
歴史あるこの学校は更地にされ現在、跡形もありません
【筆者記】
財務相の諮問機関・財政制度等審議会(財政審)は6月初めにまとめる報告書(建議)で小中学校の統廃合による経費削減効果を強調する見通しだ。財務省は、527校を221校に統廃合した結果、年約170億円の削減効果があったとの資料をまとめた。
財務省が財政審に提出したその資料は、公立小は387校から161校に、公立中は140校から60校へ、それぞれ統廃合して05年4月に再出発した計221校を独自調査したもの。統合前後で公費支出を比べると、小学校で年129億円、中学校で45億円減ったという。
資料は、小学校は1学年で2クラスに満たない学校が全国で半数を占めるなど、小中学校ともに文部科学省が「標準」とする規模に満たない学校が約半数に上るとする。また、06年の小学校の児童数は、最近のピークだった1981年より4割減なのに対し、学校数は81年に比べ9%減でしかないとして、統廃合が遅れていることを強調している。
財政審の西室泰三会長は21日の会合後に、小中統廃合を通じ、「教育にかかる費用を節約できるのは、はっきりしている。しっかり打ち出したほうがいい」と述べた。
財務省は、保護者アンケートは、規模拡大で「友達がたくさんできる」などと好評だったとしているが、「通学が遠くなる」などとして反対論も根強いという。
まるで経費削減の大合唱だ、はたしてこれでいいのでしょうか。
一体、教育とは何なんでしょうか、簡単に言えば才能を引き出すことが教育です。教育とは言う事ではなくて、やって見せることが教育です。そして重要なことは教育とは「言う」ではなく、いじめはだめですといって聞かせるのではなく、教育=環境 ということです、環境を整えることによって自然と教育されるわけです。
私は環境の整備が十分に整い、その中でお互いに子ども達が信頼感を持ち、助け合い、思いやりを持つことで教育はなされると思っています。統廃合により効率を基本した教育は本当の意味での教育ではありません。
ですから先生に思いやりと子どもに対する気配りがなければ教育など出来るはずがありません、だからこそそのような環境を作ってあげること、教科書だけでは教育は出来ないということです。
当たり前だと思っていたことから常識や先入観念を取り除き、考える方法を教えてあげること、自分に可能性があることを教える、それが教育です。
教育は国家の根幹に関る重要な問題です、私は教育に今まで以上、予算をかけるべきだと思います。子ども達が少なくなり、その学校を廃校し、統合させる教育の合理化はまったくナンセンスです、都会では少し無理かも知れませんが寺子屋的発想で生徒が15名、先生が1名であっても一向に構わないのではないでしょうか、それともまた箱物を作って建設族議員に協力しますか。
財政審の西室泰三会長は小中統廃合を通じ、「教育にかかる費用を節約できるのは、はっきりしている。しっかり打ち出したほうがいい」と述べたそうです、この人は何を考えているのでしょうか、節約とは教育の環境整備が目的ですか、「節約」と言うのでなればもっと節約しなければいけないものが山ほどありますよ。
日本の教育予算は世界を比較して非常に貧困です。
ちなみに、単純に比較をすれば0ECD世界の主要国30カ国の中で国民総生産に対する学校教育費の比較をみても日本が3.5%で最下位です。平均は5.2%なんです。
内閣の最重要課題であるならば予算を組みなおすべだ。
また0ECDの調査によれば学級規模について小学校ですがドイツが22名、日本が約28名です、中学校ではドイツが約25名、日本が約34名です、中には40名を大幅にオーバーしている学校もあります。文科省の努力はわかりますが今こそ対面教育を基本にした少人数学級に、よりシフトを変えるべきだと思います。
昨日、富山放送で学校統合問題を題材した番組を放映していました。
財務省は、保護者アンケートは、規模拡大で「友達がたくさんできる」などと好評だそうだがどこの地域からのアンケートでしょうか、少なくても私の住む地方は決してそうではない。
地方は子どもが減り、統合が進んでいます、送迎のマイクロバスまでも準備をして新しい学校に行く生徒達、残された学校はまるで何十年の歴史を処分するかのようにショベルカーが入り、壊されていきます。
それを涙目で見つめる子ども達、廃校をまじかに控え、最後の卒業式で最後の校歌を歌う卒業生と在校生、その中で一緒になって校歌を歌う卒業されたおじいちゃんやおばあちゃんの姿を見てなんともいえない悲しい気持ちになったのは私だけではなかったと思います。もっと日本人は日本人の心そして歴史を大切にすべきだと思います。
今日も日本で一つの歴史が閉じようとしています。
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体育館を残し更地にされた学校跡地
備考
日本人の悪い癖ですが、ちょっと財政削減と言う方針を掲げれば何が何でもすべて削減だ。規制緩和でもそうです、小泉政権の実験は私達に何をもたらしたでしょうか。よく考えるべきだと思います、ちょっと規制を緩めれば「何でもありき」という考えにすぐに傾いてしまう日本人。果ては自由勝手と履き違える日本人、そんなところがありませんか。もっと臨機応変なハンドリングが必要ではないでしょうか。少なくても私はそう思います。
【筆者記】
財務相の諮問機関・財政制度等審議会(財政審)は6月初めにまとめる報告書(建議)で小中学校の統廃合による経費削減効果を強調する見通しだ。財務省は、527校を221校に統廃合した結果、年約170億円の削減効果があったとの資料をまとめた。
財務省が財政審に提出したその資料は、公立小は387校から161校に、公立中は140校から60校へ、それぞれ統廃合して05年4月に再出発した計221校を独自調査したもの。統合前後で公費支出を比べると、小学校で年129億円、中学校で45億円減ったという。
