Ｊ１・第11節

ジェフユナイテッド千葉・市原　２　－　０　浦和レッズ
(千葉)巻、中島

先の戦で見事大宮・埼玉家を打ち破った浦和・埼玉家。自慢の赤備えをひっさげて此度、千葉へと乗り込みましてございまする。
対する千葉軍。南総里見八犬伝の末裔「犬」の旗を掲げる名門にございますれば、その意気や高く、地の利ある福田城にて迎え撃つ態勢を整えましてございます。
されどいかがしたことか、千葉軍総大将の老将いびちゃ・おしむ殿は敢えて自軍の予備軍を減らしてこの戦に臨んだのであります。
おしむ殿、孫子の流れを受け継ぐ名将にございますれば、どいつ選帝侯の一人白馬の騎士ぎど・ぶっふばると殿、「これはいかがしたものぞ」と疑念を抱きますれば、何と攻防の要となる武将鈴木啓太殿を偵察に派遣させたのでございます。これにて戦線に鈴木殿が不在。おしむ殿、その長躯をのっそり動かせば、千葉軍は驚異的な行軍力をもって浦和赤備えの前に展開したのでございます。

浦和赤備え、大軍を擁すれどこの驚異的な行軍力についてゆけず、前線からぐいぐいと押し込まれる一方。兵站役を務める小野伸二殿、長谷部誠殿の二人は戦術眼巧みな強者なれど、やはり要となる鈴木殿の不在が大きゅうございましたか。
浦和の前線の猛将わしんとん殿、完全に孤立して飢えに苦しみますればやむなく撤退して補給を受ける有様。千葉軍は決定的な打撃与えることこそ叶わねど、戦線を完全に支配したのでございます。

ぶっふばると殿、「これは危うきかな」と長谷部殿に撤退命令を出し、代わって細貝萌殿を投入すれど流れ変わらず、ついには佐藤勇人殿の突撃に呼応した『東の誠一郎』こと巻誠一郎殿が浦和本陣を猛撃。ついに守将山岸範宏殿を打ち破り浦和赤備えに痛撃を加えましてございます。佐藤勇人殿、『西の寿人』こそ佐藤寿人殿の実兄にございますれば、これほどの猛者を抱えし千葉軍。恐るべきでございます。
ぶっふばると殿、この痛撃に気が動転したか後方の備えをしていた傾き者闘莉王殿に突撃を命じますれば、巻誠一郎、この奇襲を予測していたがごとく見事に対応し、かえって闘莉王殿が押し寄せたことで空いた浦和の本陣に、中島浩司殿長躯奇襲を敢行すれば、浦和赤備え壊滅的被害を受け、福田城からの敗退を余儀なくされましてございます。

鹿島アントラーズ　０　－　１　大分トリニータ
(大分)梅崎
鹿島神宮を本拠とする公家の身分にありながら、戦国大名への転進を遂げた住友家は現在鹿島家と名前を新たにし、戦国に大いにその名をとどろかせておりまする。現征夷大将軍にしてその威光神のごとしと崇められるじーこ殿の連れてきた南蛮人の精鋭部隊と神官兵をもって構成される軍はまさに脅威。一度戦が始まれば、「あっらーふ、あくばる（じーこは偉大なり）！」を唱えながら、聖戦を戦うのでございます（オイオイ…）。
しかるにこの戦においては敵司令官しゃむすか殿の術中に嵌り、梅崎司殿の奇襲攻撃を受けて大敗を喫したそうにございます。

大宮アルディージャ　０　－　１　サンフレッチェ広島
(広島)佐藤寿
東の誠一郎と時同じくしまして、『西の寿人』もまた大活躍したそうにございます。

アビスパ福岡　１　－　２　川崎フロンターレ
(福岡)金古　　（川崎）我那覇２
琉球最強の浪人として知られる我那覇和樹殿、この戦でも獅子奮迅の働きを見せ、日の本に我那覇ありを大いに知らしめたのでございます。

清水エスパルス　１　－　０　セレッソ大阪
(清水)マルキーニョス
大阪桜家・敗退に次ぐ敗退にお家存亡の危機に陥ってございます。

ヴァンフォーレ甲府　１　－　３　ＦＣ東京
(甲府)宇留野　　（Ｆ東京）川口、ルーカス２
「攻激・攻劇・攻撃」を旗印とする婆沙羅大名東京軍。甲府軍の「風林火山」を見事退けたそうにございます。

京都パープルサンガ　１　－　１　アルビレックス新潟
(京都)パウリーニョ　(新潟)シルビーニョ
両軍とも南蛮人の活躍が目立ったようにございます。

名古屋グランパスエイト　１　－　１　横浜Ｆ・マリノス
(名古屋)古賀　　(横浜)マグロン
戦国の豪商尾張豊田家と相模水軍の対戦、両軍互角のまま軍を退けたそうにございます。

レッズ、ガンバ、アントラーズ、マリノス、ヴァンフォーレ、アルビレックス、ジュビロ…
…何気にチームの個性が固まってきました(笑)
首位のフロンターレがまだですか。