東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

千代田区鍛冶町、神田美倉町

2011-05-18 20:46:59 | 千代田区
千代田区久し振りだが、まずはJR神田駅から日本橋方向へ行った辺りから開始。この辺りは鍛冶町という。ちなみに鍛冶町には一丁目から三丁目があるのだが、三丁目だけが神田鍛冶町で、一,二丁目はただ鍛冶町という。これは住居表示の実施が終わっているところは、神田の冠を外しているということからこうなっているそうだ。ちなみに神田美倉町は住居表示未実施ということになる。撮影日は1982年1月31日。現在の画像は2011年5月18日20日に撮影。

鍛冶町一丁目6番。まずは中央通り沿いの山梨中央銀行。今も変わらず,大切にされている。


鍛冶町一丁目10番。そして、その向かい側にあるのは、これも非常に有名な丸石ビル。この撮影時には上手い具合に手前のビルが取り壊されていて普段は隠れる面がよく見えている。今は手前には丸石別館のビルが建っている。日本近代建築要覧によると、丸石ビル(旧大洋ビル)昭和6年築、SRC6、山下寿郎設計、竹中工務店施工と記載されている。


鍛冶町一丁目10番。その丸石ビルの横を入っていって、振り返ってみたところ。昭和初期の建築らしい、重厚で優雅な佇まい。


鍛冶町一丁目10番。その並びにあった飲み屋。何となく妙な面白さがある。右側は二階の兒玉興業、真ん中の釜飯まり世、左側の入り口は地下のバーこりん。残念ながら現存しない。


鍛冶町一丁目9番。その奥の角。平凡なモルタル塗りだけど、今や数少なくなりつつある。ここも今はもうない。次のカットまで三軒分でビルが建っている。


鍛冶町一丁目9番。その並び。これも同様。地味なんだけど、徐々に希少になりつつある。和漢薬種問屋って、渋すぎる。金井籐吉商店とある。同じくこれももうない。そして、そのまた並び。渋いスナック星。素っ気ない看板が良い感じ。今はビルである。


神田美倉町7番。これも撮影日は1982年1月31日。前の写真の道路の反対側である。今泉ビルも今は無い。今はプルミエK1ビルというのが建っている。右隣の宮塚商店は駐車場になり、左隣のビルはタイルを剥がし、窓も三段の上下が引き違いにされたりと、結構変わっている。




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