マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

MY HOUSE

2012-06-06 17:01:22 | 映画ー劇場鑑賞

MY HOUSE

2012年 日本

監督=堤幸彦 キャスト=いとうたかお 石田えり 村田勘 佃典彦 佃明彦 多田木亮佑 板尾創路 木村多江

 

【解説】

20世紀少年』シリーズなどの堤幸彦が監督を務め、坂口恭平の「TOKYO 0円ハウス 0円生活」「隅田川のエジソン」を基に描く衝撃の人間ドラマ。大都会で自由に生きるホームレスの人々と、エリート予備群の中学生とその極度に潔癖性の母親らの姿を対比させつつモノクロームの映像で描き出す。主人公にふんするのは、これまでに6枚のソロアルバムをリリースしているシンガーソングライターのいとうたかお。そのほか石田えりや板尾創路らが豪華共演を果たした問題作が突きつける現実の重みに心が揺らぐ。

 

【あらすじ】

鈴本さん(いとうたかお)と相棒のスミちゃん(石田えり)は、都会の公園の一角に組み立て式の家を建てて暮らしている。鈴本さんは自転車で収拾して回ったアルミ缶を現金に換え、生活に必要なものはすべて廃品で賄っていた。一方、成績優秀な中学生ショータ(村田勘)は、ほぼ0円で日々を過ごす彼らとは正反対の毎日を送っており……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

いとうたかおさんを昔から知っています。

みんなからペケって呼ばれています。

めちゃくちゃかっこいい風貌なのに、ギター1本で暗い歌を歌っていらっしゃる。

自分のスタイルにこだわり、自分のスタイルを貫いている人。

フォークシンガーとしてはね。

素顔は、お茶目なたかおさんです。

 

そのたかおさんが映画の主演と聞き、びっくりして見に行きました。

 

ストーリーはほとんどありません。

ホームレスで空き缶を集めて公園で暮している鈴本さん(いとうたかお)と相棒のスミちゃん(石田えり)の生活。

一方で描かれるのが、エリート医師の妻(木村多江)。

ほとんどずっと掃除しています。

その長男で中学生のショータ(村田勘)は、エリートを目指してストイックに勉強中です。

 

この人たちで、なにがわかるのか?

ちょっと、典型的と言うか、ありふれているというか、一面的だなあ。

ホームレスが理想で、エリート医師の家庭が不幸ということもないでしょう。

鈴木さんと妻の間にどんな交流があったのか、語られなかったしね。

 

鈴木さんが、ラブホテルの社長(板尾創路)に、営業しているシーンはよかったなあ。

リアルでした。

 

でも、起こる事件もありがちというか、やっぱりーという感じでした。

 

せっかくたかおさんを起用して、たかおさんが生きていない気がしました。

彼には、肉体労働の人たちを歌ったいい曲もあるのですよ。

挿入歌としても、ちょっと使ってみようとは、思わなかったのかなあ。

石田えりが歌うより、良かったと思うけど。

 

♪明日の朝の一番列車で~♪

スミちゃんを抱きしめているときに、ちらっと歌ってもいい感じだったのになあ。

 

でも、とてもスクリーン映えしていたから、これから映画人となっていかれるかも…!!

ポスターも彼の顔のアップだもの。

 



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゆっくり、そして、過ぎ去っていく。 (あがった)
2012-06-07 00:16:50
あの白のダウンジャケット姿に、既視感有り。
って、考えていたら、最初の監督のオファーの際には、
名古屋の高田渡を探してたそうな。
高田渡はいないけれど、弟子ならここにいる、と快諾。

まさじさんのムーンライトマジックでのご本人談。

でもこの映画って、どう考えっても
いとうたかのお「SLOW AND THROUGH」と瓜二つ。
そんなことを細々と再開した私のブログに書いてみました。
「立て板に水の泡」なんてふざけたタイトルで、申し訳なく。
返信する
もひとつ。 (あがった)
2012-06-07 00:42:04
ジョニー吉長さんがお亡くなりになりましたねぇ。

ご本人のドラムにはご縁がなかったのですが、
金子マリさんはねぇ、勿論の大ファン。
春一番でも、四人で住んでますというご報告、
忘れられません。

ご冥福とマリさんの末永くを思います。
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あがったさんへ (マダムよう)
2012-06-07 10:41:24
コメントありがとうございます。
あがったさんのブログ読みたいわ。
どうやって検索したらいいの?

ジョニー吉長さん、びっくりしました。
私もマリさんのあの報告、嬉しく聞いたもの。

森園さんの容態はどうなのかしら?
マリさん、お辛いでしょうね。
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そうか。 (あがった)
2012-06-07 23:19:52
森園さんもご病気だったか。

今年の春一番でも、金子マリさんを見損ねて、
ほんと、残念無念だったし。
そうそう、小林政広監督の『ギリギリの女たち』7月28日からだった。シネ・リーブル。

エンディングは監督が唄ってるみたい。
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あがったさんへ (マダムよう)
2012-06-08 09:01:13
「ギリギリの女たち」みたいわ。
「ハルとの旅」見たよ。

「ムーンライトマジック」で小林監督の話も聞きました。
楽しみです。
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