壊し屋宮内

大阪ドーム開催が増加か　オリックス専用球場変更へ (共同通信) - goo ニュース

大阪ドームを買収する見通しとなったオリックスは１日、オリックス・バファローズの専用球場を神戸市のスカイマークスタジアムから大阪ドームへ移す考えを示した。今季は両球場で年間３４試合ずつ行うが、来季以降は大阪ドームでの開催が増加する見通しとなった。

オリックスは２００４年に近鉄と合併し、０７年までは大阪府と兵庫県を保護地域として認められている。当初は大阪ドームを専用球場にしていたが、同ドームが会社更生法の手続きに入ったことで、昨年１２月にスカイマークスタジアムに変更した。

神戸市の球団事務所で機谷俊夫取締役は「買収の結果がどのようになろうとも、神戸での試合がゼロになることはない」と神戸からの撤退は否定した。また、球団名の変更については「今のところ考えていません」と語った。

多くのところで語られているので、今更という感じだが、檻大阪移転→楽天神戸移転への布石かと。
野球を見る立場からものを言わせてもらうと、日本一素晴らしい球場を捨てて、タテノリすれば地震が起きる死角だらけのクソスタンドを選ぶ経営者の神経が理解できない。本当に野球復興に一役買うというオーナーなら、多くのファンに「日本一素晴らしい球場」と褒め称えられているスカイマークスタジアムをわざわざ手放し、赤字を垂れ流すスタジアムを１００億も払って買い取るような真似はしないはずで、やはり裏には楽天神戸移転への布石があるのではと勘ぐってしまう。そうでなければ、とってつけたような宮城球場の改築などするわけがないのだ。






大阪ドームのクソっぷりは、改めてここに書くまでもなく、ここをご覧においでの多数の皆さんは、身にしみるほどよーくご存知のはず。
先も書いたとおりタテノリすれば地震が起きるから「名目上」禁止されているし、外野スタンドでの応援は１階席でしかできないし、かといって外野１階席に陣取ればスコアボードがまるまる死角に入って見えないし、さりとて２階席に入ればあまりに位置が高すぎて野球を見に来た気がしないし、フェンス際の攻防は全く見えないし、バックネット裏からホームベースが見えない席があるし、内野１塁側から３塁が見えないところもあるし、その逆もあるしで、客にとって有り難いのは、大阪という立地条件と、売り子のお姉さんが愛想がいいというところだけである。
仙台はもう、春先はもはや野球をするという環境ではない。あれで選手が故障しないのが不思議なくらいで、現に今年は雪の中でゲームが行われたりしたことすらあった。以前、マリーンズがロッテオリオンズだった時代に、仙台を準フランチャイズとしていた時代があったが、その頃は仙台とて「サクラの咲く頃」に開幕していたわけで、今みたいに３月下旬に開幕していたわけではないから、観戦環境は比べるまでもない。
本当に三木谷が「東北密着」を訴えるのなら、早急にドーム化を提案すべきで、そうしない背景には、やはり三木谷が持つヴィッセル神戸と一緒に球団を神戸に移転させ、楽天の本拠地たる街神戸を高らかに歌い上げたいのではないか…と勘ぐるのは、ちょっとでもパリーグファンをかじったことがあるなら考えそうなプランではないか。
宮内も、大阪近鉄バッファローズを壊し、ブルーウエーブを壊し、今度は神戸を壊そうというのか。
阪神・淡路大震災の年、神戸で優勝を飾ったブルーウエーブに、勇気をもらった神戸市民がどれほどいるのか、その多くの人たちの心情まで考えたら、神戸を壊す真似など、いくら経営者とはいえ、そうそうできる判断ではないと思うのだが…。
今後の動きを、注意して見守りたいところ。
神戸は野球がよく似合う、素晴らしい街だというのに…。