ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

出版「さよならデッサン」進行中!

2009-07-22 04:00:50 | 犬たち

次の出版の原稿制作の公開HP「さよならデッサン」をご覧いただけましたか。
何故原稿など公開するのか?という質問を頂きましたのでお答えします。
① どんな状況や内容であっても、私の制作作品のすべてをHPでオープンすると開設時に皆さんに約束したから。
② 出版関係者もリアルタイムで進行状態をチェックできるから。
③ 読者の反応がそれなりにわかり、より好評な内容に軌道修正ができるから。
④ 出版化されれば書籍購入者として、また口コミの発信者として期待できるから。
⑤こんな方法で出版を著作する人なんていないから。
ということでHPの更新を楽しみにしてください。

この出版では特に絵画初心者の方も上手な絵が描けることを目玉としていますが、本当に上手に描けるのか、私の絵画教室で実験しました。
その結果、本人がびっくりするくらいの絵が描けました。成功です!!
あなたもHPから「カモメ」の写真等を素に実際に制作に挑戦してはいかがでしょうか。。
くどいようですがポイントはトレースでの線描きの強さにあります。
①指先が白くなるくらい強い筆圧で描くこと。(ガリバン切りの鉄筆の強さかな!)
②境界線の内でも外でもなく、境界線の上をていねいにゆっくり描くこと。
強い線が描けたら、彩色が適当でもびっくりするくらい上手な絵が描けます。保障します。

現在更新中のシリーズ企画は4ページが1ユニットで、最初の2ページは私の湘南生活の絵付エッセー、次の2ページはその中の絵の描き方となっています。
現在7ユニットがとりあえず終了しましたが、22前後のユニットにするつもりですから残りは15ユニットになります。
といっても計画的に進行しているわけではなく、現実は出たとこ勝負で描いているわけで、他人ごとのように「ほんとに大丈夫かな~!」と心配しています。
たとえばこれから描くテーマは・・・江ノ島 江ノ電 鶴岡八幡 鎌倉野菜 下山口の棚田 御成小学校 葉山マリーナ 光明寺 葉山公園 鎌倉文学館 七里ガ浜 腰越 ・・・。富士山も忘れてはいけない!
別の切り口からサーフィン バードウオッチング 湘南サウンド 祭・・・。
なんとかいけそうですが、茅ヶ崎 平塚 大磯方面が薄いことが気になります。
このユニット企画以外にもいろいろな展開をするつもりですから、その中でそちらの方面の対応もしていこうと思っています。

 ♪これからも気分はノー天気、楽しく明るく制作していきま~す♪

 

 


出版化が決定しました

2009-07-10 04:19:07 | 犬たち

出版化が決定しました。
本のタイトルは「さよならデッサン(仮称)」となっていることから察しがつくように、トレース水彩画のノウハウの本となるわけですが、出版の特色はサブタイトルが「満喫!湘南生活を描くトレース水彩画教室」でありその満喫!湘南生活・・・に重要な特色があります。
私の著作としては8冊目の出版となりますが、この本の出版社は東京地図出版社。毎日新聞社の子会社で、地図だけでなくたくさんの優良図書を出版しているとてもしっかりした会社だという印象をうけました。

 画家といっても未体験の世界や空想の世界を絵のテーマとする画家もいますが、画家自身が生活している中で感じ、体験し、その中で感動したことのみを絵にすることを貫いている画家もいます。
私は明らかに後者のタイプの画家になります。
となれば私のリアルな生活や生き方が魅力的でなければ決していい絵が描けないことになります。
だから私は自分の環境をとても大切にしています。湘南の海の近くに住み、緑と自然に囲まれた中で生活しています。
情報や人為的なノイズは苦手なので、ほとんど仙人のような生活をしています。
編集の方の言うには、そんな画家個人(私のこと)の生活も含めた環境、画家としての生き方を前面に打ち出した内容にしてほしいとの要望でした。

