萱葺きだより

三方だより改め 萱葺きだよりとして
ブログ始めます。
新米萱葺き職人の日々を、いつ更新できるか今から不安です。

今日は植木屋

2011年10月27日 20時00分35秒 | Weblog

お寺の山門も終わり、あとは近所のお寺の庫裏が待っている。足場ができるまで数日のお休み。

以前から頼まれていた庭柵を作った。孟宗竹の立派なやつを1本頂き、鉈で8分割し柵の材料とする。イメージは京都のお寺だけど、竹を割るのは屋根を葺くときに太い縫い口竹を半分に割る位で、孟宗竹なんか割ったことが無い。

鉈の背をハンマーで叩き竹を割っていく。鉈をハンマーで叩くのはルール違反だけどこの際仕方ない。こんどグラインダーで鉈の背を削ることで許してもらう。

見よう見まねで竹柵の出来上がり。半日かかった力作ですが、日当は、午後からバイクで峠に走りに行ったガス代で相殺されてしまいました。

峠は路面がドライですが、落ち葉がコーナーの奥に溜まっていて見た目が滑りそうで、いまいちの走りでしたが、昼飯も食わず4時間走り続けたのでお腹も空きましたが、XJRの燃料計も腹ペコ状態で燃費悪い1日でした。

峠走るときに、燃費を気にしてはいけないけど、あまり回せないと言うか、回すと怖い。

(峠では2,3速で十分な、おっかなびっくりのXJR乗り)

 


帰りは寝そうです。

2011年10月21日 20時28分57秒 | Weblog

舞鶴から今度は姫路方面へ。近所にも茅葺屋根はあるのに、なんで・・・・。

篠山は今ごろは霧がたって、雲の中を走るよう。

山を3つ越えて現場に到着します。

仕事が終わって家に帰るころは、疲れ果てて運転してても、寝てしまいそうです。

今度の現場はお寺で、手伝いの人が6,7人常時来てくれます。

山門を葺くのにそんな人数は要らないのですが、田舎の付き合いってのは辛いですね。

住職自ら茅を運んだり、掃除したりで檀家も大変です。

今日、棟あげも無事終わり、刈り込みになりますが、明日は全国的に雨模様。

嫁は実家に帰ってしまい、猫4匹の飼育係りをしています。

本当は、猫より愛人のほうが良いのですが、世の中そんなに甘くない。


遠距離通勤 

2011年10月11日 09時57分10秒 | Weblog

舞鶴の現場もようやく終わりやれやれ。

朝早く、霧で何も見えない山道を走るのはとても気を使います。

天気にも恵まれて、予定どうりの日数で屋根が葺けてよかった。

秋晴れの中、屋根の上から神社へお参りに来られる人を多く見ます。

遊園地も良いですが、昔からの行事を実行する若い人も増えているようで、ちょっとだけ安心します。

神様に頼らないといけない夜の中になってきたのかも知れませんが、より所が欲しいのでしょうか?

年金も受給開始年齢が引き上げられるようですし、収める金額も値上げになります。日々の消費のやりくりに手一杯な若者に、将来の年金を納めるのは、よっぽどしっかりとしたビジョンが必要ですが、今の政府を見たら躊躇するのは無理ないと、私は思います。

明日必要かも知れない、国民健康保険が払えないのですから、数十年後の年金なんか払えるわけがありません。

公務員は年金も健康保険も全部国民年金、国民健康保険に乗り換えて、危機を自分の事にすべきだと思います。自分達だけ別の保障された仕組みに乗っかっていては、所詮他人ごとです。

屋根屋は80過ぎても現役でやっています。ある程度収入があれば、貰える年金も貰えなくなるようですが、それを考えると今まで払った年金はどうなるのか、今後どうするべきか考えてしまいます。

 

 


