日本GPはポールポジションが決まる公式予
選が行われました。FP2では、バルテリ・ボ
ッタス選手(メルセデスAMG)とキミ・ライ
コネン選手(フェラーリ)が共に単独クラッ
シュを喫していますが、このセッションでは、
バルテリ・ボッタス選手(メルセデスAMG)が
トップタイムw-マークしています。
今回のレースでは、パーツ交換によるペナ
ルティーを受けるドライバーが多く出ており、
バルテリ・ボッタス選手(メルセデスAMG)は
規定外ギアボックス交換で5グリッド降格
キミ・ライコネン選手(フェラーリ)もギア
ボックス交換で5グリッド降格
カルロス・サインツ選手(トロ・ロッソ)は
規定外パワーユニットエレメント投入で合計
20グリッド降格
ジョリオン・パーマー選手(ルノー)も規定
外パワーユニットエレメント投入で合計20グ
リッド降格
そしてフェルナンド・アロンソ選手(マクラ
ーレン・ホンダ)も
■ MGU-Hとターボチャージャーが10基目
■ ICEとMGU-Hが8基目
■ エネルギーストアが7基目
■ コントロールエレクトロニクスが6基目
合計35グリッド降格
の5名が予選順位のグリッドから降格される
ことになります。
セッション開始時の天候は晴れで、
■ 気 温 : 23℃
■ 路面温度 : 27℃
のドライコンディションの中セッショは行わ
れました。
今回持ち込まれているタイヤは
■ スーパーソフト(赤)
■ ソフト(黄)
■ ミディアム(白)
の3種類で、そのうちソフトとミディアム各1
セットが決勝指定タイヤとなっています。
決勝では、雨用タイヤを使用しない限り、
このうち1セット以上を使うとともに、2種
類のタイヤを使用しなければなりません。
また、一番軟らかいスーパーソフトタイヤ
1セットが予選Q3用として指定されています。
Q3に進出したドライバーはそこでこのタイ
ヤを使用することが義務付けられます。
Q3に進出できなかったドライバーはこの
セットを決勝で使用することが可能となり
ます。
Q3に進出したドライバーは、予選Q2でベ
ストタイムを刻んだときに履いていたタイヤ
で決勝をスタートしなくてはなりません。
【 予選Q1 】
セッション開始前からキミ・ライコネ
ン選手(フェラーリ)のマシンの修理が
終わっておらず、Q3のクラッシュの影響
が出ているようでした。
Q1が始まると、パスカル・ウェーレイン
選手(ザウバー)が最初に向かうと、そ
の後、タイトル争いをしているルイス・
ハミルトン選手(メルセデスAMG)とセバ
スチャン・ベッテル選手(フェラーリ)も
共にソフトタイヤでコースインに向かいま
す。
今回、ホンダの初優勝をしたマシンなど、
過去のマシンがデモランを行っていまし
たが、その走行時にS字コーナー付近の路
面にオイルがこぼれてしまい、そのあとが
残っています。
まず、ルイス・ハミルトン選手(メルセ
デスAMG)が1'29.507をマークします。
その後、セバスチャン・ベッテル選手
(フェラーリ)がアタックしますが、0.
265秒遅れの2番手タイムとなります。
修理作業をしていたキミ・ライコネン選
手(フェラーリ)のマシンの修理が終わり
コースへと向かっています。
コース上のマシンはルイス・ハミルトン選
手(メルセデスAMG)とセバスチャン・ベ
ッテル選手(フェラーリ)以外は、スーパ
ーソフトでのアタックを行っています。
タイムが目まぐるしく更新される中、マッ
クス・フェルスタッペン選手(レッドブル)
が1'29.181をマークしてトップに立ちます。
セッションが進む中、ロマン・グロージャ
ン選手(ハース)はターン4でコースアウト
してしまい、その反動で右にステアリング
がとられターン5で右のバリアにクラッシュ
し、マシンが大破してしまいます。危険な
ラッシュでしたが、ロマン・グロージャン
選手は自らマシンを降りています。
このクラッシュにより赤旗中断となります。
その後、セッション再開がされない事が発
表されQ1が終了しています。この結果
【16】ロマン・グロージャン選手
(ハース)
【17】ピエール・ガスリー選手
(トロロッソ)
【18】ランス・ストロール選手
(ウィリアムズ)
【19】マーカス・エリクソン選手
(ザウバー)
【20】パスカル・ウェーレイン選手
(ザウバー)
のグリッドが確定しています。マクラー
レン・ホンダとしては本拠地最後のレー
スとなりますが、フェルナンド・アロン
ソ選手(マクラーレン・ホンダ)が12番
手、ストフェル・バンドーン選手(マク
ラーレン・ホンダ)が14番手でQ2へ進出
しています。
このセッションでは、ルイス・ハミルトン
選手(メルセデスAMG)がマークしていま
す。
【 予選Q2 】
セッションが開始トンると、ルイス・ハ
ミルトン選手(メルセデスAMG)がスーパ
ーソフトを装着したマシンでコースに向か
います。
ソフトタイヤを徴すして他のマシンもコー
スに向かいますが、ルイス・ハミルトン選
手(メルセデスAMG)が1'27.819をマーク
し、ミハエル・シューマッハ氏が持ってい
たコースレコードを更新しました。