資料は、小学校は1学年で2クラスに満たない学校が全国で半数を占めるなど、小中学校ともに文部科学省が「標準」とする規模に満たない学校が約半数に上るとする。また、06年の小学校の児童数は、最近のピークだった1981年より4割減なのに対し、学校数は81年に比べ9%減でしかないとして、統廃合が遅れていることを強調している。
財政審の西室泰三会長は21日の会合後に、小中統廃合を通じ、「教育にかかる費用を節約できるのは、はっきりしている。しっかり打ち出したほうがいい」と述べた。
財務省は、保護者アンケートは、規模拡大で「友達がたくさんできる」などと好評だったとしているが、「通学が遠くなる」などとして反対論も根強いという。
まるで経費削減の大合唱だ、はたしてこれでいいのでしょうか。
一体、教育とは何なんでしょうか、簡単に言えば才能を引き出すことが教育です。教育とは言う事ではなくて、やって見せることが教育です。そして重要なことは教育とは「言う」ではなく、いじめはだめですといって聞かせるのではなく、教育=環境 ということです、環境を整えることによって自然と教育されるわけです。
私は環境の整備が十分に整い、その中でお互いに子ども達が信頼感を持ち、助け合い、思いやりを持つことで教育はなされると思っています。統廃合により効率を基本した教育は本当の意味での教育ではありません。
ですから先生に思いやりと子どもに対する気配りがなければ教育など出来るはずがありません、だからこそそのような環境を作ってあげること、教科書だけでは教育は出来ないということです。
当たり前だと思っていたことから常識や先入観念を取り除き、考える方法を教えてあげること、自分に可能性があることを教える、それが教育です。
教育は国家の根幹に関る重要な問題です、私は教育に今まで以上、予算をかけるべきだと思います。子ども達が少なくなり、その学校を廃校し、統合させる教育の合理化はまったくナンセンスです、都会では少し無理かも知れませんが寺子屋的発想で生徒が15名、先生が1名であっても一向に構わないのではないでしょうか、それともまた箱物を作って建設族議員に協力しますか。
財政審の西室泰三会長は小中統廃合を通じ、「教育にかかる費用を節約できるのは、はっきりしている。しっかり打ち出したほうがいい」と述べたそうです、この人は何を考えているのでしょうか、節約とは教育の環境整備が目的ですか、「節約」と言うのでなればもっと節約しなければいけないものが山ほどありますよ。
日本の教育予算は世界を比較して非常に貧困です。
ちなみに、単純に比較をすれば0ECD世界の主要国30カ国の中で国民総生産に対する学校教育費の比較をみても日本が3.5%で最下位です。平均は5.2%なんです。
内閣の最重要課題であるならば予算を組みなおすべだ。
また0ECDの調査によれば学級規模について小学校ですがドイツが22名、日本が約28名です、中学校ではドイツが約25名、日本が約34名です、中には40名を大幅にオーバーしている学校もあります。文科省の努力はわかりますが今こそ対面教育を基本にした少人数学級に、よりシフトを変えるべきだと思います。
昨日、富山放送で学校統合問題を題材した番組を放映していました。
財務省は、保護者アンケートは、規模拡大で「友達がたくさんできる」などと好評だそうだがどこの地域からのアンケートでしょうか、少なくても私の住む地方は決してそうではない。
地方は子どもが減り、統合が進んでいます、送迎のマイクロバスまでも準備をして新しい学校に行く生徒達、残された学校はまるで何十年の歴史を処分するかのようにショベルカーが入り、壊されていきます。
それを涙目で見つめる子ども達、廃校をまじかに控え、最後の卒業式で最後の校歌を歌う卒業生と在校生、その中で一緒になって校歌を歌う卒業されたおじいちゃんやおばあちゃんの姿を見てなんともいえない悲しい気持ちになったのは私だけではなかったと思います。もっと日本人は日本人の心そして歴史を大切にすべきだと思います。
今日も日本で一つの歴史が閉じようとしています。





体育館を残し更地にされた学校跡地
備考
日本人の悪い癖ですが、ちょっと財政削減と言う方針を掲げれば何が何でもすべて削減だ。規制緩和でもそうです、小泉政権の実験は私達に何をもたらしたでしょうか。よく考えるべきだと思います、ちょっと規制を緩めれば「何でもありき」という考えにすぐに傾いてしまう日本人。果ては自由勝手と履き違える日本人、そんなところがありませんか。もっと臨機応変なハンドリングが必要ではないでしょうか。少なくても私はそう思います。
このような建築物が消えてしまうことが本当に悲しいです。
私の住む東京もめちゃくちゃに破壊を繰り返され空はなくなりコンクリートジャングルと化しています。
高さ制限が解除されてしまってからやたら高層ビルが増え、息苦しくほっとできる場がどんどん消えています。私も地方の廃校になる学校の最期の卒業式典の映像を春にみましたが、近隣の元卒業生達がたくさん集まり、数名の在校生達と数名の先生達ともに涙で学校の最後を見送った姿が残念でなりませんでした。
地域の中の学校の存在は、いろいろな意味をもつはずです。財政削減すべき箇所はもっと他にあると思います。なんでも規制緩和、数の倫理には反対です。
本当にもったいないですね、そして残念です。
私が題材にしたのはこの学校です。
浅井小学校は廃校されましたが調べればホームページが残っていました、ぜひ見てあげて下さい。
http://www.tym.ed.jp/sc145/h16/index.html
小泉改革により、教育が医療がそして日本が崩壊していっています。
作り上げるのには時間がかかりますが、壊すのにはそれほど時間はかかりません。
政府に騙され、官僚に騙され、マスコミに騙され続ける、哀れな日本人…。
アメリカ合衆国の1州になってしまうのでしょうか?