そうだ、京都へ行こう  

2011年10月09日 09時34分46秒 | Weblog

世の中3連休で、秋の季節の良い今、家でゴロゴロしているともったいないので

京都へカブで行ってきました。

篠山は味まつりとやらをやっていて、篠山へ向かう道路は大渋滞。そんな車を見ながらカブは反対方向へすいすい走ります。

距離にして60kちょっと、約2時間で京都へ到着、なんかとても遠い感じがしますが京都ってけっこう近いとこにあります。

先斗町の路地裏や車が入れない狭い道もカブならどこでも走れますし、どこに停めても文句言われないし、まさに京都を走るためにある乗り物です。荷台に縛った座布団も和風で京都の町並みに溶け込みます。

走るだけでは、嫁に怒られますので拝観料がいるお寺にもちょっとだけ寄ってみましたが、連休なのでどこも観光客がいっぱいです。

でも、外国のお客は極端に少ないです。日本人が鈍感なのか、外人が敏感なのか良くわかりませんが、アメリカのような広い国土から考えると、福島と京都の距離は隣町くらいの感じで近寄れないのかも知れませんし、円高で日本に来れないのもあるでしょうね。

目障りな中国系の観光客が少ないのは、とても喜ばしいことで、昔の京都に戻った気がします。

帰りの道も、篠山から帰る車で大渋滞、車1台1台に黒豆が乗ってるのかと考えると、恐ろしい気がします。今年の黒豆はまだ早くて美味しくありません。あと10日待っていただくと良いかと思います。早い豆を食べても青臭く、豆も小さく、良くありません。

 

 

 


棟あげ その1

2011年10月05日 20時22分58秒 | Weblog

棟の長さ16m、とてもおおきな屋根の棟上げをしています。

今日の天気予報は午後から雨。予報どうりお昼から雨が降

り始め、棟の横竹を揃えたあたりから雨で、少々の雨な棟を仕上げてしまおうと濡れて棟上しましたが、パンツまでずぶ濡れで、3時のお茶をしたら早々と退散しました。

屋根が大きいので少々の太い竹を上げても、格好がつきません。千木の孟宗竹は一升瓶より太い径の竹を上げましたが、下から見てもそんなふうに見えないほど、屋根が大きく高い棟でした。

帰りに地元のスーパーに寄って、石もちと鯖、秋イカを買って帰りました。鯖は塩をして酢で締めて明日あたり締め鯖になる予定。石もちは二匹塩焼きにして残りは醤油で炊いて日本酒で美味しく頂きました。秋イカは3はい刺身にして、残りは塩をふって明日塩焼きになります。

結構な量でしたが、全部で500円くらい、やっぱり海辺のスーパーは魚が安いです。


遠距離通勤

2011年10月03日 19時04分04秒 | Weblog

一週間ほど前から、約80kの現場へ通っています。結構な距離で高速に乗る余裕もなく、早朝の空いている一般道をすっ飛ばしています。

篠山から現場までいろんなルートがあるのですが、地図見ながらどのルートが一番早いか研究して毎回違う道を走っていますが、現場が終わるころ判明すると思われます。

でも、どの道走っても、5分と変わらない気がします。

篠山は今の季節、朝霧がたって前方視界が数メーターの世界ですが、霧の出る日は晴天になるので秋の季節の良い時期、屋根葺きしています。

遠距離通勤なのと、現場の写真をUPするのもめんどくさくなってあまり更新できませんが、北海道から帰ってからも、仕事はちゃんとしていますので、身内の方々、安心してください。

休みの日には、早朝に峠にバイクを出しておっかなびっくり走っています。タイヤを替えてコーナーのライン取りにメリハリがついた気がします。ほとんど3速で走りオートマみたいな感じですがコーナーの切り替えしはちょっとだけステップすってドキドキです。

屋根は今は棟を葺いていますが、大きな屋根なので進捗が進みません。施主に大変良くしてもらって幸せですが、こんな現場ほど早く終わってしまうのは何故なんでしょうかね。

早く現場を終わらせて、季節の良い秋に島なみ街道を原チャで走破する計画ですが、親方の都合では、次にすぐにお寺があるそうで、どうなることかと・・・。