■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ 第6戦 SUZUKA 1000km : GT500はEpson Modulo NSXが優勝 【 SuperGT 】

2017年08月29日 | ☆ SuperGT

 

 今年で最後となる鈴鹿1000kmのレースが三重県鈴鹿

サーキットで開催となりました。来年から、鈴鹿10時間

として、海外GTのカテゴリーが参戦して世界戦になるの

ですが、多くの名シーンを生んできた鈴鹿1000kmも今

回で幕を閉じる形になります。

 

 最後の鈴鹿と言う事もあり、予選の26日には4万5千人

の来客数があり、国内レースでは大規模イベントでしか

動員しないような動員数となり、過去最高の集客数となっ

たようです。決勝も2万5千人の来場者集となり、天候に

恵まれる中、決勝レースを待ちます。

 

 長距離レースというのは、数時間のレース以上にコ

ンディションの変化が存在するわけですが、公式練習

と予選で極端にコンディションが異なると、マシンの

パフォーマンスが変わってしまうというのがあります

が、耐久レースというのはそうしたコンディション変

化による影響が出ます。

 

 これは、ミッドナイトレースや24時間耐久レース

で日中は暑く、日が落ちると気温差が出てしまうよう

な場合だと路面温度が変わってしまうので影響が出る

と言われています。

 

 今回も1000kmですから、コンディションの異なる

長時間の走行という特殊な条件でのレースとなります。

 

前日の予選では、

 
【24】KONDO RACING
   フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R

   佐々木大樹選手
   J-P.デ・オリベイラ選手

 

がコースレコードを更新してポールポジションを獲得

しており、上位は軽いマシンが来ていましたが、距離

が長いので重量の影響を受けるのと、予選結果を見る

と重たいレクサス勢力が沈んでいたため、復調のGT-

R勢やNSX勢力は優位な条件にあり、今回はシーズン

中で最も重たいレースとなるので、そこでレクサス勢

力が戦略でどう順位を上げてくるのかも注目れされま

す。

 

 

レクサス勢力では、【37】Keeper TOMSのみがQ2進出を

果たしており、上位入賞になるのかも注目されます。

 

 決勝当日も前日同様に夏日で

 

 ■ 気  温 : 30℃

 ■ 路面温度 : 47℃

 ■ 天  候 : 晴れ

 

のドライコンディションとなっています。パレードラップ

は三重県警の白バイが先導する形で走行し、その後、ロー

リングスタート。最後の鈴鹿1000kmがスタートします。

 

 グリッド上位の

 

【24】フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R

   (ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手)

 

【19】WedsSport ADVAN LC500

   (関口雄飛選手)

 

【64】Epson Modulo NSX-GT

   (ベルトラン・バゲット選手)

 

【17】KEIHIN NSX-GT

   (塚越広大選手)

 

【46】S Road CRAFTSPORTS GT-R

   (千代勝正選手)

 

【12】 カルソニック IMPUL GT-R

   (ヤン・マーデンボロー選手)

 

と言う順位でコーナーを抜けていきます。そして、序盤

はこの順位で走行が続きますが、

 

【17】KEIHIN NSX-GT

   (塚越広大選手)

 

がオーバーテイクを繰り返し、13周目にはトップに立

ちます。

 

 その後方では2番手争いが激しくなりますが、15周目

のヘアピンの立ち上がりで3台が並び46号車が押し出さ

れる形でクラッシュするなどのアクシデントも発生し、

2番手とトップの差はさらに広がります。


 一方、ポールポジションからスタートの24号車はペー

スが上がらず、じりじりと順位を下げてしまいます。

 

 周回を重ね各マシンが最初のピットタイミングを迎え

ると順位が徐々に変わってきますが、最終的に30周目で

全てのマシンがピット作業を終えても、

 

【17】 KEIHIN NSX-GT

   (小暮卓史選手)

 

がトップをキープします。その後方では、予選12番手で

Q1敗退となったの

 

【23】 MOTUL AUTECH GT-R

   (ロニー・クインタレッリ選手)

 

がスタートから猛プッシュをかけており、ピット戦略で順位

を上げ、5番手まで浮上します。

 

 路面のコンディションは走行前は路面温度が高かったものの、

50周回目には44℃まで下がり、3度低い状態になります。

 

 レース開始2時間あたりで、GT300のマシンがスピンを喫

し、コース上で止まってしまいます。これによりセーフティー

カーが導入となり、17号車は構築してきたマージンを失いま

すが、トップを譲る事なく走行を続けており、2番手に浮上し

 

【64】 Epson Modulo NSX-GT

   (B・バケット選手)

 

が後方の

 

【23】 MOTUL AUTECH GT-R

   (R・クインタレッリ選手)

