虎ノ門から新橋を結ぶ「幻のマッカーサー道路」と呼ばれる「環状2号線」の再開発計画。森ビルは東京都より「特定建築者」に認定された。
「立体道路制度」の活用により建築物の中を環状2号線が貫通する計画で、特定建築者は、東京都建設局の委託により、地下トンネルの整備も行う。メインとなる超高層棟は、都内で2番目の高さを誇り、上層部から、ホテル、住宅、事務所、カンファレンス、商業施設を整備する計画となる。
当ビルはオフィスの他にホテル、住居などが入った複合施設となる予定で、ホテルのアンダーズ東京は当ビルとの同日開業を予定している。また、ビルの地下には立体道路制度が適用され環状2号線(東京都市計画道路幹線街路環状第2号線)が通ることから、当初よりビルと道路を一体開発しているのが大きな特徴である。なお、環状2号線の地上部分(新橋四丁目~当ビル手前)の道路(愛称:新虎通り)には片側幅員13mの歩道・自転車道が整備されている。建物の高さ(軒高)は247mで、都内では東京ミッドタウン(248m)に次ぎ2番目に高い建物になる予定である。
虎ノ門・新橋エリアは当ビルの他にも複数の開発計画が出ており、森ビルでは同エリアを「ToMoTo」(=TOMORROW'S TOKYO)と呼称している。