ソフトタイヤでアタックしたキミ・ライコ
ネン選手(フェラーリ)が1.260秒遅れの2
番手につけますが、セバスチャン・ベッテ
ル選手(フェラーリ)がルイス・ハミルト
ン選手(メルセデスAMG)から0.663秒遅れ
の2番手タイムを刻みます。
マックス・フェルスタッペン選手(レッド
ブル)はフェラーリ勢に割り込む3番手タイ
ムをマークし、ダニエル・リカルド選手(
レッドブル)が4番手タイムをマークします。
その後、バルテリ・ボッタス選手(メルセ
デスAMG)が3番手に浮上します。
その後、レッドブルの2台とキミ・ライコ
ネン選手(フェラーリ)以外のマシンが二
度目のアタックに向かいます。
このアタックでフェルナンド・アロンソ選
手(マクラーレン・ホンダ)が10番手に飛
び込み、バンドーンがそれで11番手にはじ
き出されてしまいました。
このセッションでは
【11】ストフェル・バンドーン選手
(マクラーレン)
【12】ニコ・ヒュルケンベルグ選手
(ルノー)
【13】ケビン・マグヌッセン選手
(ハース)
【14】ジョリオン・パーマー選手
(ルノー)
【15】カルロス・サインツ選手
(トロロッソ)
のグリッドが確定しています。
Q2では、
【1】ルイス・ハミルトン選手
(メルセデスAMG)
【2】セバスチャン・ベッテル選手
(フェラーリ)
【3】バルテリ・ボッタス選手
(メルセデスAMG)
【4】マックス・フェルスタッペン選手
(レッドブル)
【5】ダニエル・リカルド選手
(レッドブル)
【6】キミ・ライコネン選手
(フェラーリ)
【7】エステバン・オコン選手
(フォース・インディア)
【8】セルジオ・ペレス選手
(フォース・インディア)
【9】フェリペ・マッサ選手
(ウィリアムズ)
【10】フェルナンド・アロンソ選手
(マクラーレン・ホンダ)
の10人がQ3進出を決めています。
【 予選Q3 】
セッションが始まるとバルテリ・ボッタス選
手(メルセデスAMG)が真っ先にコースに向か
い、ルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG)
もその後コースインしています。フェラーリ勢
はキミ・ライコネン選手(フェラーリ)がコー
スインしています。
そして、フォースインディア勢力も二台とも
にコースに向かい、タイミングをずらしなが
ら各マシンがコースに向かいますが、フェル
ナンド・アロンソ選手(マクラーレン・ホン
ダ)のみピットにとどまっています。
まず、バルテリ・ボッタス選手(メルセデス
AMG)が1'27.986を刻むと、ルイス・ハミル
トン選手(メルセデスAMG)が1'27.345でトッ
プタイムを刻みました。その後、セバスチャン
・ベッテル選手(フェラーリ)が0.452秒で2
番手タイムを刻みます。
最初のアタックを終えての順序は、
【1】ルイス・ハミルトン選手
(メルセデスAMG)
【2】セバスチャン・ベッテル選手
(フェラーリ)
【3】バルテリ・ボッタス選手
(メルセデスAMG)
【4】ダニエル・リカルド選手
(レッドブル)
【5】マックス・フェルスタッペン選手
(レッドブル)
【6】エステバン・オコン選手
(フォース・インディア)
【7】セルジオ・ペレス選手
(フォース・インディア)
【8】フェリペ・マッサ選手
(ウィリアムズ)
そしてノータイムのキミ・ライコネン選手
(フェラーリ)とフェルナンド・アロンソ選
手(マクラーレン・ホンダ)と続いています。
各マシンが2度目のコースに向かい二度目の
アタックに向けて走行を始めると、ルイス・
ハミルトン選手(メルセデスAMG)が1'27.3
19を刻みます。このセッションでは、このタ
イムを上回るマシンは現れず、ルイス・ハミ
ルトン選手(メルセデスAMG)が今季10回目、
通算71回目のポールポジションを獲得してい
ます。
2番手にはバルテリ・ボッタス選手(メル
セデスAMG)が入り、メルセデスAMGがフロン
ト・ロウを獲得しています。3番手にはセバ
スチャン・ベッテル選手(フェラーリ)が着
けています。4番手には、ダニエル・リカル
ド選手(レッドブル)、5番手にはマックス・
フェルスタッペン選手(レッドブル)とレッ
ドブル勢力が並び、キミ・ライコネン選手(
フェラーリ)が6番手に入っています。
7番手にはエステバン・オコン選手(フォー
ス・インディア)、8番手にセルジオ・ペレ
ス選手(フォース・インディア)とフォー
ス・インディア勢が並び、9番手にフェリペ
・マッサ選手(ウィリアムズ)、10番手に
フェルナンド・アロンソ選手(マクラーレ
ン・ホンダ)となりました。
しかし、バルテリ・ボッタス選手(メルセ
デスAMG)は5グリッド降格なので、明日の
決勝レースはセバスチャン・ベッテル選手
(フェラーリ)はフロント・ロウからの
スタートとなります。また、ストフェル・
バドーン選手(マクラーレン・ホンダ)は
キミ・ライコネン選手(フェラーリ)が
11番グリッド、フェルナンド・アロンソ
選手(マクラーレン・ホンダ)が最後尾
スタートとなるため、9番グリッドからの
決勝レーススタートとなります。