神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

成宗左岸

2017-04-25 06:06:02 | 善福寺川3

 広場堰から左岸に分岐した用水路を追って、神通橋の架かる古道を越え、旧成宗村に入りました。善福寺川緑地の北縁に沿い、舌状台地の東側に回り込みますが、途中からコンクリート蓋が出現し、全区間の中で最も保存状態が良いところです。崖面と緑地に挟まれて、宅地開発を免れたおかげと思われます。なお、下掲地形図に点線で描かれたトンネルについては、→ 「桃園川2 / 新堀用水7」でも扱っています。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    ・ 「陸地測量部発行の1/20000地形図(明治42年測図) / 東京西近郊図」  上掲地図と同一場所、同一縮尺です。

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    1. 善福寺川緑地の北縁に沿って東に向かいます。右手のフェンス内では調節池の建設工事中です。

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    2. 突き出した崖面を迂回します。「1/20000地形図」の点線で描かれたトンネルは、この付近から掘られていました。

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    3. 舌状台地を迂回し、その東側に出たところに車止めが見えます。ここからコンクリート蓋の水路が始ります。 

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    4. 昭和49年(1974年)に、トンネルの一部(高さ1.3m幅1.6m)が発掘されたのは、左手台上の地下4.5mのところでした。