天高く馬肥ゆる秋、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近観たい映画がドッと封切られまして嬉しい悲鳴。
とりあえず何とか全部観てはいるのですが、困ったのは記事を書く時間が取れないこと。
もう6本も溜まってしまいましたよ。このままだとどうにも行き詰まってしまいそうで。
ここらで一回身軽になるべく最近観た映画を一括一言レビューしてお茶を濁そうなどと画策してみました。
そんなわけで、最近観た映画一言レビュー、どうぞ!
『サムサッカー』 "Thumbsucker" 2005年アメリカ
満足度) ★★★☆ (満点は★5つです)
シネマ・ライズにて
この映画の予告編で、監督のマイク・ミルズについてソフィア・コッポラやジェフ・マクフェトリッジとお友達、などとそのオシャレっぷりを強調していたものだからケッと思っていたのですが作品自体はまあまあ。普通に面白い青春譚です。
自分がティーンエイジャーだったらもっとグッと来たかも。
サントラはエラく良かったなあ。
『セレブの種』 "She Hate Me" 2004年アメリカ
満足度) ★★★☆
アミューズCQNにて
『セレブの種』という邦題からはキワイ印象を受けますがなかなか正統な作品ですよ、これは。
イタリアン・マフィアを演じたジョン・タトゥーロのマーロン・ブランドの物真似がナイス!
『カポーティ』 "Capote" 2005年アメリカ
満足度) ★★★☆
シャンテ・シネにて
本作でアカデミー男優賞を取ったフィリップ・シーモア・ホフマンは大好きな俳優さんだし、カポーティの小説も好きなのですごく楽しみにしていた作品だったのですが、うーん、期待の割にはグッと来なかったですね。水準以上ではありましたが。
ただ、特にふてぶてしくしているときのカポーティの嫌らしい雰囲気は良かったなあ。
ということで第2弾に続く!
『カポーティ』
私も期待し過ぎだった感は否めませんでした。かなり見応えはあったと思うのですが、どこか伝わりにくかった印象も。それは、カポーティという人が、自分を隠し通す生き方をしているからなのかなぁ と受け取ってみました。原作も読むと、また印象が違うのかもしれませんね。
今月は魅力的な作品が目いっぱい公開されますね。私は10/28公開作品が一番チェックが多いみたいです。「トンマッコルへようこそ」も見たい。「エコール」はいつ公開なんでしょーね。Kenさんチェックの作品とは路線が被る時と被らない時がありますが。劇場で見かけたら、「となひょーーーー」と、呼んでください(笑)。
観に行こうか、どうしようかと迷っていましたが、私はkenさんのレビューを見て、DVD待ちにします。
カポーティの書いた『冷血』の元になった事件は、今となってはそんなに驚くような事件ではなくなりましたね。
実録ものといえば、『ブラック・ダリア』はどうでしょうか。エルロイ原作で、デ・パルマ監督というのが気になりますが・・・これも元の事件はさほど不思議な事件ではなかったですよね、犯人は不明ですが。でも、何か新事実があるのかな!?
(私は『ワイルド・スピード×3TOKYO DRIFT』観て来たのですが、まだ記事にしてません・・・ロードショウ公開、終わりそう(涙)
『サムサッカー』のサントラ、随分イイですよ。
特に予告編でも掛かっていた2曲が最高で、朝の通勤電車の中でiPodで聴きながらひとりで盛り上がってます。
ソフィア・コッポラやウェス・アンダーソンの作品も概してそうなのですが、映画よりサントラのほうが良く思えるパターンって特にオサレ系監督には多いような気がします。
『カポーティ』は若干単調に思えてしまったなあ・・・。嫌いでは無いんですけど、期待が大きすぎたかも知れないです。
近々公開作では、『トリスタンとイゾルデ』『麦の穂をゆらす風』のアイルランド関連作、他に『明日へのチケット』が気になります。
劇場でお会いした際はもちろん声を掛けさせていただくですよ!
『カポーティ』はとても誠実に作られていて好感が持てるのですが、もうちょっと映画として遊びがあった方が僕の好みです。
フィリップ・シーモア・ホフマンの演技は流石なんですけどね・・・。
同じく実際の殺人事件を扱った『ブラック・ダリア』、確かに事件そのものはいまや珍しくもなんとも無いんですが、原作にはエルロイの妄想がビッシリ詰まってる訳で。
完全にオレ流ブラック・ダリア事件。
そのエルロイ風味を如何にデ・パルマが料理しているのかとても楽しみです。
来週会社帰りに観にいこうっと。
>『ワイルド・スピード×3TOKYO DRIFT』
この映画に描かれた東京、どんな感じでしたか?
海外の映画に描かれる外国としての日本、結構好きです。あれはズレてればズレてるほど面白い(笑)。