現実ブログ 「遺品が語る真実」 遺品整理ブログ
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「ついに最強が出ました、2LDKのお部屋ですが玄関の入り口が高さ50cmしかないのです・・・・・」

そんな報告を受けました。

住んでいらっしゃる方はなんと女性で20代半ばの綺麗な方でした、ドアを開けると男性スタッフの顔より高いところから、横向きの顔が出てきて「お願いします」と言われたそうです。

玄関から入るのにはコツがありゴミの壁を崩さないように入らなければなりません、しかしスタッフは失敗してしまったのです・・・・・・
足を架けたところが悪かったのか、上部の30cmほどが雪崩になってしまい玄関の外にあふれてしまったそうです。
その片づけをするだけで約15分かかりスタッフはやっとお部屋に入ることができました。
すでにスーツは汚れてシャツは汗だくになっていました。

「見積もりに来たのか、作業をしに来たのかわからなくなりました。」

彼の言うようにお部屋のなかのすべてが天井から1mぐらいの高さまでゴミで埋まっていて不用品を除けながらひっくりかえりながら見積書を作成するまでに40分ぐらいかかったようです。

それでもそのお部屋の中にも一部平坦に均しているところがあり、そこには布団が敷いてありテレビも見れるようになっていたそうです。

このような現場は、私たちのように”慣れている”者でも驚きます、逆にそこまでにする時間や手間を考えると気が遠くなるほど大変なことです、片付けは1日で完了することができますが、この状態を作れといわれても1ヵ月やそこらではとてもじゃないができません。
恐らく一人で住んでいた訳ではないのでしょうが、現在は一人住まいだそうです。

お片づけは3日後、12名の作業員で対応し綺麗な状態になりました。


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スタッフは帰社後、私に言いました。

「お客さんは町ですれ違ったら思わず振り返ってしまうほど綺麗な人でしたのでなんだか信じられないような気持ちです・・・・・・」
「あまり恥ずかしそうな態度ではなく、開き直っている様な態度でほとんど無言でした、片づけをお手伝いして喜んでくださったのかどうかわかりません・・・」
「あまりあの状態を問題視していないようにも見えました。」

何か失望したようなさびしい声でした。

「そんなことはないよ、問題意識があるから依頼してきたのだしあまりの恥ずかしさでどういう態度をとったらいいのかわからなくなっていただけだよ、絶対に内心は喜んで下さっているよ!」

「そうですよね・・・・僕もそう思うことにします!」


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人間は「学習する」という事と、「慣れる」という事が出来るのですが、「学習」はプラス的要素が高く成長に大きく役立ちますが、「慣れる」ということは少し間違えれば大きなマイナス要素になってしまい、それに気づかないという「慣れ」に陥り悪循環をもたらす危険性が高いのだと思います。

慣れてしまった時には自分で気づいていない事が周りの人からよく見えているかも知れません、気をつけましょうね。。












コメント ( 15 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
私も片付け不器用☆☆☆ (白ひげパパ)
2006-05-04 10:16:40
そこまで☆

ゴミを溜めるのは☆

本当は片づけが上手いから☆

積み重ねが出来るのでは☆

尊敬しますね☆

私はいつも女房に☆

お願いだから片付けてと☆

目を三角にして言われています☆

その時の雅子は怖いですよ☆



スタッフの皆様☆

お疲れ様でした☆

見なさの今後の御活躍と☆

御自愛を為さってください☆



☆☆☆小澤

 
 
 
悪習の果て・・・ (てるプー)
2006-05-04 11:09:27
凄いですね。。こういう現実を知ると 健常者と精神を病んでいる人の境が本当にわからなくなります。ただ悪習の果てでここまでの状態になるのかと驚愕してしまいます。。

でも 良くないとわかっていて先送りにしてしまうことってけっこう多いですよね。肥満や運動不足だとわかっていても 生活習慣病になるまで放置してしまったり、期限寸前まで面倒なことを後回しにするとか。う~ん、反省!!あらためて自分の生活も見直してみます(汗)
 
 
 
(白ひげパパ)さん (管理人)
2006-05-04 11:17:25
本当に関心してしまうほど几帳面に積み上げている方が多いのには驚きます。

手前が山になり奥が空いているような方は本当の面倒くさがり屋さんでしょうが、しっかり奥からそろえてきている方はすごいです。

そこまで出来るのであれば、何かほかの事に力を発揮できそうですね。
 
 
 
(てるプー)さん (管理人)
2006-05-04 11:21:57
「面倒なことの後回し」という言葉は好きでは有りませんが、ついつい行動がそうなってしまいます。

わかっていていつも後悔するのですが、今日もまたやってしまいました・・・・

何回やったら直るのでしょうかね。





 
 
 
すでに慣れてます・・・ (rei)
2006-05-04 13:55:45
今回もお疲れ様です。

近頃、また遺体の発見が遅れるような事件が多発してますが、本当に昔と違って隣近所の方の状況とか全く知らないという感じですよね。ゴミ問題もさることながら人一人が隣の部屋で亡くなっていても気づかないという異常事態に…

以前取上げられていた「ネコ屋敷」ではないのですが私も家族の一員として一時期は7匹のネコを飼っていました。自分では気づかない猫の糞尿の臭いや、服の後ろについた猫の毛など、他人に言われるまで、当の本人は気づかないものです。今でも三匹飼っていますが、やはり玄関を開けたときなど宅配業者の方に気を使うという状態です。

臭いはそこにいる者には気づきにくいものです。多少、きつくてもそれを注意してくれる方の存在に、私は有り難いと感じております。
 
 
 
