たまにはれんらくしようかいのう

TamanihaRenrakuShiyouKainou

2人の子を持つバツイチおっさんモデルのあれこれ。

よかった・・・。

2010-07-23 23:14:07 | ファミリー
 ※今回の記事はかなりの長文に加え、
  読んで楽しいという内容ではありません。
  あらかじめ、お詫びします。


 7月のある休日。家内が用事があって
出掛けている間、僕が子供達の面倒を
みていました。

 昼寝をしている次男の身体を触ってみると、
湯たんぽの様に熱い・・・。ビックリして
熱を測ってみたところ、40度・・・!

 朝は元気だったのに・・・。

 僕は病院へ連れて行かねば・・・と
思い、次男に幼児用イオン水を飲ませてから、
病院へ行く準備を始めました。

 準備をしていると、「カッ、カッ!」という
苦しそうな声が・・・。

 慌てて戻ってみると、次男が飲んだもの嘔吐し、
その吐瀉物が気管に詰まったのか、紫とも灰色とも
言えぬ顔をして倒れていました。

 僕は駆け寄り、次男の名前を叫んで抱きかかえると
既に次男の呼吸は止まりぐったりと・・・。

 正直、一瞬ダメだと思いました・・・。
救急車を呼んでも来るまでに・・・。

 「冗談じゃない、何とか救いたい!」
僕は、まず次男の気道を確保する姿勢をとり、
次男は痙攣してるのか歯を食いしばっていたので
指をねじ込み、気管に詰まったものを口で吸い取ろうとしました。
そして、その後人工呼吸を試みました。

 その間僕が何を叫んでたのかは、正確には覚えてませんが、
次男の名前と「頼む!息をしてくれ!!」と言ってたと思います。
今振り返ると、僕の人生で1番必死になった
瞬間だったと思います。

 長男は横で心配そうな顔をして立っていました。


 何度か人工呼吸をしていると、次男が鼻で呼吸する音が
かすかに聴こえてきました。(涙)顔色も少し改善して来たように
見受けられました。

 そして救急車へ。

 救急隊員の方々に診てもらったところ、
窒息の症状は随分回復しているので、命の心配は
もうないだろうとのこと・・・。(涙)

 ただ、どれだけの間息が止まってたのか
分からないので、脳へのダメージがあるかどうかは
分からないと・・・。

 その間、1つ病院に受け入れを拒否され(これがたらい回しと
いうやつですね・・・。)、少し遠い病院へ。
正直、次男が回復へ向かってたからよかったですが、
そうでなければ受け入れ拒否した病院に対して、
どれだけの恨みを持っていたかは分かりません・・・。

 その間、次男は目を開けても僕の呼びかけに
反応はなく、目は宙を泳いでる感じで、
隊員さんには「眠いのか、熱のせいか、脳への
ダメージのせいかは分かりません・・・。」と・・・。

 長男は僕の横に座って、努めて明るく振舞ってる
ようでした・・・。(涙)

 そして搬送される間、「お父さんの対処が
良かったんですね。」と言われました。
もし僕のやったことが少しでも次男の命を繋ぎとめることに
役に立ったのなら、本当に本当によかった・・・。(涙)
(もしかしたら、救急隊員の方は、動揺してる僕を
落ち着かせるためにそう言ってくれたのかも
しれません・・・。)

 そして病院に着くころには、手足の先まで酸素も行き
届いてるということで、次男の顔色は随分回復し、
一先ず落ち着きました。


 救急隊員の方々、本当に有難うございました。
子供のことで救急車に乗るのは3度目ですが、
乗ってる間、とても温かい言葉をかけて下さり、
動揺しまくってる僕にとって、どれだけ心強かったか・・・。


 病院では色々と事情を説明し、
次男の身体が正常であるかどうかの
検査を色々とすることに。

 僕はやはり脳へのダメージが1番心配
だったんですが、次男の反応が薄く、
無いとは言い切れないと・・・。

 血を抜いたり心電図をとったりする間
外で待っていたんですが、中から次男の号泣する声が!!
それと同時に先生方の「良かった~!
反応があった~!!」という声も・・・。

 僕は涙が止まりませんでした・・・。


 その後処置が終わり、次男と対面した時、
倒れて以来初めて僕の目をしっかりと見つめて、
ちょっと表情が緩み得意の拍手をしてくれました。(涙)

 解熱の座薬を入れ、しばらくは点滴をしながら
検査の結果を待つことに。


 長男ですが、その間本当にいい子にして
いてくれました。

 昼食前の出来事で、いつもなら
「お腹が空いた!」と怒るのに、
「お腹が空いてるだろうけど、ちょっと我慢して
待ってなさいね。」と言うと「うん!」と。

 随分トイレに行ってないな・・・と気付き、
「おしっこ大丈夫?」と言うと「大丈夫だよ!」と
答えたんですが、連れて行ったところ、
今まで見たこともない量のおしっこが・・・。

