萱葺きだより

三方だより改め 萱葺きだよりとして
ブログ始めます。
新米萱葺き職人の日々を、いつ更新できるか今から不安です。

旅の終わり

2009年12月25日 08時32分27秒 | Weblog
兵庫へ帰るルートとして、1別府まで走りフェリー、2佐多岬経由し四国を自走、3宮崎からフェリー、4兵庫まで自走。
所持金もフェリー代と少々となり楽しい思い出のうちに現実へ戻ることにする。
宮崎からと大分からのフェリー代は大差ない。
会員になると運賃割引があり太平洋を走る航路も魅力。
しかーし、小汚い宮崎カーフェリーはクリスマスイブで冬休み突入した学生、家族で2等は座席指定するほど。
野宿より数段快適なので私は気にならないけど、久々に昔のフェリーに乗った。
バイクは2台、車なしで乗る乗客が多い。
レストランは閑散とし、ゴミ箱には弁当の食べかすが山のように捨てられ
子供が騒ぎまわり、年寄りが目立つ船内は生活の匂いがする。
定刻に南港到着。
大阪のど真ん中を朝のラッシュ時に24号線を北上する。
師走の金曜日、大人のつまらなそうな顔、顔、顔。
みんなそれぞれ家族があって、生活があって、不平不満があって、ほんの少しの
幸せがあるんだろうな。
彼らから私を見たら、能天気な無職の浮浪者に見えるだろうけど、
所持金は3千円だけど、九州で幸せを満タンにしてもらったのは分からないだろうな。
猫4ひきが待っている我が家に帰ろう。

観光旅行

2009年12月24日 08時17分31秒 | Weblog
荷物をキャンプ場に残し身軽になって宮崎近所をツーリングする。
さすがに九州、暖かいです。
海岸ふちの小道を走ると地元の人しか知らないような素敵な場所に出くわすことがある。
そんな寄り道ができるのもカブならばの事。
ガソリン1Lで60k以上走り、コンテナケース2段と毛布を積んで走れる乗り物は
カブ以外ありえない。
世の中、贅沢になりすぎて本当の贅沢が何なのか分からない人が多い。
好きな時に好きな所に好きな時間を過ごす。
そのために、少しのお金と少しの勇気とたくさんの出会いがあれば
誰でも幸せになれる。
その為にも、必要時以外携帯の電源はOFFすることが大切。
必要以上にこれから旅する場所の下調べをせず、現地で成り行きに任せることが
大切。
旅先の苦労は後になって最高の思い出になるのだから。

なんてすばらしいキャンプ場

2009年12月23日 07時58分36秒 | Weblog
宮崎から少し北上したところに川南町があり、公営のキャンプ場がある。
マップルには無料バンガローがあると掲載されている青鹿自然公園キャンプ場
ここは私が今までに利用したキャンプ場NO1、バンガローが2棟、炊事場とトイレ、水道までついてなんと無料。
よく手入れされた施設、2日間泊まったけど両日貸切状態。
シーズンだと利用者が多いのかも知れない。
鍛冶屋の用事も済み、九州にいる理由も無くなりクリスマスを前に
兵庫に帰ることにする。
走るだけの忙しい毎日だったので、1日中天気の良いキャンプ場でボーっと
するのは至極の幸せ。
毛布やシュラフを天日干し、Aコープで食材を買出し後、近くの町営温泉でゆず風呂を堪能し、昼間っからビール飲む私は幸せ者です。
夜は気持ち悪いくらい星が見え、暖かい九州の夜でした。


美味 ソバコロ

2009年12月22日 17時49分35秒 | Weblog
飫肥は去年と同じ簡保の宿の温泉に入り、簡保の宿の近くの橋の下でテントを張る。
しばらく野宿していないので寒さは覚悟していたけど、やっぱり寒い。
スペシャル鍋と焼酎お湯割りで7時には寝るが、夜2時から明け方まで寒くて寝れず目の前にある簡保の宿に泊まれば良かったと去年と同じことを思う私は進歩が無い。
飫肥から宮崎を抜けて湯の前まで200k走る。
フェニックスロード、青島、シーガイヤ、宮崎県庁
観光地をブッチして一路湯の前に。
理由はかなり山の中にあり絶対野宿できず、日帰りで宮崎に戻らないと
この世に戻れなくなる恐れがあるため。
事実、今回の旅で最も寒く、過酷な山道をただひたすら走り、湯の前で鍛冶屋と
鋏の詳細注文をすること30分、同じ道をクネクネ戻り日向到着が午後4時。
1日に2回燃料をカブに入れたのは北海道でも無かった。
関西からカブで野宿しながら注文しにきた屋根屋はたぶん私位だろう。
次回はもっと季節の良い時か車にします。
山の中にあった食堂で食べたソバコロ、寒いからもあるけど絶品でした。
宅急便で後日送ってもらうように頼みました。

屋根屋ですから

2009年12月21日 17時33分07秒 | Weblog
垂水から海岸線を南下して飫肥まで走る。
ようやく寒波も和らぎ、本土最南端を走る割には結構寒い鹿児島を走る。
途中、文化財があれば寄り道し、茅ぶき屋根を見れば名刺を置いていく律儀さ。
でも、万が一見積もり依頼が来ても、兵庫から鹿児島まで屋根葺きに行ける訳ない。
一応名目上、営業活動と屋根技術見学と言う立派な仕事であり当然経費で落とすと私は考えていますが、柏原税務署は何て言うか・・・。
でも、湯の前に屋根鋏を注文しに行くのは事実だし、電話では鋏の微妙な注文が出来ないので   (『○○さんと同じ鋏2丁下さい』 10秒で済むかも)
屋根は地域固有で見たことも無い仕舞い方がしてあったり軒の細工が巧妙だったりでとても勉強になるけど、だからどうなのと言ってしまえばそれまでのようで。
プレハブもあれば数奇屋もあるようなものだと思っています。
文化財だから維持できる屋根も多くありますし。


