久留米子どもの本読む会

講座の内容や得られた情報を記録しておく。久留米市周辺の子どもの本の動きも。

さくらの花は咲いたけど

2008-03-30 23:35:47 | 子どもの本

小頭町公園も、三本松公園も、集会所の桜も咲いたけど、
今日は朝から冷たい雨。まだまだ花見気分にはほど遠い。それは、天気のせいとばかりは言い切れず...........
し残した仕事が多すぎて、なかなか浮かれ気分にはなれそうもないだけのこと。只今、DVDのコピーに奮闘中。
来週は、会場押さえにも行かなくちゃ。

花見に行けぬ代わりに、テンプレートのお召し変え。

 


岩崎京子さんのプロフィールなど

2008-03-29 01:06:15 | 子どもの本

岩崎京子著『久留米がすりのうたー井上でん物語』が、
福岡市の出版社、石風社から再刊されました。 
この作品は、1983年に旺文社から出版されたものを
底本とし表記を一部変え、装丁を変えて再刊された
ものです。  
もう巷で聞く事の少なくなった、懐かしい久留米弁が
語られる作品世界、この度はぜひ、大人の人に読んで
欲しいと思います。
岩崎さんは、北野町に所縁の有る方でもあるのです。
今回こちらに来られるのは、この本を原作とした
ミュージカルが、久留米市民会館で上演される折、
久留米がすりの技術保持者である森山富子さんと
対談されるものです。
4月21日の北野での集まりは、全くの岩崎京子さんの
ご好意によるものです。
 プロフィール 
1922年、東京都に生まれる。日本児童文学者協会会員。
1959年、短編「さぎ」で日本児童文学者協会新人賞受賞。
1975年、「花咲か」で日本児童文学者協会賞を受賞。 
作品に『かさこじぞう」『十二支のはじまり』
『久留米がすりのうた』『原爆の火』
『びんぼう神とばけもの芝居』
『公園のふしぎ観察記』『子育てまんじゅう』他多数


読書で元気なまちづくり in北野

2008-03-25 20:00:35 | 子どもの本

   岩崎京子さんと語る会 

と  き     2008年 4月 21日(月曜日)
         13:00~15:00

と こ ろ   久留米市北野働く女性の家
                   2階:講習室 

参加費   無 料

講  師   児童文学者  岩崎 京子さん


        誰でも参加できます
        
        直接会場へお出で下さい。
         


脇 明子さんの講演を聴く

2008-03-25 10:47:41 | 子どもの本

 3月18日、小郡市で行われた脇明子さんの講演会に
行きました。
 小郡市の図書館講座は、企画がしっかりしていて、
かなり役に立つ講座です。
 脇明子さんのお話は、以前に福岡で聞いていたの
ですが、その時点で消化しきれないでいた部分が、
今回のお話ではっきりした様な気がします。
 具体的に書名を示して、問題点を指摘されたので、
どのような事を懸念して居られるのかが、解りました。
 かなり厳しい選別かな?とも思ったのですが、
自分たちで整理できないでいた作品に対する批判点が、
納得する形で示されたようです。
 最近の児童書環境、子どもたちの関心事とも言い
切れない、商業主義に流されているようで、
気になっているところです。
 子どもに関わる事だからこそ、もっと真剣に
取り組む姿勢が、行政にもボランティアにも
必要かなと思ったことでした。
 それにしても小郡市図書館の、継続的な研修の
仕組みには脱帽です。
 きっと優秀な職員が、連携して取り組める環境が
整っているのでしょうね

                    


 


半田雄二さんの講演録のこと

2008-03-22 23:42:01 | 子どもの本

 この17日、ヤングアダルトサービス研究会から、
半田雄二さんの講演録が送られてきました。
 1998年、(第19期)の2月に、ここで話して頂いた
録音テープから、起こして纏めて頂いたものです。
 半田さんは東京の図書館員で、
ヤングアダルトサービス研究の中心的役割を
果たして居られたと記憶しています。しかし、
その年の夏、いきなりの訃報に驚かされました。
 後に、この講座にも参加しておられた、伊万里
図書館の方(森戸さん?)を通しての同研究会
からの申し越しでテープをお貸ししたものです。
 司会者の言葉から、質疑の内容まで、丁寧に
記録されていて、当時を思い出して感無量です。
 その頃、図書館に夢中だった世話人で本屋さん
の原田明夫さんも、今はもう故人となり、10年の
歳月を身にしみて感じてしまいました。


ようやく春が来ました!

