうか必要以上に詮索されたり、土足で踏み込まれませんように・・・。



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