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●漫画・・ 「巨人ロロ」..(1)

 突然、石川球太氏作画の「巨人ロロ」を思い出した。これも、おっそろしく古い漫画でゴメンナサイだが、「巨人ロロ」とタイトル書いて、読みふりがなが「ジャイアント・ロロ」だった。何か横山光輝氏の「ジャイアント・ロボ」と間違えそうだけど、この「巨人ロロ」は当時の秋田書店発行の月刊児童誌「まんが王」に掲載されていた。調べてみると1963年6月号から1964年3月号までの連載ですね。後々にまとめて単行本化されたものが、アップルボックスクリエイトから復刻出版されているらしい。私は復刻版は未読ですけど。アップルボックスからの単行本復刻は2000年みたいですね。私が愛読したのは6、7歳当時だからね。

 私が漫画本を読み始めて間もなく、月刊児童誌「まんが王」を毎月購読し続けた。石川球太氏のSFバトルアクション漫画「巨人ロロ」もよく覚えている。石川球太さんといえば昭和の漫画界では動物もの漫画の第一人者だ。野性動物、ジャングルものでは一番有名な漫画作家さんですね。このジャンルでは昭和の漫画界では白土三平氏の「シートン動物記」くらいしか思い付きませんねえ。石川球太さんは初期では、和製ターザンものの「少年ケニヤ」や「ザンバ」も当時は大人気でした。僕が生まれて初めて漫画を読むようになったのが6歳の頃62年末くらいからですから、「少年ケニヤ」の雑誌連載はもう既に終わった後で、「ザンバ」も、当時の「冒険王」掲載でしたが、物語は連載も終盤であっという間に終わってしまいました。「ザンバ」はオリジナルですが、「少年ケニヤ」は元々、山川惣司さんの戦後の大人気新聞小説が原作で、「少年ケニヤ」というと映画、ラジオドラマ、TVドラマ、絵物語と戦後から高度成長期の入り口時代に一大ブームとなった作品ですね。暗黒大陸ジャングル冒険サバイバルアクション感動物語。かな。84年にアニメ映画でリメイク。この時の監督は大林宣彦さん、ヒロイン・ケイト/アメメ姫の声優が原田知世さんだそうです。「ザンバ」も私が6歳か7歳頃の「冒険王」に載ってたけど、あんまり熱心には読んでないかなあ。

 石川球太さんというと、昭和の動物文学の代名詞的作家、戸川幸夫さんの作品を原作に持って来て描いた野性動物漫画が有名ですね。だいたい石川球太さんもあの時代の売れっ子漫画家の一人としてオールラウンドにあらゆるジャンルの漫画作品を描いていますけどね。「アパッチ投手」のような野球漫画やSF、変調なギャグ風漫画、怪獣映画のコミカライズ。「原人ビビ」というのはターザンものに近いテイストかなあ。冒険サバイバルアクションだろうけど。TV特撮のコミカライズ連載、「怪獣王子」は有名ですね。オーォラァ~ッ!

 
◆2011-08/26 「巨人ロロ」..(1)

◆2011-08/27 「巨人ロロ」..(2)


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