シュタイナーと子どもと私

シュタイナーに出会ってからの、子育てと手仕事の日々

シュタイナーに〈看護〉を学ぶ 大住祐子

2007年12月02日 13時37分07秒 | 読書
大住さんはお父さんの死がきっかけでシュタイナーと出会い
人智学の医療を学ぶ為に、二人の子どもとドイツへ留学。
現在は保険師として活動されているかたわら
人智学関連の講演などで関連されているかたになります。

実は最近までシュタイナー教育は興味があったものの
シュタイナーの農業や建築、医療、経済などは
あまり興味がありませんでした。
私は学生の頃、排水を処理して出てきたヘドロ(汚泥)を
微生物によって消化させてメタンガスをつくったり、
生分解性ブラスチックを作る研究をしておりました。
ヘドロは雑菌のかたまりなので研究当初は腹痛に悩まされましたが
しばらくすると腹痛も発生しなくなり、
外国に行ってもお腹をこわすこともなくなってきました。
そして同じ研究室で突然変異や大腸菌の研究をしていたのですが
菌やウイルスの進化には人間はかなわないと感じました。
ましてや抗菌グッズだらけになって
本来人間が持っている免疫が弱まって
病気にかなわない体質になっていく気がしました。
今では最後?の抗生物質バンコマイシン耐性の菌もいますからね。
なので自分や子ども達も熱が出ても熱冷ましの薬を使わずに
汗をかいて自分自身の力で治るように心がけていました。
あと笑うということと楽しむということを大事にしています。
熱が39℃ある中で野生のイルカを見に行ったことがあるのですが
その当時は始めて野生のイルカを見たことあるのかもしれないですが
途中からは熱があったことも忘れて興奮して帰ったら熱もなくなってました。
※良い例ではないので体調が悪いときは家でゆっくり休んで下さい。

大住さんが留学したシュタイナー看護研究所は
まさに私が望む看護の場だと感じました。
患者の入院生活は治療のスケジュールに基づいて
ベットに戻ったり、治療室に出向いたりすれば良いのであって
散歩に出たり、人形作りの講習にでたりだそうです。
何よりも感心した事は患者は朝食をとった後に着替えているそうです。
私は入院したことがないのですがパジャマで入院し続けるって
気持ちも病人になってしまいそうです。
体と心がリラックスできることが重要であって
ベットに寝ている事だけでは出来ないと思います。
食事もおいしくということで温かいものは温かく冷たいものは冷たく工夫され、
部屋で食べる事も出来るのですが、食堂にスーツにネクタイを締めた
きちんとした服装で行くそうなんです。
食事や気持ちしだいで健康になれる気がします。
 


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4 コメント

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Unknown (1118)
2007-12-02 23:25:08
こんばんは^^
私の小さい頃をちょっと振り返ってみたのですが、けっこうKIDSさんのお話と近いものがありました。
確か、中学を卒業するまで市販の薬を服用した記憶がありません。さすがにイルカは見に行きませんでしたが。
それに、できる限り自然に近い形のものをそのまま食べていましたね。卵は近所の養鶏所で生みたてのものを、野菜は有機農法(無農薬)。牛乳は、どこからか忘れましたが市販されていないようなすごく濃いもの。確か、1ℓの牛乳瓶の上部は濃すぎて若干固形化していました。ちなみに、卵も大量生産ではなく本当に質の高いものを少量生産している養鶏場なので、味・色・形がまったく規格外です。
一応、大きな病気なく、入院手術の経験なく、30歳まで生きてきました。
きっと、虎くんもおうちゃんも、健康ですくすく育つことでしょう。^^

※他にも共通点がいろいろ見られたのですが、全部話すとネタが尽きるので小出ししていきます。なお、私の母はシュタイナーをきっと知らないです。
あたりまえのことを自然にする (kids-the-me)
2007-12-03 06:25:25
長い間受け継がれてきたあたりまえのことが
なかなか難しくなってきましたよね。
私たちには両親がやってくれたのに私たちは忘れてしまっている。
一昔前までの日本の食事って非常にすばらしいもので
マクロビオティックという形で世界の人が
古い日本食をベースにした食事をやっているんですけど
日本の食事は遅れてしまってるのかもしれない。
電子レンジで温めた水をさましてから植物にあげると
植物がすぐに枯れてしまうそうです。
電子レンジはマイクロウェーブで分子を振動させて
発生する熱とかで温めるんだろうけど自然じゃないんでしょうね。
僕もシュタイナーは5年ぐらい前までしりませんでした。
ただ自分が感じていること、大切にしたいことと
共通のことが多くて今にいたる訳です。
お母さんがあたりまえにしてくれた事を大事にしてください。
今日は福岡へ出張に行ってきます。
はじめまして (みんみ)
2007-12-06 08:32:13
シュタイナーのことがきっかけで、こちらにお邪魔いたしました。
子供を産んでから、自分探しと子供のためにシュタイナーと出会いました。
人智学を精進して自己に認識させている日々です。
私は看護師で、大住さんのこの看護の本を愛読しています。自分の場合まだまだ看護師としての勉強を積む必要があり、でも実際の看護の場に生かせていけたら・・理想です。
アロマセラピーにも興味あり最近学び始めました。
自然治癒にとても役立ちます。
みんみさんはじめまして (kids-the-me)
2007-12-06 21:36:37
私もこの看護の本大好きになりました。
ここででてくるような病院が日本にあったら良いのですが
とりあえずは自分自身で勉強するしかないですね。
今度の日曜日に大住さんの講座があって、行くつもりだったのですが
私は子ども達とお留守番になってしまいました。
非常に残念ですが、次の機会には絶対行こうと思います。
看護師の仕事は非常にハードだと思いますし、
子育てしながらはなおさら大変だと思いますので
自分自身を大事にしながらぜひ頑張って下さい。
アロマセラピーのこともみんみさんのブログで教えて下さい。

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