森かずとしのワイワイ談話室

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王子ペンション苗場坂本信春さんご一家との出会いに感謝して

2009-12-29 23:45:47 | Weblog
 14年間苗場スキー場の定宿としておつきあい頂いてきた王子ペンション苗場の主人、東京都北区王子の坂本信春さんが、今年3月に他界されていました。年末恒例のスキーツアーを電話予約したときに、お連れ合い様から聞きました。弔意を携えて、今年も27日から苗場に王子ペンションを訪ねました。

 昨年12月末にペンションに滞在したとき、信春さんは2年越しの闘病生活を述懐し、それでも気丈に店の顔として立ち回っておられました。そして、東京大空襲の生き証人として初めて体験を語られたことを本ブログでも掲載しました。
 4時間余りのドライブで、王子ペンションに到着し、お連れ合い様から詳しい話を伺いました。1月中まで仕事を続けておられたが、入院が必要な状態に到り、約一ヶ月の入院生活の後に息を引き取られたとのことでした。信春さん亡き後、ペンション経営をどうするかお連れ合いも悩まれたそうですが、東京で同居する娘さん夫婦に自分たちも手伝うからと促され、この冬の営業を決心されたとのことでした。スキー人口の減少に経済不況、ペンション経営は厳しい条件だらけですが、信春さんが残した遺産を何とかして守ろうとご家族が手を携えておられることに感動しました。
 シーズン30日近くスキー場に通っていた私ですが、この道に入ってからはそれはままならず、この年末スキーをやりくりしている状態ですが、王子ペンションがある限り苗場には通います。
 今年は、大切な方との別れがあります。でも、江戸っ子を彷彿とさせるきっぷのいい、人情家の信春さんとの出会いは忘れるものではありませんし、残されたご家族との新たな交流が始まることに感謝します。

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