出歩記

気の向くままに歩き回り、歩いた軌跡を写真と共に記録に

大津市坂本

2017-08-30 | 京都日記

山王総本宮日吉大社
全国3800余りの日吉・日枝・山王神社の総本宮が大津市坂本にある日吉大社だということなので、行ってみた。比叡山に上るケーブルカー2ヶ所の内、滋賀県側の坂本ケーブルの乗り場のすぐ近くにある。道路に面した鳥居をくぐると正面の山の上にお堂が見える。きっと眺めが良いと思えるので、行ってみようと思いつつ入場すると特殊な形の鳥居が目に入ってくる。この鳥居は「山王鳥居(さんのうとりい)」と言い、神仏習合の信仰を表す独特の形をしている。
  

日吉大社には東本宮と西本宮があるが、先ずは西本宮から参拝。西本宮楼門の軒下の四隅には木造のお猿さんが屋根を支えている「梁持ち猿」。日吉と言えば猿と言われるほど因縁があり、日吉大社では「神猿(まさる)」と呼ばれて大切にされている。
  

西本宮から宇佐宮、白山宮を通って東本宮へ。
  

東本宮の横から奥宮を目指して上り始める。入口から山の上に見えたお堂である。案内書には片道約30分とある。最初は石段であったがすぐに急な坂道になり、ひたすら登り続けること約30分。途中に琵琶湖が一望できる場所があった。左の方に琵琶湖大橋。
  

上には三宮宮、牛尾宮の二つの建物があり、その中央に高さ約10mの一枚岩がある。金大巌(こがねのおおいわ)とよばれ、日吉神社の始まりの場所とされている。
   

この場所からは琵琶湖の南側や入口の鳥居が良く見える。
  

山を下りてから西本宮の奥にある日吉山荘でざるそばで昼食
  

大津市坂本
日吉大社がある大津市坂本は比叡山の門前町であるが、参拝客目当ての土産物店が集まる所ではなく、比叡山で修業を積んだ僧侶たちの隠居坊である里坊(さとぼう)があった所である。
門前町坂本の随所に残る石積みはこの地に居住し、比叡山の土木営繕的な御用を務めていた「穴太衆(あのうしゅう)」の技術によるもの。穴太衆積みによる石垣は里坊だけでなく神社や古い民家の周辺に見られ、街の雰囲気を独特なものにしている。
  

旧竹林院庭園
坂本観光案内所で紹介された「延暦寺坂本里坊庭園」の一つである旧竹林院の庭園を観賞。
  

  

  


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