政府方針批判を繰り返す山拓と加藤紘一

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　加藤紘一元自民党幹事長

【筆者記】
各党は夏の参議院選に向け、他党との駆け引きと参院選の準備に追われている中、自民党の中川政調会長は１８日のフジテレビの「報道2001」の番組で、北朝鮮に対する重油支援について「９５万トンについては、日朝の（作業部会の）会議も始まるし、やらないとは断言していない」と述べ、拉致問題が進展すれば、日本の参加もあり得るとの考えを示しました。
これは日朝の作業部会での拉致問題が解決された場合のみ参加もあり得るということが前提であり、決して解決がされなくても重油の支援参加に乗り出すとは言っていません。全ては全面解決が基本だと言うことです。
そして加藤紘一は同番組などで、「諸外国は拉致問題に『理解』と言っているが、外交辞令に近い。（日本が）置いてきぼりにされる可能性が高い。拉致と核をセットに進めるやり方は限界に来ている」と述べ、拉致と核の問題は分離すべきだとの考えを示しました。他国の外交辞令がどうだろうが取り残されようがそのようなことは関係はありません。政府は今までの日本の方針を堅持すべきなんです。
加藤が拉致問題の進展がなければエネルギー支援を行わないとする政府の方針変更、転換を要求するのであれば自民党を辞めて言ってほしいものです。やはり反主流派そして個人的孤立をするとどうしても意固地になってしまう、年をとれば頑固になってしまい、そして自分の考えをアピールしたくてしょうがない、これは山拓にも言えることですが。だけど自分のふるさとのように北朝鮮が心配なのでしょうか、どうみても不思議です。
一方、日本で最も女性の好きな議員である自民党の山崎拓・前副総裁は１８日、テレビ朝日「サンディプロジェクト」の番組などで、北朝鮮の核問題をめぐる６か国協議に設置される日朝国交正常化作業部会について「作業部会で拉致問題を協議するのは限界がある。（北朝鮮との）直接対話をやらなければ、前に進まない」と語りました。
その理由については、「日本は重油支援をしないだけに、日朝の作業部会が円滑に進まず、他の作業部会がどんどん進行して時間切れになる」と指摘しました。
一方、１月の自らの訪朝で、北朝鮮側が小泉前首相の３回目の訪朝について「望んでいない。それで（懸案を）片づけようとは思っていない」と語ったことを明らかにした。
しかし、北朝鮮と直接対話ですか、六カ国協議では日朝の懸案事項として作業部会で拉致問題を討議をすると決まっています、なぜ合意されたこと以外にしなければいけないのでしょうか、言い換えれば合意違反です、これをやっていたのが韓国の盧武鉉ですよ、そのことがどれだけの各国批判と北朝鮮の見返りに対して有利に働いたかわかっているのでしょうか、日本は作業部会で北朝鮮がどのような結論を出そうが関係はありません、今までの日本政府の方針を貫き、北朝鮮に対して拉致問題の解決なくして見返り支援はあり得ないとしっかり述べるだけでいいんです、私はいつもこの二人に対して疑問を感じるのは拉致問題は「国家の主権と国民の人権を侵害した拉致という犯罪」なんです、北朝鮮当局による国家的犯罪行為ですよ、わかってますか。この二人は政治家として国家の主権をどのように考えているのでしょうか、またこの拉致問題の被害者は貴方たちではありません、拉致された拉致被害者のご家族です、ご家族の方はなんと言ってらっしゃるでしょうか。
横田夫妻は記者団に対して「北朝鮮を絶対に許しません、これからも安倍総理の政府方針を支持します、今後ともよろしくお願いいたします」と述べています。また被害者である「家族連絡会事務局長」の増元さんも政府方針を支持し、より強い経済制裁を望むと言っています。ということは拉致被害者の皆さんが安倍政権の政策を全面的に支持をしていると言うことであるならば貴方たちはこの拉致被害者の考えを全て否定していると言うことになります。誰が犠牲者であり、主人公なのでしょうか、決して貴方たちではないはずです。
世帯の大きい政党はどうしても意見の違いが出てくることは仕方がありません、しかしこの拉致問題は別の問題です、国家として「悪性腫瘍国家北朝鮮」にどのような対峙していくのか重要な意味があるんです、このような議員がいることでどれだけ北朝鮮が喜んでいることやら、そして参議院選の前にわざわざテレビにまでも出演して政府の方針に対して批判をすると言うことは与党の議員として失格ですよ、与党議員であるならば今はいえないことではないでしょうか、問題があるのであれば自民党内で意見を言うべきであり、メディアに対しまるで北朝鮮に支援をするということを普通の人間ならばいえないことです。正直に言えば議員というより人間としていかがかと思います。この二人にとって北朝鮮はそんなに悪いことをしていないと思っているのでしょう。そうでなければ覚せい剤を国家で精製し、国家として偽札をつくり、テロを行い、拉致を繰り返してきた北朝鮮に「何でもプレゼント」しましょうなんて普通の人間ならばいえないことです、又国家の威信にかかわることです。
政府は拉致問題は国益の根本にかかわる問題だとして政府のこれまでの方針変わりなく堅持すべきだ言う考えを示しています。
中川政調会長は本日、記者団に対して「六カ国協議で日本が基本線を譲らず強硬な立場をを保ったために北朝鮮も合意を守らなければ重油を手に入れられなくなった、拉致問題は日本の国益の根本にかかわる問題であり、直接利害関係のないほかの国にあわせろというのは意味のない話だと述べ、政府は今の方針を堅持すべきだと言う考えを示しています。
政府は北朝鮮の核問題をめぐる６カ国合意を受け、日朝国交正常化作業部会の議題や協議の進め方、メンバーなどについて、月内にも北朝鮮側と事前協議する方針だそうです。日本側は拉致問題を主要議題として本格交渉に入りたい意向だが、北朝鮮側は「解決済み」との立場を取っており、難航も予想されるがそのことが逆に日本にとってはチャンスです。
チェイニー副大統領が２０日からの訪日で、拉致問題を重視する日本の立場に理解を示し、支持を表明する方針を明らかにした。北朝鮮に厳しい態度をとるチェイニー氏は、安倍首相らとの会談で、北朝鮮の核問題をめぐる６者協議での合意文書の採択を受け、改めて日米同盟の連携強化の重要性を確認する。
最後の最後まで突っぱねればいいことです、あとは日米の連携です。問題はいかに米国を説き伏せるかが重要な課題だと思います。

