Key_Kitaの独り映画日記

主に観た映画・ドラマの感想を書いてます。
最新映画だけでなく過去の作品や雑談も少々。

映画『イニシエーション・ラブ』

2015年05月25日 | 映画
今日は映画『イニシエーション・ラブ』を観て来ました。

この作品は、松田翔太と前田敦子の共演で、乾くるみの人気小説を映画化した作品です。原作は、最後の2行に仕掛けられたどんでん返しが評判を呼び、発表から10年以上を経て130万部を超えるベストセラーになった話題作です。
松田翔太、前田敦子の他に、木村文乃、三浦貴大、前野朋哉らが出演しています。
監督は『SPEC』『TRICK』シリーズの堤幸彦です。


映画は、1980年代後半の静岡を舞台に、奥手で恋愛経験のない大学生・鈴木が、合コンで知り合った女性マユとの日々を通して変化していく姿を描く『Side-A』、就職先の会社で東京本社に転勤することになった鈴木がマユを置いて上京し、本社の同僚・美弥子との出会いで心が揺れる『Side-B』という2つの物語が並行しながら、原作とは異なるエンディングを迎える。


この作品の原作の小説はバラエティ番組『しゃべくり007』でくりーむしちゅーの有田が紹介したことをきっかけに放送後の1か月で21万部を増刷し、売上は130万部を超えるミリオンセラーになっています。『しゃべくり007』は毎週観ていてこの本を紹介していた事も覚えていました。気にはなっていたものの結局原作は読まないまま、鑑賞してきました。
「最後の5分すべてが覆る」「あなたは必ず2回観る」「あなたは既に騙されている」といった触れ込み。
この映画を観るとその触れ込みの意味が分かると思います。
「最後の5分すべてが覆る」「あなたは必ず2回観る」「あなたは既に騙されている」などの触れ込みでハードルは高まりますが、それに違わないだけの見事なラストで秀逸です。
見破れそうで見破れない、驚愕の真実が痛快です。
ストーリーそのものはラブストーリーなんですがトリック目当てで観ると少し退屈かもしれません。
ただのラブストーリーだけでも楽しめるかもしれませんが、最後のどんでん返しが決まっていたのでより楽しめました。
それに舞台が80年代ということもあって当時の音楽、言葉、ファッション、髪型などが登場してきます。
ですが僕は91年生まれなので世代ではないですが音楽はほとんどが知っている名曲ばかりです。他の言葉やファッションなどもどこかで聞いた事があったり観たことがあったりしました。ですので当時、20代やそれ以上の年代の方たちにはこういったものも懐かしいと思えると思います。
本当に最後の最後に騙されます。どんでん返しも綺麗に決まり、騙されても後味が良いのでオススメです。


次回は映画『hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」』を観に行く予定です。