 能書きはこれくらいにして、私のHPで出版「さよならデッサン」の制作行程を余すことなく発表していきます。
今は開始したばかりなので販売開始直後の造成団地のようにちょっとさびしいのですが、日一日と内容が充実していき数ヵ月後の完成までお楽しみください。

この機会を契機に私の進行と歩調をあわせるように、まじめに絵に取り組もうとお思いでしたら、完成時には相当絵が上手になっているはずです。
特に最新作のカモメの絵は、初心者の方も指示通り描けば、この1枚を描くだけでも抜群のレベルアップが期待できますよ。
絵というよりも湘南的生活を味わおうと思えば、完成時にはロハス的生き方といいますかシンプルライフ的生き方の実践者となっているはずです。

 


絵が苦手の方に奇跡が起こり、眠っていた才能が開花した!

2009-07-02 20:32:47 | 犬たち

「私は絵の才能がカケラもない!」
と絵を描くことをあきらめている方は、だまされたと思ってこのプログ通りにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
これまでの絵の既成概念を捨て去り、プログ内容通りに描けば「うまい!もしかして今まで眠っていた才能が目を覚ましたかも!」と驚くと思いますよ。
そのため以下の順に従って、ジューンベリーの絵を描きましょう。

①まず「初心者のためのトレース水彩画教室・トレース水彩画の手順のすべて」をご覧になり、トレース水彩画の特徴と全体の流れを把握してください。

ここをクリックするとわが家の庭に実ったジュンベリーの写真がでます。この写真をプリントアウトし、画用紙に貼りトレースの素として使用してください。

さてここからが上手に描けるポイントをご説明します。
トレース水彩画はスキーの荻原選手が活躍したノルディック複合に似ています。クロスカントリーとジャンプの合計点で争うわけですが、この競技のコツは得意分野で点数を稼ぎ、不得意分野は無難にこなすことにあります。
トレース水彩画ではトレースする線画と彩色の複合からなっていますが、線画は彩色よりはるかにカンタンなのです。そのため線画でしっかり点数を稼ぎ、彩色はサラッとお茶を濁して逃げ切りという作戦が初心者には有効です。
重要度は7:3 といったところでしようか。

トレースは強い筆圧で、写真の境界線をていねいにそしてゆっくりなぞってください。
絵を描くというより、愚直にそして正直に境界線の内でもなく外でのなく境界線そのものを強い筆圧でなぞるという意識が大切です。
これまでの鉛筆デッサンで描くという意識は捨て去り、全く未体験の作業と考えたほうが上手に描くことができます。

 ④彩色の第一の色を黒い絵の具で、明暗で描くことをお薦めします。
色彩は色相・彩度・明度の3要素からなっており、従来の彩色のように3つの要素を同時に意識して描くのはそれだけ難しいため、最初に明暗を終えれば残りは色相と彩度だけになり、それだけカンタンに彩色が出来ることとなります。
それと同時に早期に絵の全体像を把握するためでもあります。

⑤最後は素地の色をサラッと塗れば絵が完成します。
段階でのポイントは塗る前に別の紙に試し塗りし、充分納得してから塗ってください。その場合、水との混合具合も注意してください。
ポイントはあくまでもサラッと塗ってパッとおしまいにすること。モタモタこだわれば失敗という泥沼の深みに入ります。

くどいようですが、成功のポイントは③写真の輪郭をトレースして線画にする行程にあります。
この行程は技術もセンスもいりません。そのかわり筆圧と心を込めたていねいな気もちが必要です。
どうしてそんなことから奇跡が起こるのでしょう?
それは、トレースを愚直にそして正確になぞれば、プロでも七転八倒するデッサンの壁を、自動的に寸分の狂いのなくクリアすることになってしまうからです。
そして強い筆圧で描いたデッサンの線の力は、彩色の未熟さを充分カバーしてくれるからです。