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水彩画 上達のコツ2 描く前のイマジネーションの構築

2013-07-25 17:22:36 | 犬たち

絵を描く前に、何か準備することがありますか?

絵を描く前の行程として、イマジネーション(想像・仮想)の構築がとても重要で、その行程をしっかり行うことで、完成度の高い絵が描けるだけではなく、絵の上達が加速します。

イマジネーションの構築とは、これから描く絵の完成予想図を具体的に頭の中にイメージすることをいいます。
トレース水彩画では初心者の方は写真を模写するように描くことが必要といいましたが、何枚も描き上達するに従い写真の模写だけでは飽き足らず、自己表現のほうに比重をかけた絵を描きたいという願望が強くなってきます。
それはステップアップへの信号であり、イマジネーションの構築能力が必要となる時でもあります。

絵をドラマに例えれば、絵の素となる写真は原作、イマジネーションの構築は脚本となります。
いいドラマは脚本が重要な役割を持つように、絵では写真の魅力を引き出しながら、絵という違うメディアの中で最大化していくのがイマジネーションの構築の仕事です。

しかし現実はイマジネーションした仮想世界と、完成した絵の世界とでは(大きな)ギャップが出てきます。
しかしそれが大切で、なぜギャップが生じたのか?どこにその原因があるのか?を探ること、それが上達の貴重な財産となっていくのです。
イマジネーションなど関係なく即物的に描く人は、完成した絵と事前のイマジネーションとの比較検討ができないため、失敗の原因があいまいとなり、結果として同じ失敗を繰り返してしまうのです。
つまりギャップの原因をしっかり把握して描けば、何枚も描くうちにギャップの幅が徐々に小さくなり、別の言い方をすれば上達していくのです。

ここで私流のイマジネーションの構築の仕方についてお話しします。
絵の素としての写真を決めてもすぐ絵を描くことはせず、2~3日はイマジネーションを構築することに費やします。
散歩やドライブしながら、ぼんやり風景を見ながら、あ~でもない、こ~でもないと仮想世界を創っては壊し、壊しては創りとするうちに、徐々にゆるぎないイマジネーションが構築され、仮想世界が明確化されていきます。その作業の概略は・・・・

何を描きたいのか?
より魅力的な絵やドラマチックな絵にするための、選択と集中を行っていきます。

どのように描くのか?
表現方法や表現の手順を決定します。
必ず新しい技法や分野に挑戦しているかも重要なポイントとなります。
ドラマではキャスティングが重要な作業であるように、絵の中に登場するものすべてに役割を設定します。
   1.主役=絵のテーマとなり主役となるもので、絵の中心として強く描きます 
   2.脇役=主役を補佐するもので、主役を生かすように描きます 
   3.エキストラ=ドラマの背景をつくるもので、雰囲気づくりとして描きます
   4.邪魔者=電柱や看板など絵の魅力を邪魔するもので、消去し描きません

ここをクリックしてその具体例をご覧ください。

これまでの数多くの失敗してきましたが、その経験からイマジネーションの構築があやふやのまま絵を描くと、必ずその部分から失敗の亀裂が生じてきます。
それを教訓にイマジネーションをしっかり行うのですが、実はこの空想する行程が、絵を描く上での私の最も楽しい時間かもしれません。

絵を描く前に、これから描く絵の出来上がりを頭の中でイメージする。
強調する部分や弱める部分を決め、失敗しそうな部分や難しそうな部分の対策・・・、そして何よりもこの絵は「何を表現したいのか?」を再考することが大切です。

ごぼう抜きで上達していく人は、絵の技術に差があるのではなく、イマジネーションの構築の行程をしっかり行っている場合が多いのです。
私は2~3日と書きましたが、そんな長い時間は無理ならば、せめて絵を描く前の5分間、主役を決めることと、その主役をどのように際立たせるかを考えるだけでもずいぶん違ってきますよ。

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