お疲れ様でした (よっちゃん)
2006-05-04 14:10:27
毎回、毎回、壮絶なお仕事お疲れ様です。今片付けられない女性が増えていると耳にしますがそこまでになると何かの病気ではと思いますね。怠慢という言葉では片付けられない様に思います。そこまでに至るまでに普通は不快になるかと思うのですが…。彼女の人間形成の中で何か問題があったのでしょうか。

今のきれいな状態はいつまでもつのでしょうか。

再度、依頼がないことを願わずにいられません…。
 
 
 
天気がいいですよ (管理人)
2006-05-04 15:27:29
(rei) さん

本日は名古屋です。。



特に臭いは人に注意が出来るのには勇気が必要ですね。

傷つけないように、受け入れやすい言葉があればいいですよね。。



 
 
 
(よっちゃん)さま (管理人)
2006-05-04 15:41:54
私は、ゴミマンションになってしまった方が決して病気だなぁと感じたことはありません。

やはり「慣れ」なのだと感じます、なぜならゴミマンションにお住まいの家族も多く、小学生や幼稚園の子供も抵抗なく住んでいるからです、この子達は病気ではないがその生活空間になれているだけで恥ずかしいという気持ちも持っていないのです。

根本的には面倒なことを後回しにしても生活できる便利な世の中になったことが大きな原因なのではないでしょうか?

 
 
 
Unknown (nagoyanagoya8)
2006-05-05 02:26:16
こんばんわ、はじめまして。



自分のブログを立ち上げてから、どこから管理人さんのブログに行き着いたか判りませんが、日々更新を楽しみにしています。



ココリコの「いきなり黄金伝説」で少し前、頻繁に紹介されていたゴミ屋敷は本当にあるんだなあ~、と思う次第です。



大学生の頃、地方の大学に入学した事もあり、家賃も比較的安く、私自身は2DKに下宿していました。



妹と一緒に3LDKに下宿している同級生がいまして、妹がいる時はまだ共有スペースは生きていましたが、妹が先に就職し出て行くと、部屋が一つずつ潰れていき、自宅ジプシー状態で違う部屋に移る生活をしていました。

最後は玄関入ったら、即、物の上を歩く、そして座るところがない状態でした。

友人の有志が集まり、この潰れたスペースを何回改善させたことか・・・。



それでも当時は面白かった思い出ばかりでした。

それは学生と言う現実の世界にまだ到達していなかったからだと思います。



今後も表にはなかなか出てこない世界を紹介してください。

 
 
 
誘われてきちゃいましたw (アヤ)
2006-05-09 02:54:40
私は片付けが苦手なニューハーフですw

まぁ、精神的に弱ってる部分もありますが、

一番の原因は部屋に誰も呼ばなくなったことですかねぇ・・・

呼んでた頃は見栄もあったし綺麗にしなくちゃとか、

思ってたんですけどねぇ・・・w

慣れって恐ろしいですね^^;

汚くても便利だから!で済ましちゃうんですからw

(実際は綺麗にしたほうがいいなぁって思いながらねw)

でも、正直私一人暮らしするまでお掃除した事なかったんです。

母親が激甘だったので、やらないくても綺麗になってたって感じですかねぇ・・・

ダメダメ親子ですねぇw



 
 
 
本当にあるんですか! (ぐら)
2006-05-13 00:34:35
トラックバックありがとうございました。



TVでみかける「ゴミ屋敷」半ばヤラセかと思ってたけど、本当にあるんですか!

またそういった家や遺品整理などのお仕事があることも知りませんでした。

異臭やら虫がはってたり・・・とか怖いこと多そうですね。



老人だと体が自由きかなくて掃除できなかったりゴミ捨てに行けないとか、鼻がきかなくて異臭に気づかないとか、目が衰えてきて汚れをおとしきれてないとか、いろいろ「仕方ない面」もあるかもだけど、若い(しかも本人は綺麗な)お客さんってのもいるんですねー。



ちなみに私も多少の汚さは平気なんですけど・・・。

やっぱり「汚い」より「きれい」なほうが気持ちいいです。

ゴミ積み上げ状態まで慣れたくはないです。

多分、ごみ屋敷の人たちも最初は「1週間掃除してない」~「1ヶ月・・・ない」~「1年・・・ない」ってステップ踏んでいったのかもですね。

病気にならないんだろうか?それが心配です。

他人事ながら・・・
 
 
 
ありがとうございます。 (管理人)
2006-05-13 08:46:47
(ぐら)さま

ゴミマンションは、ぐらさんの近くにも沢山あります。。

私どもに入ってくる問い合わせだけでも月に10件程度はあるんですよ。。

これからもたまには見に来てくださいね。。
 
 
 
ゴミ屋敷 (オクタヴィ「アヌス!」)
2006-05-22 19:00:31
トラックバックありがとうございました。



私の「ゴミ屋敷」はジョークだったのですが、

世の中には考えられないようなゴミ屋敷が

存在するのですね。



しかしそれで美人とは・・・

何とも恐ろしい。
 
 
 
トラックバック有難き幸せ (超・斎藤@会社の昼休み)
2006-07-05 12:27:22
私のブログにトラックバックをつけていただき、ありがとうございます!!



この「現実ブログ」は、左の検索を使ってゴミ屋敷関連をすべて読みました。

すべての記事に驚きました。

でも、コレが「現実」なんですね・・・。
 
 
 
(超・斎藤@会社の昼休み)さま (管理人)
2006-07-05 15:40:50
頻繁に書いていますが、本当に多いのです。

ほんとうに・・・・
 
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