- 越生梅林 -
今回は山歩きというより、梅を見ながらの里歩きです。
越生駅から梅林までは、本数は少ないですがバスの便もあり、里道を歩いても行けます。
さすがにバスを使う気にはなりませんから、行きに大高取山を越えて、帰りに里道を歩いて戻ってきます。
おまけのように付け足した弘法山は小さな山です。私が最初にその存在を知ったのは、JR八高線の車内からでした。小さいながらも姿のいい山を車窓に見つけ、家に帰ってから調べました。それが弘法山でした。
歩程 【 越生駅~大高取山~円通寺~建康寺~最勝寺~梅林~弘法山観世音~弘法山~見正寺~越生駅 】
越生駅から歩き始めます。
大高取山を越えて梅林に下りるわけですが、大高取山自体は面白い山ではありません。
途中にある西山高取以外展望のない道が山頂まで続きます。
着いた山頂も展望はなく、円通寺に下りる道もこれまた展望がありません。
このようなわけで、ひたすら歩いて、越生駅から大高取山を越えて、1時間10分で円通寺に着きました。この後、円通寺から梅を見ながら里道を越生駅に戻るのに、(休憩を含めて)2時間30分かかっています。
円通寺
ここからのんびり梅林(梅畑)を歩くのが今回の目的です。
ほぼ満開といった感じで、見応え十分です。
一帯は観光用の梅林ではなく、実を採るための「梅畑」です。
そのため枝は水平に広がるように手入れされており、まるで「白い天井」のように花が咲きます。
そして、その下にはヒメオドリコソウが咲いていました。春です。
「梅畑」ですから、道から眺めるだけで、畑の中には入りません。
梅畑の中から越辺川を渡って、建康寺に向かいます。
建康寺 - 小さなお寺です。
建康寺の裏手に咲いていた大きな紅梅
建康寺からは最勝寺に向かいます。
最勝寺にも ・・・
梅の木がたくさんあります。
最勝寺 本堂
最勝寺から「梅林」と呼ばれる場所に向かいます。
「梅林」とは観光用にロープで囲われた梅畑の一画で、中に入るには入場料が必要です。外から見る限り周辺の梅畑と大差ないのですが、中に入ったことがないので私の知らない何かがあるかもしれません。それに、ここでは梅の木の下にシートを敷いて寛ぐこともできますし、屋台も出店しています。要するに「花見」ができるわけです。しかし、ここは人も多く、とても入る気がしません。今回も「梅林」には入らずに、弘法山に向かいます。
でも、弘法山の登り口まで、まだまだ梅は続きます。
後で下りてくる見正寺の脇の細い道に入り、梅を見上げて弘法山に向かいます。
少し登ると、弘法山観世音があります。
弘法山観世音 参道
ここにも梅が咲いていました。
そして、スイセンも ・・・。
お地蔵様の周りにもスイセンが ・・・。
左手のお堂の脇から弘法山に向かいます。
山頂には諏訪神社が鎮座します。
弘法山は二度目ですが、社の前面の板戸だけが新しくなっていました。
弘法山山頂から越生方面の眺め
弘法山観世音まで戻り、そこから麓の見正寺に下ります。
見正寺
見正寺にも梅が咲いています。
結局、弘法山には、山頂に諏訪神社、中腹に弘法山観世音、麓に見正寺があり、まさに信仰の山といっていいと思います。
見正寺からは、出発の越生駅に戻ります。