KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

イソツツジのお花畑を歩こう

2012-06-24 15:07:07 | 自然情報(Nature Information)

川湯EMC主催の自然ふれあい行事

「イソツツジのお花畑を歩こう」が行われました。

 

町内外からの参加者+パークボランティア(PV)=総勢30人弱。

センターから硫黄山麓に続く「つつじケ原自然探勝路」約2.7㎞を

3時間近くかけてゆっくり歩いてきました。

 

講師を務めてくださったのは、

弟子屈町で暮らしながら長年、摩周や阿寒の植物について研究されている

日本植物学会の細川音治さん。

 

「きょうは森からのメッセージ、

森と会話すること、

“どうしてそこにいるの?”と問いかけながら、

森とのやりとりを意識していきましょう」

という細川さんの呼びかけでスタートしました。

 この時期の主役は、

確かにイソツツジではありますが、

硫黄山麓にはイソツツジに負けずとも劣らない役者がそろっています。

 

樹木やハナゴケ、ガンコウラン、ケズネアカヤマアリなどなど、

細川さんの解説付きで次々とスポットライトを浴びていきます。

 

人間だって負けてはいません!

 

PVさんの中には、

植物に詳しい方、

野鳥に詳しい方、

キノコに詳しい方

郷土史に詳しい方などが。

 

ハイマツの実を食べることでおなじみのホシガラスの姿は見られませんでしたが、

ホバリングするノスリやさえずっているホオジロ、ビンズイなどを教えていただきました。

屈斜路カルデラの成り立ちや、

硫黄の精錬によって栄えた明治時代の弟子屈町にも

触れました。

 

さまざまな角度から、

つつじケ原の魅力に迫りました。 

 

町内から参加してくださった方の一人は、

「地元でもなかなか歩く機会がなかった。

きょうはいろいろ教えてもらって勉強になった。

ぜひ、多くの人につつじケ原、弟子屈の良さを広めたい」と話してくださいました。

 

参加者の皆さん、

安全管理にご協力くださったPVの皆さん、

どうもありがとうございました。

 

(KEI)