- 龍崖山から大持山・武甲山 -
飯能の街の西にある龍崖山と柏木山です。
事前に情報は得ていたのですが、実際歩いてみて驚きました。
結果的には、山を切り崩して造成した工業団地の周囲を一回りしたようなコースになってしまいました。
その上、おまけに隣にはゴルフ場まで存在していました。
基本として使っている五万図(平成元年修正版)にはそれらは全く記載がありません。
歩いた時の汗がしみ込んだ古い地図は愛着があって、なかなか捨てられません。
山道具には未練はないのですが、地図だけは別です。
東飯能の駅前からバスに乗り、それを永田大杉で降車します。
家並みの中を吾妻峡に向かいます。
入間川に突き当たりますが ・・・
ドレミファ橋で対岸に渡ります。
「ドレミファ橋」も悪くないですが、「ソラシド橋」の方がリズムを感じます。
そして、八耳堂から龍崖山に向かいます。
八耳堂の直ぐ上にに軍太利神社があります。
その脇から植林の中を登って行きます。
急な坂を少し登ると明るくなり、直ぐに祠と石碑のある龍崖山の山頂に到着です。
部分的に木が邪魔をしますが、なかなかの展望です。
龍崖山からの眺め (クリックで拡大)
肉眼では東京の高層ビル群が見えていました。
山頂から龍崖公園に向かいます。
直ぐに富士山見晴台があります。
富士山見晴台からの眺め (クリックで拡大)
大岳山 ・御前山
眺めはいいのですが、手前の足下には荒涼とした工業用地と幾つかの工場が広がっています。
こんな組み合わせの眺めは初めてです。工場の騒音も耳に入り、なんとなく落ち着きません。
そして、その先に現れるのが燧山の展望台です。
燧山展望台からの眺め(クリックで拡大)
雰囲気は富士山見晴台と同じですが、より広い展望が得られました。
( 参考の為に、拡大写真には山名を記しておきました。 )
奥に丹沢の山々
雲のために富士山見晴台では見えなかった富士山の頭が確認できました。
里山らしい道を少し進むと、綺麗に整備された龍崖山公園です。
龍崖山公園からの登り口(ここに下りてきました)
階段状になった公園を上へと上がって行きます。
上がり切って、工業団地の中を配水場を目指して進みます。
配水場の脇から赤根ケ峠への道に入ります。
一応山道ですが、右手は工場に接していて境のフェンス沿いに進みます。
山を歩いている気分にはなりません。
ようやくフェンスから少し離れると赤根ケ峠です。
少しの間ですが山の中の道の雰囲気が感じられます。
しかし、分岐から柏木山への道に入ると今度は緑色のフェンスが現れます。
今度はゴルフ場との境界です。
そのフェンスは結局山頂間際まで続きました。
柏木山では木々が邪魔をして、展望は一部開けるだけでした。
柏木山から先の分岐まで戻り、茜台自然広場に下って行きます。
手入れされたなだらかな道です。
茜台自然広場から自動車道路に出て、龍崖山に登り始めた八耳堂まで戻ります。
八耳堂に戻ってきました。
八耳堂から再びドレミファ橋に戻ります。
ドレミファ橋から入間川の右岸に遊歩道がありますので、それを辿ります。
一帯は吾妻峡と呼ばれているようですが、特別に魅力的というわけではありませんでした。
再び、道路に戻り、東飯能駅に向かいます。
里の梅
割岩橋
街中を東飯能駅まで辿って、そこで歩き終わりです。