 きっと長男なりに「トイレに行きたい」なんて
言える状況じゃないと判断して
我慢してたんですね・・・。(涙)

 トイレの後抱きしめてあげました。
知らないうちにお兄ちゃんになって来てるんだね。


 そして家内が出先から病院へ到着。
長男は家内を見つけた途端、「お腹すいたよ~。」と
泣き始めました。家内も病院へ来るまでに
心配で随分泣いていたようです。


 そして検査の結果、次男の身体に異常はなく、
心配してた脳も、経過を見ていく必要はあるけど
恐らく問題ないでしょうと・・・。(涙)
肺炎になる可能性もあるので翌日
また診せに来て下さいと・・・。


 帰宅すると、座薬ですっかり熱が下がった
次男は元気に家中歩き始めました。
脳に障害があると真っ直ぐ歩けなくなってたり
する・・・と聞いてましたが
その心配も無いようでした。

 その姿を見た瞬間、完全に壊れました。
もう嗚咽と涙が止まらない・・・。

 本当に本当によかった・・・。


 その夜、解熱剤の切れた次男は
また高熱を出したんですが、朝には37度台まで
下がり、病院でも「もう心配ないでしょう」と・・・。(涙)

 熱性痙攣でお腹に力が入り、飲んだものを戻し、
それが気管に詰まったことによる窒息だったようです。
固形物が詰まってたら、また違う結末になってしまったかも
しれません・・・。

 次男の頑張りと運に本当に感謝です。
そして長男にも。


 何故この記事を書こうかと思ったかと言うと、
上手く言えませんが、世の中の小さい子を持つ親御さん達に
こういうことはどこかで起こってる悲劇ではなく、
自分の子供にも起こり得るということを
知って欲しかったから・・・です。

 僕だって、まさかうちの子が・・・と思ってました。
前もって可能性を感じていれば、もっと正しい
対処があったかもしれませんし、そもそも高熱の子に
飲み物を飲ませてすぐに横にしたりは
しなかったでしょう・・・。

 誤飲で亡くなる子供も後を絶ちません。
原因は明快。子供が飲み込めるものを
「まさか飲み込まないだろう。」「うちの子は
大丈夫だろう。」と子供の手の届くところに
置いているからです。


 僕は家族が一人でも欠けると、生きていけるかどうか
自信がありません。これまで以上に危機管理等
徹底していかなければいけないと心に誓いました。

 それにしても、本当によかった・・・。
(現在、次男はこの出来事の前と変わらず
元気に毎日過ごしています。)



 ↓いつも当ブログにご来訪いただき有難うございます!
当ブログは以下のランキングに参加しています。
是非PCでの「1日ワンクリック」ご協力お願いします!!
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

最新の画像もっと見る

5 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
・・・・・ (こったん)
2010-07-17 08:26:53
・・・・涙でうまく書けません!
同じくらいに号泣しています・・・


ご子息の頑張り、親を思うご長男の健気さ・・・
何よりも子を想う親心の強さと自責の念。
外出先でどれほど心痛めていられたか計り知れない奥様。
どれが欠けてもいけない家族の愛。


ほんとうに、本当に心から良かったと思います。
どうぞ今後も細心の注意をはらっての子育てを_(_^_)_
こったんさんへ (おっさん)
2010-07-18 00:42:07
 自戒の意も込めこの記事を書きました。
辛い気持ちにさせてしまいすいません。

 僕は過保護で有名!?な父親ですし、
危機管理には人一倍気をつけ、家内にも
そうするよういつも話してたんですが、
それでもこんなことがあるんですよね・・・。

 ただただ、次男の頑張り、生命力に
感謝です。親としての僕達夫婦を
生かしてくれました。

 今後はその恩返しをしていかなければ
いけませんね。
そんな事があったんですね ()
2010-07-22 01:33:36
びっくりしました…

よく、ラジオで救命救急の講習を
うけましょーなんて呼びかけていましたが
実際、自分は受けていません

いざという時に 自分が何もできないのは
つらいですし 
今回みたいな事だって 
いつ誰の身に起こるかわからないですもんね…

受けてみようかな…

なにはともあれ
よかった
紅さんへ (おっさん)
2010-07-23 03:01:14
 今、あの時の次男の様子を
思い出しても涙が出てきます・・・。

 マイケルジャクソンになって欲しいとか
メジャーリーガーになって欲しいとか
色々大きな期待をかけてしまいますが、
実のところ、元気でいてくれさえすれば
それでいいと思うようになりました。

 もうすっかり元気ですので、
今度いっぱい遊んでやってくださいね!
何と言っていいのか分かりませんが。。 (はお)
2010-07-29 22:19:44
うちにも生まれて7ヶ月になる子供がおり、
我が子とかぶせて読んでしまいました。。

本当に元気になって良かったです。
私も妻も皆さんと同じように泣きながら記事を読みました。

危機管理について改めて、
考えさせられました。。
なにはともあれ。。
元気で良かった。

post a comment