KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

つつじヶ原には何があるのか?(川湯小5、6年・総合学習)

2012-06-26 16:09:12 | 出来事(Happening)

川湯小学校5、6年生の皆さんと、

つつじヶ原自然探勝路を“探りに”行ってきました。

つつじヶ原と硫黄山、そしてそこにある植物とのつながりを、

観察しながら考えようという総合学習の一環です。

川湯EMCはその案内役を引き受けています。

 

川湯っ子は毎年、

イソツツジの咲いている時期につつじヶ原を歩きます。

 

学年が上がっていくにつれ、

見ることにプラスして、「どうしてだろう」「そういうことか!」という理解を深めてもらうよう心がけています。

 

そのための心強い味方とすべく、双眼鏡を携行することにしました。

使い方をマスターし、

「よし! いろんなモノをのぞいてみよう!」と出発。

 

ルーペを使って、イソツツジの花をじっくり観察しました。

小さな花の数を数えてみました。

 

山に生えているハイマツとつつじヶ原のハイマツとでは、どうして高さが違うのかを考えてみました。

硫黄山の噴気孔や源泉の温度を測定しながら、

歴史についても勉強しました。

 

ワークシートには、つつじヶ原の主な植物名を記入する欄が5種分しかなかったのですが、

探勝路に入ったとたん、

アカエゾマツ、シラカンバ、ミズナラ、イヌエンジュ、ギンリョウソウなど、次から次へと出現するものだから、子どもたちは大慌て。

 

「ちょっと待ってえ!」

「書くのが追い付かないよお」

 

そんな中、一人が言いました。

「最後のひとつはイソツツジを書きたいから(記入欄を)空けておく」

 

「あっ、そうだね!」

「私もそうする!」

 

川湯っ子の中には、

イソツツジの存在がしっかりと根付いているようです。

 

(の&K)