2008-03-15 22:47:46 | Weblog

昨日、今日とお天気続きで、気温はグングン。午後には、
公園のこぶしの花が一輪開いていました。
 2週間振りの図書館開館日、お話の時間に参加のついでに、
講座の、報告書を出してきました。(県関係5通も、郵便で)
 私達の講座が、長い期間続けられているのは、図書館を
会場に使っている事も大きなメリットになっているのです。
 社会的認知度の低い、子ども文化の質を考えると、この様に
地味な活動も、大切に続けられればと願っています。
 今日、お話の時間は、内田麟太郎の特集でやってみました。
『じてんしゃきこきこ』『おかあさんになるってどんなこと?』
『こいしがどしーん』など、
 今度2年生になる男の子が、学校で借りたかったのに、
借りられなかった本だと、じてんしゃきこきこを、
殊のほか喜んでくれました。新学年になったら、学校で借りて、
まるごと一冊、存分に
楽しんで欲しいと思ったことです。

 


芝田勝茂さんは、誰のおやぶんなの?

2008-03-11 23:36:07 | 子どもの本

 北九州の鈴木さん、コメントを有り難うございました。
読んでくれている人が居るなんて.....                 
   と言いながら、芝田勝茂さんに来久前に読まれていたりで、
冷や汗物です。
 芝田勝茂さんは、『ふるさとは、夏』や『夜の子どもたち』が、
出版された頃から、作品の面白さとは別に、子どもたちとどの
ように付き合っておられるのかに、興味を持った作家です。
(勿論、作品を面白いと感じたからに違いないのだけれど)   
  何んだか、作品の中には、はまり切らない何かを、心の中に
沢山持っておられるに違いないと思われたのです。
 実際にお会いしてみて、全くその通りだと感じたのですが、
どうでしょうか。
 青木繁の絵に感動したり、九州の古代王朝に興味を示されたりで、
お話の尽きる事がない2日間でした。
 また、此の辺りの古墳などを見学に来て下さると良いのですが。
 講座は2月末に終わっても、会計係は未だに奮闘中、
かたがついたら、ゆっくりと、お花見でも出来るといいのだが。
                             

 


 

 

 


“北九州子どもの本の学校”が開かれます

2008-03-06 22:26:40 | 子どもの本

北九州市でも子どもの本の学校」が始まりました。            日  3月31日 (月曜日)10001200   
        講   師    内田麟太郎さん
        『絵本があって よかったな』
     場  所  
九州ヒューマンメディア創造センター
               
マルチメディアホール
    
参加費     1000
 
    問合わせ先  鈴木 研 (T/F)093-451-5304 

(昨年11月の、那須正幹氏講演会に続く、2回目の
 講演会です。
お知り合いにも教えてあげて下さい)
    その昔、子どもの本の学校は、
        北九州から始まったのですよ。
 


「その子の 最善」って考えた事がありますか?

2008-03-04 00:04:22 | 子どもの本

ウルフ・スタルクの作品は、絵本の体裁を採っていても、幼児向きとは言えず、中学年以上の子どもたちが、もっと気軽に手にして欲しいと思うものが多くて、かなり興味を持っていました。今回、菱木晃子さんに、ウルフの、素顔のお話などを聞けたのは、楽しいことでした。菱木さんには、スエーデン語の本を中心に、赤ちゃん絵本から、ヤング・アダルト向けの読み物まで、沢山の訳本が有りますが、翻訳にあたって、只、言葉だけを見ている訳でなく、どう興味を持って貰えるのかも、大事に考えておられるとの事、北欧の子どもたちの事情も、よく観察なさっているようで、向こうの子どもたちは、早くから自立を求められて、大変な面も有るけれど、自分の将来に希望を持って過ごしていられるのではとの事、「子どもたちの」という括りではなく、「その子にとっての最善」を、大事にしようとの考え方らしい。「日本の子どもたちが、もっと夢を持てる社会だと良いのに」と呟いておられたのも、印象的でした。(繰り返し)『ニルスの旅』(福音館書店)なども、厚い厚い本だけど、なかなか面白いよ!とは、読んだ人の感想です。「海の島」(新宿書房)や『マイのいた夏』など、読み応えのある作品も読んでね。


久留米子どもの本の学校(2008)無事終了しました

2008-03-02 12:37:18 | 子どもの本
沢山の人のご協力をいただいて、今期の講座が終わりました。
今期の参加者数は103名ということで、少々少な目でした。
行事が重なったり、受験生を抱えていたり、家庭の事情だったり、
色々有りますよね。
でもね、今回参加できなかった人は、かなり損したかも知れない。
それ程充実した講座であったような気がします。
好奇心が強くて、語りたい事を沢山持っていて、フランクで飾らない
お人柄の講師が、三人も来て下さったのですから。
来年も、こううまくいくと良いのだがなどと、一寸やる気を貰った
終わり方でした。