- 榛名湖・榛名富士 -
掃部ケ岳 - 「かもんがたけ」です。
難しい名前ですが、実は横浜に同じ名の「掃部山」があります。
こちらはかの井伊直弼の官位である掃部頭(かもんのかみ)から付けられた名前だそうです。
榛名山の掃部ケ岳の名前の由来はわかりません。
榛名湖の湖畔(地名)から歩き始めます。
榛名湖に浮かぶ榛名富士を右手に見ながら湖畔の宿記念公園に向かいます。
そして、付近の紅葉が綺麗な湖畔の宿記念公園の背後から急な山道に入ります(尚、道標はありません)。
少し緩くなる部分もありますが、基本的にかなり急な坂が続きます。
展望はほとんどなく、今の時期紅葉だけが慰めです。
途中に一箇所岩場もあって、この道は一般的とはいい難いです。
しかし、距離は短く、途中で硯岩からの道に合流します。
そこからは明るい細尾根を辿ります。
途中、背後に展望の広がる場所があります。
振り返って見た榛名湖方面の眺め (クリックで拡大)
さらに細尾根を辿れば掃部ケ岳の山頂です。
掃部ケ岳山頂
誰もいませんでしたので、南側に広がる展望を楽しみながら独りのんびりしました。
山頂から浅間山方面の眺め
山頂から天狗山方面の眺め
関東山地は逆光になってしまうので、写真では撮ることができませんでした。
この日も富士山は確認できませんでしたが、蓼科山~八ヶ岳は確認できました。
さて、ここからは先に進まず、硯岩に向かいます。
こちらの道は過剰なまでに整備されていますが、それが逆に歩き難い状況を作り出しています。
途中で、硯岩に寄り道です。
ここも誰もいなかったので、岩の上で独りのんびりです。
何時来てもここからの眺めは爽快です。
景色を構成する要素はいつも同じですが、榛名湖の水の色がその時々で変化します。
まず、天気によって大きくその色が変わります。
雲が流れて陽射しの様子が変わっても変化しますし、風の吹き具合で波が変われば反射する光も変わります。
そして、それに合わせて湖面に映る山の影も変わります。
硯岩からの眺め (クリックで拡大)
硯岩から紅葉の中を榛名湖の畔に下ります。
さて、ここからは紅葉と榛名富士の眺めを楽しみながらのんびりと榛名湖の湖岸に沿って進みます。
背後は掃部ケ岳
背後は鬢櫛山
途中で湖岸を離れて、沼ノ原を一廻りします。
こちらは相馬山
沼ノ原ではこの時期花はなく、ススキが目立っていました。
一廻りの後、再び湖岸に戻ります。
鬢櫛山・烏帽子ケ岳
榛名富士を見ながら歩き始めた湖畔に戻ってきました。
変則的に榛名湖を一周したことになります。