あまりの居心地の良さに連泊

2009年12月20日 17時15分17秒 | Weblog
垂水ライハーにはこれからもっと南を目指すライダーが
しばし休息していた。
ここは渡り鳥が渡りの途中で数日を過ごす干潟のようなとこかも。
越冬ツバメって歌もあるけど、越冬ライダーはけっこうお気楽に1日中
コタツにこもり、漫画を読み漁ります。
私も以前読んだ『深夜特急』を1巻から読み出し、3巻途中で見切りをつけて出発してしまいました。
7巻全部読むと4日連泊する恐れがあり、4連泊すると一週間は連泊しそうな
自分を知っています。
旅も長くなり今日が何曜日なのか、何日なのか分からなくなります。
あのおぞましい寒波も明日から緩むらしいので、みなさんへのおみやげに
シチューとカツオ1本何でもありを作り、リーダーが感激して泣いてる姿を見て
幸に恵まれないオーナーなのねと思いましたとさ。
(大嘘です、リーダーあっての垂水ライハーですから、少なくとも私は垂水ライハーに泊まって幸せでした。)

どこに行っても寒い九州

2009年12月20日 17時00分45秒 | Weblog
阿久根から鹿児島を目指す。
山は真っ白、鹿児島との県境は国道なのに雪が路肩に残る寒さ。
昨日、無理して鹿児島へ走っていたら事故ってたと思う。
しかしこの寒さは何なのだ。
椰子の木に雪は似合わない。
鹿児島ゲストハウスに午前中到着。
ちょっと見学させてもらうが、なかなかキレイで良さそう。
っていうか暖房が効いているのが嬉しい。
鹿児島市内をスルーして垂水ライダーハウスへ。
久々に正統派ライダーハウスを体験した。
あの堕落した感じ、山のような漫画本、ゴミの中にいる安心感。
宿泊者やリーダーの人柄の良さ。
夏の北海道からワープしたようなライダーハウスではなく
ライハーが垂水にあった。
コタツもあるし定番の猫までいるのだから垂水はライハーの王様です。
猫の名前は、さくらです。(ただし噛みます)

あの有名な阿久根に連泊

2009年12月19日 16時47分14秒 | Weblog
寒い寒い一夜が空け、山は雪、空は雪雲。
何が何でも今日は鹿児島ゲストハウスへ行かなければ。
多分あそこには暖房があるはず。
ミゾレ空から青空になり、寒い中鹿児島を目指す・・・・・・。
が、半分位で雨になりそのうち大雨に。
阿久根から鹿児島へは後半山超えの難所がある。
泣きながら又、阿久根に逆戻り。
雨の午後、温泉に入り鍋材料をしこたま購入して管理人と宴会する。
いろいろお客さん(NPOの関係者)が訪れる。
みな阿久根が、九州が好きなんだなと焼酎に溺れた頭で思った。
夜はやっぱり寒く、アルミ箔のサバイバルシートに包まり
これで火事になったらオヤジのホイール焼きだなと思いながら
カシャカシャしながら寝てしまいましたとさ。

あの有名な阿久根に宿泊

2009年12月18日 16時34分08秒 | Weblog
報道を賑わす阿久根町長。
私の個人的な考えでは、理にかなった正当な考えだけど
やっぱり言ってはいけないんだろうな。
でも、本当に日本がひっくり返るような悲惨なことが起きると
確実に予想されるとき、真っ先に淘汰されると私は思う。
『衣食足りて礼節を知る』という言葉、もっともだと思う。
阿久根駅にブルートレインの寝台を使ったライダーハウスがある。
あまりの寒さに予約を入れて到着したけど、列車に暖房はありません。
あの狭い室内にストーブ入れたら翌朝死体になってしまう。
NPOの事務所で薪ストーブにあたり、鍋を食べ酔った勢いで
気合で寝るライダーハウス。
阿久根市長と一緒で、結構硬派なお宿です。

寒波到来

2009年12月17日 16時15分34秒 | Weblog
平戸から天草をめざし南下する。
なるべく都会に出ず、辺ぴな所を通過するようルートを取るが
佐世保を通過せずに南下できない。
佐世保ライダーハウスも宿泊候補だったけど、午前中に通過してしまい
お泊まりは次回に持ち越し。
ハウステンボスの異様な雰囲気と寂れた感じが恐ろしい。
なぜあんなとこにあんな建物を作ったのだろうか?
長崎は結構、日本の端にあり苦労して到着してあれではやりきれない。
20年放置してドラキュラハウスにすると結構リアルで良いかと。
雲仙まで走り、あまりの寒さに旅館に宿泊する。
素泊まり4000円也。
寒波到来、野宿はいくら九州でも無謀な寒さになった。
温泉が余って、そのまま海にガンガン流れている。
いきなり海に流れる前にそのお湯なんとかならないのだろうか?
川の上に板をひいてその上で寝たら、天然床暖房で暖かいだろうに。
地元にお金が落ちない設備は作らないだろうな。
足湯に夜中に入浴する私にとって捨てられる温泉は見るに忍びない。