はっきりしたソースがわからず記憶が曖昧で申し訳ないのですが、確か江戸時代の寺子屋のほうが、今の学校の数より多かったという話を聞きかじったことがあります。身近に子供達が勉強をする場があった時代、学ぶ喜びがありその場に行く事が楽しかった時代、地域の人達と学校との密接な繋がり・・。失ったものを色々考えると、日本が破滅へむかっているようで恐ろしく感じます。なんたら委員会だの愚かな有識者会議にお金をかけるより、教育費として必要な箇所にきちんとお金を落としてほしいものです。
まずは教員組合みたいな、政治的活動をやめてしっかり学力を付ける、人間性を養うものに変えてもらいたいと思っています。問題教員のニュースも多すぎます。採用方法に問題があることが予想されますが、聖職と呼ばれるにふさわしい人材がそろうなら、もっともっと教育に時間とお金をかけて、良い環境を整えてもらいたいと願います。
コメントとTBありがとうございました。
滋賀県の小学校でも素晴らしい校舎を破壊しようとして住民が抵抗しました。
経費削減というが教育は国の根本です。ここを
けちってどうするんでしょうか。
もうこの頃、日本に希望がもてなくなって
悲観的な気持ちです。本当に情けなくて涙が出そうですよ・・・。
見ていただけましたか、すごくかわいいホームページでしょう。
クラスは20人前後です、先生と生徒そして近くの大人の方がずっと今まで小学校を守ってきたのかがわかります。教育は先生と生徒が同じ目線に立ち話し合える環境が大切です。そして地元の皆さんがそれをバックアップしていく、それが本当の教育ではないでしょうか、そして日本と言う国を大切にし、みんなが同じ仲間だと教えることが教育だと思っています。
ようちゃんさん、こんにちは。
おっしゃるとおりです。
町から活力が消えて行くということは文化・伝統が薄れていくということです、お祭りでも若者のいない町は本当にさびしいものです、地域から小学校が無くなるとより一部に偏り、一方で過疎になって行きます、残念です。
今、新しく町内にあるマンションに引っ越してきた若い夫婦は町内会費すら知らないんです、それでいて児童会の催しに参加したがるんです、町内会の予算で児童会が成り立っている、こんな基本的なことがわかっていないのが今の日本です。
とある医師さん、こんにちは。
初めてコメントをいただいたのでしょうか、ありがとうございます。私は今まで小泉政権を米国の言いなりになり日本経済をずたずたにし、多方面では文化や伝統をないがしろにした戦後最大の政権だと批判をしてきました。
私は決して国粋主義者ではありませんが、ただ今の日本がやるせないんです。こんなことでいいのか、いつも日本が心配です、それは単純に日本がそして日本人が好きだからです。
仕事の関係で海外から日本を見る機会が多いのですがこれほどしっかりした国民はいません、日本人はあまりにも日本という国をしらなすぎですだと思っています、知れば面白いもので欠点も見えてくるんです、欧米の文化に惑わされず、日本人が今まで大切にしてきた日本の文化・伝統を受け継いで生きたいのもです。
VIVAさん、いつもお世話様です。
教育は国家の根幹を成すものです。
私はいろいろな評価があると思いますが先生には給与の面でも差をつけるべきだと思っています、たとえば公務員の場合は難しいとは思いますが別途ボーナスで支給するとかいろんな政策は必要なのではないでしょうか、先生間の競争は大切です、教育に予算を削減すべきでは絶対ないと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
sesiriaさん、お久しぶりです、こんにちは。
おっしゃるとおりですよ、経費削減なんて何を考えているのでしょうか、やはり滋賀県でもそうですか、本当に残念です、私がわからないのはなぜ何十億もかけて新校舎を建てるのでしょうか、学校が木造でも小さくてもいいんです、寺子屋であってもいいじゃないですか。今言われる、だめ教師をやめさせればどれだけの経費削減になることやら。そう思いません?。
今後ともよろしくお願いいたします。