「○○をありがとう。」
○○には「感動」がよく入るけど、「元気」とか「勇気」なんて応用も見たことがある。
この言葉、私は絶対に使わない。(母親は自身のブログでよく使うらしい。)
なぜダメかっていうと、この言葉、日本語として?と思うし、まだ新しい表現だと思う。
長野オリンピックのジャンプで日本選手が活躍した時にやたらに耳にして違和感を覚えた記憶がある。
おそらく、この近辺でメジャーになった言葉と思われる。
ついこの前まで、スカートの下にジーンズ(又は、スパッツ)をはいている若い女子がどうしても理解できなかったが、個人的にはこの感覚と非常に似ている。
ただ、スカート+ジーンズと大きく違う点がある。
「スカート+ジーンズ」はおばさんの市民権を得ていないが、「○○をありがとう」はおばさんが好んで使うような気がする。
ま、おばさんウケに関しては本題と外れたが、そう思う。
理由はまだある。
「素敵なプレゼントをありがとう。」などの有形の名詞なら良いが、「感動」などの抽象概念を表す名詞には付属する言葉がないと、抽象的過ぎて雑な表現のように私には感じられる。
もうひとつ。
「○○をありがとう」と思ったことがない。
「すっげ~!」とか、「感動して泣けた~!」とか、「カッコい~!」の後に、私の場合どう考えても「ありがとう」が付かない。
もし、親友がオリンピックで優勝して私まで感動して泣いても、「ありがとう」は出てこないと思う。
ただ、○○にマイナスな言葉が入ることが無いので聞いてきて感じが悪い表現ではない。
どちらかというと、ソレを批判する方が感じが悪いという自覚症状がある。
ついては、他人が使う分には一切批判しないことにした。