風の声

想いつくまま

「忖度内閣」の大臣たち

2021年10月04日 | 日記

法律の目一杯の大臣枠を使って、岸田内閣の20人の新大臣が決まった。

初入閣が13人とあって、知らない顔の面々がずらり並ぶ。「誰を」というよりも安倍麻生に気遣いとバランスをとったパッとしない「忖度内閣」だ。

TVのコメンテーターが「大臣ガチャ内閣」と命名し、笑いを取っていた。「やじろべい内閣」と評した解説者もいて、安倍麻生のリモコン内閣であるというのは、多くの国民が思うところだろう。

内閣の顔触れで評価を得ようという打算よりも、コロナの再拡大がくるまでに、すぐに解散し、ご祝儀相場があるうちに選挙を乗り切ろうという作戦だ。

だから、人選は大臣らの仕事ぶりよりも、安倍麻生への気配り最優先。

それに、新人大臣の身体検査のミスや失言で、スキャンダルが噴出するまでに、一気に解散しようとの思惑も透けて見える。

党人事に重きを置いて、若手のエースを大臣ではなく総務会長に据えたのも、選挙を見据えてのことだ。

これまで、新内閣は高い支持率で迎えられている。あっけなく短命に終わった菅総理でさえ、就任直後には7割を超える高い支持率だった。

就任直後に解散総選挙というのは近年なかったこと。

「令和版所得倍増」の中身はまったく示さずに、ご祝儀ねらいの岸田内閣が、忖度大臣らを引き連れて選挙に打って出る。

 

 

 

 


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