サンクチュアリ

美味しい物・綺麗なもの・楽しい事

春の気まぐれ旅行 その8 ( 「日御碕神社」とウミネコの島「経島」 )

2016-05-16 11:54:36 | 不思議紀行
 稲佐の浜で夕陽を見た私たちは、急いで日御碕に向かいました。
     

『 日御碕神社

 下の本社(日沈の宮)は村上天皇天暦2年、勅命により天照大御神が祀られ、上の本社(神の宮)は安寧天皇13年、勅命により素盞嗚尊が祀られ、総称して日御碕大神宮とされた。上世以来二十数回の造営すべてが勅命か、将軍命によるものであることからも、御神威の一端がうかがわれる。現在の社殿は、日沈の宮、神の宮ともに徳川三代将軍家光公の命で、日光東照宮建立の翌年、寛永14年より幕府直轄工事として着工され、7年の歳月をかけて竣工。桃山時代の面影を残す精巧な権現造りで、両本殿内部の天井四壁の絵は狩野、土佐両派の画匠による豪壮な趣きのもの。昭和28年、国指定重要文化財とされた。』(山陰遊悠絵図より)


     
     海の近くの建つ「日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)」

      

      
     神門内の木製の狛犬 両方とも角付きで逞しい。傷みが激しいのが残念。

 木製で狛犬を作るときには、金具でこんな風に留めるのかと・・・。作られた当時は、金具が見えないように何か塗られていたのかもしれません。

     
     天照大神とその息子達である五神を祀る下ノ本社「日沈宮」

          
          素盞嗚尊とその娘達である三女神を祀る上ノ本社「神の宮」は、神門と回廊で結ばれています

     
     朱色も鮮やかな下ノ本社「日沈宮」拝殿

          
          階段を上がると上ノ本社「神の宮」

          
          上ノ本社「神の宮」本殿

     
     上ノ本社「神の宮」(高台)から下ノ本社「日沈宮」拝殿・本殿を望む

 木々の間から差し込む夕日が、造りの美しさを際立たせていました。

          
          先程の見た下ノ本社「日沈宮」から上ノ本社「神の宮」拝殿・本殿を望む

 両方ともとても美しい神社です。天照大神と素盞嗚尊は、姉と弟ですので、姉より弟のほうが上(高台)に建ち、弟より姉のほうが大きく立派なお社という何ともどちらにも敬意を示した造りに(本来の意味合いとかはわからなのですが・・・。)妙に感心した私でした。

     
     港に向かって建つ鳥居

 そして港からたくさんの「ウミネコ」たちが暮す経島(ふみしま)を見ました。
『 日御碕の西に浮かぶ「経島(ふみしま)」は、出雲風土記にも登場する伝説の孤島。白い石灰質の柱状節理が積み重なったような姿が、経典を重ねたように見えることから、この名前が付いたと言われる国の天然記念物です。
この島で有名なのが、11月になると北方から飛来する「ウミネコ」の繁殖地であること。現在では数千羽のウミネコが集まり、巣作りと子育てを得て、7月頃に飛び立つまで、この場所で群れをなして生活しています。』(神々のふるさと山陰より)


     
     ウミネコたちのどこか寂し気な声に包まれて、日が沈んでいきます。

     
     鳥居も小さなお社もウミネコたちに占拠されています。

     
     石積みの灯台としては日本一という「日御碕灯台」に向かいますが・・・。

     
     夕闇が迫ってきそうだったので、断念しました・・・。



  神社紹介   日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)  島根県出雲市大社町日御碕 455
                              ☎ 0853-54-5261

                                                    つづく


最新の画像もっと見る

コメントを投稿