Super GTは初日を迎え、午後から予選が行われま
した。雨の予報も出ていた天候も午前は曇りの状態で
したが。予選前になると雨が降り出し、雨の予選にな
るかと思われましたが、Q1開始前には路面が乾き、
ドライコンディションの中セッションは行われてい
ます。予選Q1では、GT300では公式練習でマシンが
壊れたマッハ車検が予選棄権となり、レース途中でマ
シントラブルでシンティアム・アップル・ロータスが
赤旗の要因となったため、タイム抹消となりQ1脱落と
なりました。
Q1では、
〇 GT300 61 R&D SPORT SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人選手 山内英輝選手 〇 GT500 8 AUTOBACS RACING TEAM AGURI ARTA NSX-GT 野尻智紀選手 小林崇志選手
がそれぞれトップタイムをマークしています。
■ GT300 (Q2)
GT300のQ2が始まると、セッション開始時には雨も
やみ、ドライコンディションとなります。
まず、吉本大樹選手のSYNTIUM LMcorsa RC F GT
3がアタックに入ります。しかし各車タイムアタックに
入るところで、織戸学選手のマネパ ランボルギーニ GT
3のがSPコーナーのひとつめでバランスを崩して、スポ
ンジバリアにクラッシュし、赤旗中断となります。
車両の回収が行われると、セッションは残り7分で再開
されると、SYNTIUM RC Fがさらにトップタイムを更新
しています。
しかし、残り3分を切った時点で松井孝光選手VivaC 86
が1'18.657のタイムを叩き出し、トップに浮上します。
セッション終盤に記録されたこのタイムは更新されるこ
となく、VivaC 86が前戦オートポリスに続く2戦連続、ま
たSUGOでは2016年に続き2年連続のポールポジションを
獲得しています。2番手にはUPGARAGE86がつけ、マザー
シャーシが速さを見せています。そして、3番手にはSYNT
IUM RC Fがつけています。
現在ポイントライキング3番手の4号車グッドスマイル初
音ミクAMGですが、8番グリッドから決勝を戦う事になり
ます。
また、この予選Q2ではHitotsuyama Audi R8 LMSがト
ラブルか赤旗中断前にスローダウンをし、自力でピットに
戻るもののセッション再開後も姿を現さず、タイムアタッ
クすることなく予選Q2を終えています。
■ GT500 (Q2)
GT300のポールも確定し、GT500の予選Q2が開始と
なります。
Q1同様序盤は動きがなく、コースイン開始は残り7分
あたりで、大嶋和也選手のWAKO’Sのマシンが最初にコ
ースインします。その後全マシンがコースインをします。
最初に選手のWedsSporが1'11.669が暫定トップのタ
イムをマークできます。しかし、塚越広大選手のKEIHIN
NSX-GTが1'11.491で更新します。その後は、NSX勢に
よる上位攻防が展開されることになります。
しかし、野尻智紀選手のARTAが4つのセクターすべて
でファステストをマークし。1'10.915とコースレコード
に迫るタイムをマークします。このタイムを超えるマシン
が出る事はなく、ARTA NSXが平坦な場所がなく、短い
SUGOで後続を最終的にコンマ5秒の差をつけてポールポ
ジションタイムを決定させています。2番手には最後のア
タックで山本尚貴選手のRAYBRIG NSX-GTのが上がり、
3位にKEIHINが入り、ブリヂストン装着のNSXが1-2-3
を固めています。
4~6位はヨコハマタイヤ勢。WedsSportが4番手、M
OTUL MUGEN NSX-GTが5番手、フォーラムエンジニア
リングが6番手に続いています。
ARTAのポールポジションは開幕戦以来の今季2回目で、
NSX勢としてはこれがシーズン4戦目にして3回目のポー
ルポジションとなっています。