一身二生 「65年の人生と、これからの20年の人生をべつの形で生きてみたい。」

「一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」

果し合い

2018年01月08日 | 社会
「たそがれ清兵衛」「白き瓶」などで知られる作家、藤沢周平の短編を基にした時代劇。おいの娘が思う相手に果たし合いが申し込まれたのを知り、彼女のために刀を手にする男の姿を追い掛ける。監督に『最後の忠臣蔵』などの杉田成道、脚本に監督としても活躍する『日本の悲劇』などの小林政広。名優・仲代達矢をはじめ、『人狼ゲーム』などの桜庭ななみ、『OUT』などの原田美枝子らが出演する。彼らが織り成すストーリー展開や、重厚な映像にも目を奪われる。

あるきっかけにより、兄が家督を継いでいる庄司家の厄介になっている庄司佐之助(仲代達矢)。そんな部屋住みである彼を疎ましく思う家族だったが、おいの娘・美也(桜庭ななみ)だけが彼になついていた。ある日、佐之助は彼女から、思いを寄せる相手がいるのにもかかわらず、両親に結婚相手を決められそうで悩んでいることを打ち明けられる。やがて、両親が持ち込んだ縁談を断る美也だったが、その相手が彼女の慕う男に果たし合いを申し込む事態に。そこで佐之助は、刀を手に戦う決意をするが……。