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川の果ての更に果てに

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長期契約・越年交渉

2006-01-28 07:13:57 | 野球
ソフトバンクの松中選手が7年契約を締結したそうです。7年ということは、満了時には40歳。45歳までやった門田の例もありますから、終身契約とまで言えるかどうかは分かりませんが、日本では異例ともいえる長期契約です。
アメリカの場合はどちらかといえばFA流出を避けるための契約ですし、海外サッカーなどの場合は出て行かれる場合に違約金を相手チームからせしめ取るための長期契約。日本のようにそういう意識のない国において、こうした長期契約はメリットが大きいのかなと思う部分もあります。
むしろ安心してしまってかえって成績が下降するのではないか、という危惧もできたりするわけです。

ただ、例えば古田、例えば金本の例を見ていると、複数年契約を結んでも成績は落ちるどころかむしろ上がっていたりします。彼らの場合は3年なので、7年契約を結んだ松中とは若干違いもあるでしょうけれど、上昇志向を失わない選手については長期契約を結んでも問題ないのかもしれません。
そのことによって、余計な雑念を振り払い、野球だけに集中できる環境が整えられるわけですしね。

で、長期契約によっても大丈夫という信用がソフトバンクフロントにはあったのでしょう。次は松中が試される番ということで。

とはいえ、もう一つケガのリスクというものもあるように思います。ケガでまるまる1年棒に振っても、(附帯条項がない限り)3億8000万払わなければならないし、翌年以降もそう。
ただ、これについてもケガで棒に振られるリスクを背負ってでも最後まで福岡の選手としてまっとうさせたいという意思がソフトバンクのフロントにあるのでしょうから、そのことについてどうこう文句を言うのは筋違いかもしれません。あとはそうならないよう祈るだけということで。
両者が合意したのであれば、それはそれでいいのかもしれません。

むしろ、より納得がいかないのは福留・井端に見られる主力選手が交渉を長引かせれば長引かせるほど折れてしまうという形。これでは他の選手には「ゴネ得なのでは」という釈然とした気持ちが残るのではないでしょうか。
もちろん、意見の食い違いがあるのは仕方ないにしましても、下交渉などであらかじめ差を認識し、詰め合わせておくという形が必要という気がします。むしろそういう場合のために代理人はいるのだと思いますし。
正式交渉の場で決裂し、記者会見で不満たらたらでは後々のためにもならないと思うのですが。

スワはスワで岩村も自費キャンプ…本人は特に文句は抱いていないようですが、球団も残留させた時点で待遇の希望とかしっかり交渉しておいてよと言いたくなります。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ホークスの年俸 (セパック ボラ)
2006-01-28 16:31:41
リーグチャンピオンにもなっていないホークスなのに、片っ端から「一億円プレーヤー」。地元にも拘らずホークスをあまり好きになれないのは、こんな「バラマキ政策」です。



そこでとどめの松中7年契約。まあ、彼の場合は複数年でも、一昨年三冠王、昨年二冠王と結果を残したという松中の自負と、これ以上チームリーダーの流出は何としても防がないといけないチームと利害が一致したのでしょうが、それにしてもって感じです。



福留、井端もそうですが、率直に言って「労使交渉」ではありませんものね。年俸も、上がるのは上限がなく、下がるのには下限がある(最近は双方了解の下下がる場合もありますが)なんて、サラリーマンには理解できませんね。



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>セパック ボラ様 (川の果て)
2006-01-28 18:13:18
シーズン1位ながらパは制覇できず。このねじれがホークスの多数の一億円プレーヤー誕生につながっているんでしょうね。成績から見れば仕方ないかなと思う部分もありますけど、チームの栄冠に寄与してこその報酬アップという側面を考えれば微妙なのかもしれません。



代理人を立てるなら、シーズン中からしっかりと下交渉とかさせるべきですよね。そうでなければ選手間に不公平がでてきます。

ポスティングにしたって、同様でしょうけど。
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