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備考
もっと馬鹿なのは南朝鮮盧武鉉です。
自国の朝鮮日報ですら諦めています。
金大中（キム・デジュン）前大統領も15日に公州大で行った講演で「米中間選挙の影響により、北朝鮮との関係を率先して悪化させてきた超強硬派の勢力が後退した」と語っている。
　しかし米民主党は金正日（キム・ジョンイル）政権が自国の住民を飢えさせ、自分たちだけ放蕩（ほうとう）を尽くしているのに嫌悪感を感じており、北朝鮮に核を放棄させるためには断固たる対応が必要だという点では共和党とまったく同じ立場だ。
　現政権の関係者は中間選挙が終わるや否や、「米民主党はすべてにおいて共和党とは反対の方針をとるだろう」という浅はかな期待を抱き、国際社会との約束をほごにした。そんな韓国政府も問題だが、そうした政府の政策を支えようと東奔西走しながら、民主党が勝利しさえすれば世の中が変わるかのように大げさに語ってきた人々の程度の低い対米認識にもあきれざるを得ない。
　盧武鉉大統領はわずか2カ月前に米国議会で「北朝鮮が核実験を行った場合、制裁を含む断固たる措置を取る」と語っておきながら、その約束を完全に無視した。そして現政権が自分たちの援軍だと固く信じてきた米国民主党すら韓国に対する失望感を表明し、共和党に至っては「同盟国間にあってはならないこと」と非難する事態を招いたのだ。
北朝鮮を応援するバカにつける薬がないとはこのことですね。