先日の「看護師の日」の大会の裏にはちょっとした事件もあった。
この日の大会の開始30分前くらいになって、病棟の医師と一緒に会場へ。
そこで
「ビデオカメラはどこだ?」と聞かれた。
「ないよ。」
と僕はこたえる。
すると
「昨日、持ってきてって言ったじゃん。」
と怒りだす医師。
どうやら今日の大会をビデオで撮ってほしかったらしい。
でも、僕はそんな話は聞いてない。
「そんなのはじめて聞いたよ。」
とこたえると、
お前が悪いという態度で
「今すぐ家に帰ってとってこい!!」
という医師。
わけわからないけど、とりあえず、家に戻ってビデオを持ってきて
言われたとおりにビデオ撮影。
終わった後、何事もなかったかのようにしているから、
もう一度、今日の出来事について話をしてみた。
どう考えても昨日、僕はそんな話聞いてない。
でも、医師は
「もう終わったことだからどうでもいいだろ。」
というウズベク人得意のひらきなおり。
そこで、僕は最終手段を使った。
「今日のことは納得いかない。これは大きな問題だ。JICAに報告する。」
と怒ってるぞ!! という雰囲気を全開にだしながら言った。
そしたら急に上の先生まで出てきて、
「ちょっと待ってくれ!!」
と話し合いがはじまった。
どうやら、昨日、僕にビデオを持ってきてと言った!!と言い張る先生は、
他のスタッフに、僕に伝えるようにお願いしていたらしく、
直接僕には言っていないとのこと。
その他のスタッフってのもよくわかっていないが…。
とりあえず、
「僕に何かあるなら、直接僕に、そしてウズベク語があんまりわからないから、
ゆっくり正確に伝えてくれ。」とお願いしといた。
怒っていた先生も結局、
「あんな言い方して悪かった。」とあやまってくれた。
JICAと問題をおこすことは避けたいのがここの病院。
だから、「JICAに言うぞ!!」というのは必殺技のようなもの。
ここまで読んで、
なんて子どもっぽい、ちいさなけんかをしているんだ!!
って思う人が多いんじゃないかな!?
一見、くだらいなけんかなんだけど、
実はこれが残り約1年の活動に大きな意味をもたらすと思う。
活動がはじまってから、ほかにも、たくさん「あれ?」
と思うことはあったけど、
僕は基本的に今まで全部「いいよ、いいよ!!」と言って、
ウズベクスタイルに合わせてなんでも手伝ってきたし、許してきた。
そうやって信頼関係や自分の立場を築いてきた。
だから、今は
「この病院で僕がいなくなるのは困るはず。」
「JICAがなくなるのは困るはず。」
これまで築いてきた信頼関係があるからこそ、
そこに僕は絶対的な自信がある。
だからこそ、
僕の話を聞いてくれるし、
いよいよこれからは僕の言葉にも意味が出てくる。
今日のビデオの一件も、僕は本当は別に怒ってない。
だけど、あんまりにもテキトーなことばっかりやってると
本当に怒るんだぞ!! あんまりにもなめられては困る!!
ということをしっかりみせる良い機会だと思って、しっかり怒ってるようにみせた。
これがひとつのインパクトになって、
今後の活動に良いながれをよびこむと思う。
これが
6月29日のイベントをドタキャンさせないための一手にもなったと思う。
残り1年は良い意味で「信頼」という力を使って
この病院をもっと良くしていくために
本当に大事なポイントで、強く意見を言おうと思う。