8月5日・6日の両日、青森のS君親子が来院しました。S君と初めて会ったのは彼が6年生の時です。彼は二分脊椎症です。毎年夏休みに都内のJ大学病院に検査と診察を受けに来ていました。その足で来院し、指圧を受けるのです。
S君のお母さんは指圧を覚えて自宅でS君を圧し、自力排便ができるようにしてしまいした。指圧師でも二分脊椎症の排便治療ができる人は少ないのに、素人のお母さんがここまでできるとは! なみ大抵のご苦労ではなかったでしょう。まさに「母心」なのです。
早いものでS君は、高校1年生になり、身体もずいぶん大きくなっていました。男の子らしく逞しくなっており、何だか誇らしく感じました。
志望校に入学でき、楽しい高校生活を送っているようです。親子の会話も弾んでいました。お母さんとS君の2人とも、将来の夢を話してくれました。きっと実現できるだろうと思っています。
もともと行動力のあるお母さん、そしてS君。心からエールを送りたいと思います。