怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

佐藤優「人に強くなる極意」から「怒らない」と怒鳴る市長

2017-04-15 07:58:36 | 
今の世の中、いろいろなことがギスギスしていて怒りを感じることが多々ある。
そんな世の中ですが佐藤優が「人に強くなる極意」として「怒らなこと」を最初にあげ怒りについていろいろ考察している。
理由はいろいろあるのでしょうが突然キレてしまって怒り狂い、手が付けられなくなる人もままいる。まあ、そういう人は感情の抑制が効かない情緒不安定で病気の一種なので近づかないようにするしかないみたいです。
でも怒りが必要な場合もあって、軍事行動の時が典型ですが、危険な対応や間違った行動をフリーズさせるには怒鳴るしかありません。まあ、こんなことは普通に生活している時にしょっちゅうはありませんけどね。
もう一つ戦略的に怒る場合もあって部下を怒鳴ることによって顧客なり上司なりから部下が直接怒られるのを防ぐような場合です。
ところで怒鳴ると言えば佐藤優の盟友である恫喝と強要の鈴木宗男ですが、当然ながら怒鳴る理由がある。佐藤優流の解釈によると
・役人が嘘をついた場合。油断していると様々なごまかしを役人はするので(個人的にはホンマかいなと思いますが)なめられないためにも怒鳴らないといけない。
・役人が責任は取りたくないので自分では言い出しにくいことを怒鳴ることによって政策実現へのショートカットをする。政治家が怒鳴って役人が困っているように見せかけながら、それを巧妙に外圧として利用して行政を動かす。あ・うんの関係と言うか臭い芝居ですが、怒鳴ることが必要なんでしょう。
それにしても最近は立場が弱い人を怒鳴るとパワハラ扱いされますし、感情に任せて怒鳴っていれば情緒不安定と言われるだけですので、感情をうまくコントロールすることが必要です。
佐藤優はその場合、この感情がどこから出てきたか客観的に分析することで理性の光を当てることができると言います。小説を読むなり能などの芸術に触れることによって怒りを昇華させてしまうとか、客観的なアドバイスをしてくれる人を身近に持つことも有効だそうです。
ところで先日Facebookに「ある討論会で質問をしたら河村市長に怒鳴られた」という投稿がありました。
https://www.facebook.com/lworks.tomo/posts/1264100153696987
河村市長は議場ではよく不規則発言で怒鳴っていますが、これはカメラも意識して戦略的に怒鳴っていることと理解できます。
最近記者会見の木造天守閣の復元についての質問にキレたとかはあまり戦略的には思えませんが、本人なりにはこういう発言を封じようという計算があってと思われる節もあります。
投稿された場合は、公開の討論会で周りはほぼ一般の聴衆と思われますし、投稿者もどうしていきなり怒鳴られたか理解不能みたいで怖かったみたいです。質問に対して激しく感情的になってしまうほど自分にとって触れられたくない事柄だったということでしょうか。因みにカメラは止めてあったみたいなので余計抑制が効かなかったかも。
察するにこの事柄が本人的にはイタイ部分だったとすると相手に突っ込みどころを教えてしまったようなものですが、映像も出ず、マスコミも取り上げないなら大した影響はないということと思っていたのでしょう。でもその場に選挙参謀がいたら「殿、ご乱心を」と言って諫めないといけない場面ですよね。まあ、誰も諫める人はいないですけど。
対立候補にとっては、「痛いところをつかれてしまったので、これは答えるのがいやなこと」と自分から言っているようなものなので、公開の討論会があればビシバシついていくべきだと思うのですが、争点にはならないのでしょうか。
私自身はやたらと怒鳴る人は苦手なので近寄りたくないのですが、怒鳴る本人も感情をコントロールできていないとするといいことは何もないはずです。気さくなおじさん(十分おじいさんですけどね)のイメージには明らかにマイナスです。
感情をコントローできずに情緒不安定な人にはあまり上に立ってほしくないし、資質としてはどうかと思われるのですが、暴走老人の例もあるし歳をとるにしたがって抑制が効かなくなるのでしょうか。
そういえばこの頃キレる老人が増えたと言われていますよね。他山の石として自分自身の戒めにします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月9日東山公園テニスコー... | トップ | アナゴのみりん干し »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事