- トマの耳の稜線 -
一ヶ月ちょっと山歩きから遠ざかってしまいました。
理由の一つはサッカーW杯です。私は熱心なサッカーファンというわけではありませんが、野球よりはサッカーの方が断然面白いと思います。特に、W杯クラスの試合は ・・・。
日本が好成績を残したことについては、世間の評価とは全く反対の考えを持っています。そのことについて書き出すと長くなるので ・・・。
そして、もう一つの理由は天気です。ここしばらくはかなり危険な雨の降り方でした。あれではなかなか出かける気になりません。
ところが予想外にも、連休と同時に関東甲信越も梅雨明けとなってしまいました。
混むのは覚悟で、足慣らしと暑さ慣れのために手ごろな谷川岳に出かけました。
夏の連休に歩いたのは初めてでしたが、渋滞が発生するほどの混みようでした。
谷川岳は、トマの耳、オキの耳の二つの峰からなります。
山頂標識と三角点はトマの耳にあります。
北側 - オキの耳付近から眺めたトマの耳の姿はカッコイイです。
最初の写真と以下の三枚は、そのトマの耳のカッコイイ姿です。
トマの耳
一方、オキの耳の姿はトマの耳に比較すると見劣りします。
トマの耳の方から眺めたオキの耳 - 手前の花はハクサンフウロ
この日、トマの耳、オキの耳共に登山者が溢れていました。
いつものように、少し先に進んで奥の院付近で一休みします。
奥の院付近から茂倉岳・一ノ倉岳
こちらは万太郎山方面の眺め
陽射しが照りつけますが、暑くもなく気持ちがいいです。
ここで、トマの耳から奥ノ院にかけての稜線で見た花たちを紹介しておきます。
ウサギギク
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
ヨツバシオガマ
クチバシシオガマ
クチバシシオガマ
現地で目にした時は、少し変わったヨツバシオガマだと思っていたのですが、どうやらクチバシシオガマのようです。
コメツツジ
ミヤマキンポウゲ
ニッコウキスゲ
他に、タテヤマウツボグサ、ハクサンフウロ、タカネバラ、ミヤマカラマツ、・・・などです。
まだ、安定した天気ではなく、午後は雷雨が予想されますので、早目に下山します。
左下にマチガ沢を見ながら肩の小屋へ、そして、そこから天神平に下ります。
下るにつれて次第に暑くなってきます。
天狗の溜場で一休みです。岩の上に上がると、吹き上げる風がなんとも涼しいです。
天狗の溜場から谷川岳(山頂は見えていません)
岩場で何度か渋滞にあいながら、熊穴沢避難小屋まで下りてきました。
ここで休憩している幾つかの団体を追い抜いたので、ようやく目の前に人の姿がなくなり、自分のペースで歩けるようになりました。
朝日岳や ・・・
谷川岳を見ながら、天神平に到着です。
これは天神平に咲いていたクガイソウ
混雑は予想していたとはいえ、渋滞になるとは思っていませんでした。
そして、この日午後やはり谷川岳周辺は雷雨となりました。
私は土合駅近くで少し降られただけでした。
早目に下山したのが正解でした。
もし渋滞がなければ降られることもなかったのですが ・・・。