第２９回よもやまニュー本市

　２２日から二日間、いつものラブロ７Fアートシアターいしかわを会場に、２９回目のよもやまニュー本市を開いています。いつもの伴さん、広谷さんが搬入設営のボランティアでご協力下さいました。感謝。
　設営後の半日、久しぶりに会場で店番をしました。３Fの軽食喫茶サロン・ド・テ・エッセのママが口コミでどんどんお客さんを送り上げて下さる。名簿上の人物が、実は私の幼い頃を知る方であった。店番しながら新しい出会いがあり、いつしかまちづくりのこと、戦後の金沢の歴史、本との出会い、いろんな話題で四方山話に花が咲きました。はじめて来られたある女性は、こんなところがあるなら、自分の好きな本を捨てないですんだのに。本は捨てるのが忍びない。さりとて部屋には空間がいる。自分の好みが知らない誰かに伝えられる。重ねられる。生き返らせられる。また、商業主義に流れた古本屋では並ばないが、違った価値のある本が見つかることがあると常連さんは言って下さいます。
　本を通じた文化のリサイクル、リユース、そして文化の交流と継承。循環は物理の世界だけではなく、精神の世界にもあるんだと思います。こんな対話の一部を地元紙の若い記者が取材していきました。