なんと珍しく、今日は3つの紙誌から新刊本の書評掲載予定の連絡があった。実に嬉しいですね。
単なる紹介ではなくてしっかりと中身について書いてもらえそうなのがいいですね。
他の出版社もそうだろうけど、毎回新刊が出るととにかく大量のパブリシティ要請の献本をあちこちにしています。結構バカにならない数ですが、以前とはだいぶ事情も変わったようで、なかなか簡単には載せてもらえなくなっている感じがします。
特にうちの本の場合は、各紙が日曜日に組んでいる「本のコーナーの書評欄」にはほとんど無縁で、どちらかというと、社会、生活、家庭、教育、福祉といった頁のなかで紹介されるような性格の本が多いんです。
送り先は運動系の機関紙誌、大手4紙、ブロック紙、県紙、週刊誌、あとはモノによって専門紙誌やその業界紙などあれこれ狙って送っています。時にはテレビやラジオにも送ります。
でも同じようなことを多くの出版社がしているので、まあ、送られる方も大変でしょうけど、数撃ちゃ当たるという面もあるわけで…。なによりもうちのような弱小出版社は広告にお金をかけることが出来ないので、こういうことがとても大事なのです。
昨年、ある大手紙に三八広告の掲載費を訊ねたところ、「60万円を事前入金で」と言われて絶句しちゃいましたが…。60万円というと、うちの平均的本なら約800部ぐらいはその広告効果で売れないと金額自体が回収出来ないのですね。うーん、800部ねえ。どうでしょう・・・? あの新聞ならそれぐらいは売れるかな・・・。まあ一概には言えないでしょうが。
それよりも60万円というと新刊が1点出来ちゃうんですよね。あっ、これまずいですね。忘れてください。話がだいぶ逸れてしまいましたので、以上、業界話はこれで終わりにします。