桜、こんな感じです。
6分から8分咲きといったところでしょうか。
私の住んでいるところでは4月の第1日曜日が地方選挙の投票日で、
働いていた時には4年に一度選挙が行われる年には、
3月に入るとすぐに準備のために大変忙しく過ごしていました。
当時は住民票基本台帳も電算化されておらず、
選挙の入場整理券のハガキも手書きで選挙人名簿から書き写さなければならなかったために、
職員の家族(主に奥さん)が自宅でアルバイト的に行っていました。
はっきりとは覚えてはいませんが、たしか、ハガキ表の住所・宛名書きが1枚百円程度、
裏面の投票権のある世帯員の名前を書くのが1人数十円(こちらは少し安い)、
これもまた大変な作業であったと思うのですが、
どんなに気をつけていても人のやることには間違いはつき物だし、
特に人の名前は古い戸籍が手書きで、届けられた書類からそのまま書き写していたために、
旧字体などで記載されていることがあり、難しいものが多いのです。
たとえば「亀」という字でも、高齢者になるとまるで亀甲文字のような
亀の絵そのもののような字もみたことがあります。
入場整理券に書かれている名前の文字が“はね・はらい”に至るまで、
選挙人名簿(戸籍)どおりか点検するのもまた、大変な作業でした。
相手が役所となるとたとえば「博」の右側に点があるかないか(専と書く人もいるので)
の些細な間違いでも許してはもらえず、
相手が悪ければそれが税金や保険料滞納の理由にされることがあるので。。
投票日が近くなると毎日残業が続き、当時は私も若かったけれどもリゲインなど飲みながら、
庁舎の窓から見える桜を見ながら、お花見で浮かれている世間を尻目に
「選挙が終わったらお花見に行こうね。」
なんてみんなで話しながら黙々と仕事をしていたのですが、
4月の第1日曜日の投票日が終わったら、桜は跡形もなく散っていたものです。
今年も選挙カーが騒がしくて無粋にもお花見をしている人たちの近くで大声を張り上げてます。
カメラをぶら下げて歩いている私の横を通る時に車の窓から手を振りながら、
どう見ても私よりは若いと思われる男性が
「お母さん!!よろしくお願いいたします!!」
なんて叫んだのにはハッキリ言ってむっとしましたね。。
私が結婚してなかったり、結婚していても子どもがいなかったりしたらどうします??
ああいう候補者が当選すると“女性は産む機械”的な発言をするのでしょう。
あはは!
退職して長い歳月が経つとすっかり役所で言うところの“いちゃもんつけ”の一市民になってます。
私はあんな息子を産んだ覚えはありません!!