 

に対し、再び大量のマージンを築いていきます。


 レースが折り返しとなる86周目。17号車のト

ップは揺るがず、盤石なレース展開をする中、

4番手まで追い上げていた23号車はピットからス

タートする際にピットレーンを走るGT300と接

触しかけてます。これが審議対象となり、2番手

まで順位を上げていながら、ドライブスルーペナ

ルティを受け、12番手まで順位を下げます。


 94周目には、GT300マシンが130Rでクラッシ

ュしたため、再びセーフティカーが導入され、17

号車が築いた10秒ものマージンは再び消失します。


 セーフティカー明けの再スタート時も大きな順位

変動はないものの、9番手を走行していた


【100】 RAYBRIG NSX-GT

    (山本尚貴選手)


がここで猛プッシュし、112周目に2番手まで浮上し

てきます。


 ルーティーンのピット回数も増え、5スティント目

に入ると、64号車がトップに立ちます。

 

 その後方に17号車、そして再び順位を戻した19号

車というTOP3。その後方に、

 

【1】 DENSO KOBELCO SARD LC500

  (ヘイキ・コバライネン選手)

 

が、さらに後方に100号車が続くという展開となります。

 

 そして140周を過ぎ、各車が最後のスティントへとピッ

トへ戻っていく中で、このスティントを最後まで引っ張っ

て、トップを走っていた17号車が、ピットへ戻る予定の1

47周目にタイヤをバーストさせてクラッシュし、リタイ

アとなります。

 

 この段階で既に気温が下がり始めていましたが、150

周目には路面温度は36℃まで下がります。100周目の段

階で45℃ですから、相当コンディションが変わっていま

す。

 

 これにより、松浦孝亮選手のドライブスル64号車がト

ップに立ちます。そして、2番手には、一度はペナルティ

消化で大きく順位を落とした23号車の松田次生が走行し

ています。


 3番手以降も接近しており、100号車の山本尚貴選手が

4番手前を行く19号車の関口雄飛選手をオーバーテイクす

ると、さらに3番手を走行していた1号車の平手晃平選手も

捉え、シケインで何度も何度も仕掛けていき、165周目の

シケインで、少しだけコースからタイヤを落としたのを見

逃さず、抜きさって3位へ浮上します。まさに山本選手の

オーバーテイクショーが展開されます。


 2回のセーフティカーもあって、173周を消化することが

できないまま、規定の午後6時28分を迎え、ファイナルラッ

プが宣言されます。


 そして、その後、トップの順位変動は発生せず、

 

 【 鈴鹿1000km THE FINAL 】

 

は、

 
【64】 Epson Modulo NSX-GT
    Honda NSX GT / HR-417E

     ベルトラン・バゲット選手
     松浦 孝亮選手

 

が制しています。NAKAJIMA RACINGとダンロップタイヤに

とっては、2007年の最終戦富士以来、10年ぶりのSUPER GT

優勝となりました。

 

 そして、松浦孝亮選手は通算2勝目、そしてベルトラン・バ

ゲット選手は初の優勝とりました。

 

 2位にはペナルティーで後方に沈むも怒涛の追い上げで

前戦の富士に続いて2位フィニッシュとなった


 【23】MOTUL AUTECH GT-R

    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A

    松田 次生選手

    ロニー・クインタレッリ選手


が着けています。そして3位には、路面小戸の下がった最

終のスティントでオーバーテイクショーを展開し順位を上

げポディウムを獲得した

 

 【100】RAYBRIG NSX-GT

     Honda NSX GT / HR-417E  

     山本 尚貴選手

     伊沢 拓也選手

 

が入っっています。

 

 今シーズン6戦目にして、レクサス勢がいない表彰台と

なりました。LC500勢最上位は

 

 【19】WedsSport ADVAN LC500

     LEXUS LC500 / RI4AG

     関口 雄飛選手

     国本 雄資選手

     小林 可夢偉選手

 

の4位で、ポールスタートだった

 

【24】KONDO RACING
   フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R

   佐々木大樹選手
   J-P.デ・オリベイラ選手
 
は5位フィニッシュとなっています。

 

 これでポイントランキングでは、開幕から上位フィニッ

シュの


 【23】MOTUL AUTECH GT-R

    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A

    松田 次生選手

    ロニー・クインタレッリ選手


がトップ。2番手に

 

 【37】KeePer TOM'S LC500

     LEXUS LC500 / RI4AG

     平川 亮選手

     ニック・キャシディ選手

 

 

3番手に

 

 【6】 WAKO'S 4CR LC500

    LEXUS LC500 / RI4AG

    大嶋 和也選手

    A.カルダレッリ選手

 

となっています。

 




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