ーフランケンウィニーーFRANKENWEENIE
2012年 アメリカ
ティム・バートン監督 キャサリン・オハラ(スーザン・フランケンシュタイン/体育の先生/フシギちゃん)マーティン・ショート(トシアキ/ブルゲマイスター町長/ボブ)マーティン・ランドー(ジクルスキ先生)チャーリー・ターハン(ヴィクター・フランケンシュタイン)アッティカス・シェイファー(エドガー)ウィノナ・ライダー(エルザ・ヴァン・ヘルシング)
【解説】
『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートンが1984年に発表した短編を、ストップモーションアニメーションによる長編へと再生させたファンタジー。愛犬を亡くした孤独な少年が、その蘇生に挑んだことから巻き起こる騒動と冒険の行方を映し出す。『シザーハンズ』から約22年ぶりにバートン監督とタッグを組んだ、ウィノナ・ライダーが声の出演を果たしている。『ティム・バートンのコープス・ブライド』でも披露された、バートン監督ならではのダークで温かな味わいのストップ・モーションを駆使したビジュアルに目を見張る。
【あらすじ】
大好きな科学に夢中になるあまり、友達が一人もできない少年ヴィクター。そんな彼を両親は心配していたが、ヴィクターは愛犬スパーキーを相棒にして楽しい毎日を送っていた。しかし、思いも寄らぬ事故が起きて、スパーキーは天国へと旅立ってしまう。深い悲しみに沈んでいたヴィクターだったが、次第にスパーキーをよみがえらせたいという強い気持ちを抱くように。少しばかり危険な科学な知識を駆使してスパーキー蘇生に成功するが、その姿はつぎはぎだらけで、まるでフランケンシュタインのようだった……。(シネマトゥデイ)
【感想】
私も犬を飼っているし、子供の時の犬との思い出とかある人にはたまらないアニメです。
主人公のヴィクター少年って、たぶんティム・バートンの少年時代だし、こんなふうな子供だったんだろうなあと、にんまりします。
このアニメは、1984年に実写で撮影した短編を作り直したものだそうです。
ティム監督お得意のストップモーションアニメ。
初の白黒3Dだそうで、私も夫と3Dで見ました。
ヴィクターがお父さんとお母さんに見せている自作の映画。
愛犬スパーキーが活躍して悪い怪獣をやっつけます。
フィルムは焼き切れて、大急ぎで編集。
こんなところにも、映画大好き人間のティム・バートン魂が生きています。
ヴィクターの住んでいるところは、まるで「シザーハンズ」の町のよう。
同じようなお家が整然と並んでいる郊外型のニュータウン。
シザーハンズではお城があった高台が墓地になっています。
ある日、交通事故で大好きなスパーキーが死んでしまった。
動物霊園に丁重に葬った。
それでも、ヴィクターは悲しみに包まれていて、両親の慰めも何の役にも立ちません。
理科の先生が、動物の筋肉は電気ショックで動くとおっしゃいました。
ヴィクターは、思いついた!!
この町は毎晩雷が落ちる町です。
ヴィクターは、墓場からスパーキーを掘り出して実験を始めました。
まるで、フランケンシュタイン博士のように。
結論から言うと、スパーキーは動き出します。
生き返ってはいないけど。
でも、スパーキーは平気。
だって、大好きなヴィクターと一緒だから。
このへんの犬の表情の表現が素晴らしいです。
犬のかわいらしさそのもの。
そうなのよねえ!
犬って、ほんとかわいい!!
でも、この秘密が友達にバレていろんなものを生き返らせたから、さあ、大変。
町は大騒ぎです。
いろんな仕掛けが詰まっていて、すごく面白い映画になっています。
悪者は出て来ないし、気持ち悪さも子供らしいおかしさで包んであります。
日本へのオマージュもあるんですよ。
楽しいです。
そして、感動のラスト。
ヴィクターがひとつ大人の階段を上がれた感じが、とても良かったです。
涙が出たんだけど、3D眼鏡がじゃまでした。
変にいじくり回さなかったところが良かったと思いました。
ティム監督の、子供の心をそのまま表現したところが、いい作品になったんだと思いました。
犬が大好きな人にはお薦めです。
あの両親の子供の扱い方はとても素敵だったし、理科の先生の発言も頷けたんですけどね。
そこで引っかかる人が多いと聞きました。
私は、あそこで死んでしまったら悲し過ぎると思いました。
映画のエンディングだから、生き返ってよかったと。
元気をもらって映画館を出ることができました。
だって、「生き返って!!」お祈りしたでしょう?
みんなの願いが叶ってよかったのよ。
エンディングは、、、 やっぱり幸せ!がいいかな、映画ですから。
やはりシザーハンズと街並み被りますよねぇ。
確かに監督の子供時代の純粋な感性が
うまく作品に現れていた気がします♪
ぜひ見に行ってください。
ウィークデイだったけど、第1週なのにがらがらでした。
寂しい。
ティム監督の世界観がよく表れていましたね。
すごく素直に見れました。
ラストは・・・いろんな見方が出来ると思うけど、フラン犬として蘇ったところがティムの遊び心溢れるホラーらしさだと私は捉えました~
お元気ですか?
okoさんも気に入った?
それはよかったわ~!!
ラストは、私はよかったなあ。
あそこで悲しくなりたくないものね。
もう、どっと涙でしたよ。
ペットを失った飼い主って、いつもいつまでもそう願っているものね。
よいお年をお迎えくださいね。
来年もよろしくお願いします☆