Key_Kitaの独り映画日記

主に観た映画・ドラマの感想を書いてます。
最新映画だけでなく過去の作品や雑談も少々。

映画『駆込み女と駆出し男』

2015年05月18日 | 映画
今日は映画『駆込み女と駆出し男』を観て来ました。

この作品は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、映画『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督が初めて手がけた人情時代劇です。
信次郎役に大泉洋。駆込み女に戸田恵梨香、満島ひかり。他には樹木希林、堤真一、山崎努等が出演しています。


舞台は江戸時代の鎌倉。幕府公認の駆込み寺・東慶寺には離縁を求める女たちがやってくるが、寺に駆け込む前に、御用宿・柏屋で聞き取り調査が行われる。柏屋の居候で戯作者に憧れる駆出しの医者でもある信次郎は、柏屋の主・源兵衛とともに、ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けすることに。


時代劇といっても笑いあり涙ありの人情劇になっていて『蜩の記』や『柘榴坂の仇討』ほどの堅苦しさがなく時代劇だからといって敬遠することなく観ることができる作品になっています。
大泉洋が主演ということで偏見かもしれませんがもう少し笑いの部分が多いのかと勝手に思い込んでいましたが笑いの部分は多すぎず程よくある感じで楽しめました。
セリフのテンポであったり綺麗な景色。難しい話ではありますが飽きずに観る事ができました。
駆け込み寺がこの時代にあったこともそうなんですが女性が駆け込んだ場合、お寺に大金を納めなくちゃいけない。お寺の中では3つの階層に分かれていて、納めた金額によって優雅に暮らせるか、召使いの様にこき使われるかが決まってしまったり。
こういった今まで知らなかった部分を新たに知ることもできました。
ですが作中で難しい言葉が出てきたり分からない部分もあった死したのであまり知識などがないと分かりづらいので見る前に相関図などを見た方がいいかもしれません。
最後まで飽きずに楽しめる作品ですが上映時間も約2時間半と少し長いと感じました。


次回は映画『ラン・オールナイト』を観に行く予定です。