片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

システムイニシアティブ2011Summerより

2011年07月29日 | Weblog
日経BP主催のシステムイニシアティブ2011Summer

なるほどと思ったお話。

1.ベンダーに投げてもできなかった。
 非常に複雑な業務で、ベンダーにいくら説明しても、なかなか理解してくれないので、自分でやるしかなかった。
そうなんです、仕事は各社千差万別、しかも長い歴史の中で研ぎ澄まされてます。それをシステム化するのです。第三者のSIベンダーが簡単に理解できるはずもありません。むしろ仕事を知っている社員がコンピュータを覚えて自分でやったほうがよほど早くできるのです。

2.自作のほうがずっと安上がりだ。
 ベンダーに見積もってもらったら5億円、自分で勉強してやったら1.5億円。
そうなんです。ベンダーは、対象業務を実際にしたことがないので、言われたことを全部きちんと作ろうとします。その結果、機能は満たしているが、いかにも使いにくいシステムが出来上がります。丸投げすると、高くて使いにくいシステムができあがるのは当然でです。

3.変わるものは自作、変わらないものはアウトソーシングやパッケージ。
 会計のように変わらないものはパッケージでよいが、計画業務や、営業支援系は自作すべきだという意見でした。納得。

4.本当に欲しいものは自作する。
 使いにくいシステムのために、ビジネスそのものが遅延したり、気持ちがいらいらしたりしたのでは、何をかいわんやです。

5.ユーザ企業とソフト会社で人事交流があったらいい。
 顧客のシステムばかり作ってきた人が社員としてユーザ企業に入ることは大変意味があると思います。つまりベンダーの立場もわかり、ユーザの悩みもしっかり把握できますね。良い仕事ができるでしょう。

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