27日(土)は休日出勤で午前中はいくつかの事務処理をし、いつもお世話になっているこもだ製本さんへ版下用紙を引き取りに行く。2種類の版下用紙を重版各300部ずつである。段々と出庫数は減ってきているが、それでもわが社のベストセラー商品である。1つは74刷、もう1つは34刷(累計部数は秘密なのだ)。手書き媒体を作る人たちが減っているので仕方が無いが、手書きには手書きなりのいい面があるので、利用者がゼロになることはない。普段パソコンの印字物に触れている人が圧倒的だが、たまには手書きの味わいにも触れて欲しいと思う。
午後、生まれて初めて女子大の大学祭に行った。神戸女学院大の石川ゼミの取材であるが、なんとなく緊張気味な面持ちで、文学部2階の予定されている教室に向かう。入り口の受付に女性が1人座り「どうぞ」と声をかけてくれたので中に入った。しかし誰もいない。少し時間が早すぎたかと思うのだが、しかし開始30分前は過ぎている。ウームである。仕方がないのでトイレに行くことにする(トイレは仕方がないので行くところではないのだが、まあ仕方がない)。階段を降りて建物入り口入ってすぐ左側のトイレのドアを開けるが、どうも中が広い。外に出てドアをふり返ると、障害者用トイレのようである。ドアには「男子トイレ」と書いた紙が貼ってあったが、まあ急ごしらえの男子トイレということなのだろう。どうも落ち着かないので、再び2階にあがり他のトイレを探すが見つからない。そういえば・・・と思い出して、石川ゼミ室のある建物に向かう。以前、学習会で来た建物だ。入り口をズンズン奥に入って行き、ようやくトイレを発見、職員専用トイレのようだがまあええやろう、と納得して使わせてもらった。
さて教室でゼミ生たちの講演がはじまった。パソコンのスライド上映がうまくモニターにつながらないというハプニングで開始時間が遅れたものの、石川先生の超入門「慰安婦」問題レクチャー約20分のの後、4月以降のゼミの学習内容をスライド上映を交えながら1人ひとり順番に報告、あわせてゼミを通して学んだことへの思いをそれぞれが語った。
彼女たちの発言はどれも、9月のゼミ旅行以降の2ヵ月弱の間に本当に大きく成長したことをつよく感じさせるものであった。すでに行っているあちこちでの講演活動や家族、サークルの友達、あるいは就職活動などでいろんな人たちに対して、体ごと見聞してきたことに各人の思いを重ねあわせて、悩み、葛藤しながら話をしている姿が想像され、そしてなによりもあの「ナヌムの家」で聞いたハルモニたちの切なる願いを自分のものとして実行しようとしていることがとてもよく伝わってくる内容で、ゼミ旅行に同行させてもらった1人としてひとしおの感慨を抱いたのである。
帰途、阪急電車の駅で1人のゼミ生と一緒になり話を聞いた。このゼミに出会えたことの喜びや、家族に対する彼女自身の姿勢が韓国へ行く前と帰ってきてからとは違ってきたことなどを、とても生き生きと途切れることなく話し続けてくれる姿は、とてもまぶしく感じられるほどだった。
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2 コメント
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- また聞かせてくださいね (てらうちじゅんこ)
- 2007-10-31 10:25:18
- 学園祭でのゼミ生たちの成長の様子を見たかったな~先週土曜日は一日中しごとでばたばたしていました。また話聞かせてくださいね。
- Unknown (丸尾忠義)
- 2007-10-31 19:44:21
- また、どこか近くで彼女らの話を聞く機会があると思いますので、そこに行きましょう。
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