今日は 老壮大学での高瀬先生の講演にわたしたちクワイヤが出演。午後1時から始まった。
場所は
大館市民文化会館 中ホール。観客は約250名ほどだったようだ。
メンバーは20数名が集まった。平日の昼の時間帯ということで、仕事を抜け出して参加してくれた人も。ぎりぎりに駆けつけてくれた人も。みなさん 本当に一生懸命だ。
頭の下がる思い。
ソプラノは3名だと思ったが、1名不参加。えっ?!とパニック。嬉しいことにいつも張り切って参加してくれている親子で来ているHさんが駆けつけてくれた。
彼女が来なかったら、どうしよ?・どうする?・どうすんのよ?状態に陥ったであろうことは想像にかたくない。
まずは ほっと胸をなでおろした。それでもソプラノ3名。ふぅ・・・
リハーサルは時間があまりなく、ソロに慣れていない方の二曲を中心に。
なんだか自分の声が聞こえない。すぐ後ろがピアノなので、音が響いて自分の声が出てるのかどうかがわからなかった。
大丈夫か?と不安が残るわたし。
先生がお話して会場のみなさんにメゾの音程で「OH!Happy Day」の練習。
それが終わると いよいよわたしたちの出番だ!
一気に緊張が走る。
ピアノの前に立つ。どう見たってソプラノは3人しかいない。ふぅ・・・
これまで練習してきた歌をすべて歌う。
「This Little Light of Mine」
「Take Me Back」
「What A Friend We Have In Jesus」
「Amazing Grace」
「Power to the People」
「OH! Happy Day」
「Jesus,Oh What A Wanderful Child」
正直いって これを続けて歌いきるのはしんどい。
でも 今日は歌う楽しさで満ち溢れた。
歌いながら客席がすぐ近くに見える。ほぼ満席に近い状態で お年寄りの方たちが座っている。
前列の男性が 振りを一緒にと先生が言うと、人一倍反応して すごく楽しそうに動いている。
見える見える!わたしたちの声に体を動かしている!
ほらっ!この歌だよ、会場にいるあなたたちといっしょになっているよ、今!
声が裏返ったときが一瞬あった。失敗しちゃった・・・
でも次の瞬間は 歌うことが楽しくて しあわせに満ちていた。
「Oh! Happy Day」のとき、先生がわたしたちに会場に下りていくよう目で合図した。予定外のことだったが、手を叩きながら歌いながら、降りていき、座っている方たちの方を見回しながらいく。
最初に練習していたせいか 結構一緒に口ずさんでいる方がいた。
いいね、この感じ。お年寄りだからって ばかにしちゃいけないよ。こんなに乗ってくれているんだ。
なんだかすごく嬉しくなってくる。
最後の「Jesus,Oh What~」では 立たせて身振りを教え、歌に合わせて動きましょう!と先生が勧める。
ほとんどの方が立ってくれた。すごいすごい!みんな大きく手を広げて動かしている!
あぁ なんかね、こういう風に歌うってすごいことなんだなって。
一方的に歌を聴かせるのも いいけど、同じ歌を共有するというゴスペルの力強さが ここにあるんだなという気持ち。
前列に座っていた男性が とっても張り切って「男性も参加できるのかぁ?」と訊ねていたのを聞いて、ここにもゴスペルに惹かれた人がいる!と 胸が熱くなった。
あの方、来てくれるのかな。
歌う喜び 今日はさらにさらに自分のなかに温かいものが入り込んだ気がする。
ありがとう、老壮大学のみなさん、パワーをいっぱい ありがとう・・・